2020年通信簿 65 古谷拓郎

65 古谷拓郎 投手 20歳 年俸460万円

【2020年成績】 2試合 0勝1敗0S 防御率4.26 6回1/3 6被安打 1被本塁打 7与四球 1与死球 7奪三振 被打率.273

一軍の数字だけを切り出してみればパッとしないところはありますが、これがドラフト6巡目の高卒二年目となれば話は変わってくるでしょう。
契約会見では二木、種市に続く三年目の来季に飛躍を誓った古谷はその二木らも同じ巡目で二年目にプロ初登板、そして三年目にプロ初勝利でチームの顔として駆け上がっていきましたから手本にも目標にもなる先輩が身近にいるのはこれ以上に無い環境でなわけで、奇しくも入団時の背番号が並びでもあります。
そうなれば二木の7勝、種市の8勝に近いところの数字を残せれば背番号21が見えてくるかもしれず、その若い力の躍進に期待をしています。

地元出身エースを目指して

鎌ケ谷出身の古谷は球団としては地元の意識は強いかもしれませんが現場にそれがあるとも思えず、しかし昨季のルーキーイヤーから重用されてきました。
今季も国際交流試合の初戦に先発をすると二軍の開幕戦でも先発、今秋のフェニックスリーグでも開幕投手とその期待感が半端ありません。
7月に腰痛での離脱がありましたが二軍では2点台の防御率でその期待に応えての10月上旬の一軍昇格ではいきなりプロ初先発、にもそれが見て取れました。
そこから3試合連続の雨による中止で雨古谷(降ルヤ)などというニックネームまで頂戴をしましたが予告先発が始まってからのこれはおそらく史上初ではないかと、中継ぎでの3回1失点デビューを経ての念願の初先発は4回途中でKOされてしまいましたが確かな手応えはあったはずです。
その一軍で投じた最速152キロのストレートはプロ入り後にスピードアップした新しいロッテの路線に乗ったのはこれも二木や種市を想像させるに充分すぎるもので、カットボールのように見えたものがスライダーでなければその他はチェンジアップ、カーブと昨今では珍しくそのスライダーやフォークを投げない組み立てが新鮮ではあり、高校のときは投げていたはずなので僅か2試合ながらも100球以上も投げてのものですから隠していたわけでもないと思われます。
そのあたりが気になりますし140キロ台後半を連発しながらも抑えが利かないところは昨季、今季と二軍ではコントロールに苦しんでいたわけではないのでそこは緊張によるものだろうと、どこかその長い手足と立ち姿が小林宏を思い出させる古谷には今季の3勝指令を上回る白星で種市からスーツをゲットしましょう。

2019年通信簿

【オリオン村査定】 460万円 → 600万円 (△30%)

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