予報が悪かったですしそのとおりに降りましたし、辛うじて5桁には届いたものの上限にはほど遠いスタンドは見るからに寒そうで、しかし昨日の勝利で強気になったのか明日の二階席B指定は週初の3900円から4400円に値上がりをして、今日に始まったTEAM26の先行販売でもVS席で12300円にはビックリ仰天です。
しかし試合は営業部隊の熱気に冷や水を浴びせるようなまさにお寒い展開でこのカードでの首位奪還を逃し、挑戦権を保持するにはもう負けられません。
ここのところは非科学的な相性頼みになっていますが昨季と今季で6勝1敗、防御率2.19の美馬には7回2失点で、打線には4点ぐらいは援護してもらいましょう。
交代が遅れた
中村稔が自己最短でのKOは3回途中で8安打2四球での6失点、コントロールがばらけすぎてどうにもなりませんでした。
ストレートが高めに浮くのは亜細亜ボールが低めに決まればそれはそれでアクセントになりますので悪くもないですが、しかしその亜細亜ボールだけではなく低めがことごとくゾーンを外れて立ち上がりこそ振ってもらえましたが途中から見逃されるようになれば苦し紛れを痛打されての撃沈です。
難しかったのは継投のタイミングで先発を早々と代えればしわ寄せがこの試合だけに収まらない可能性がありますのでできるだけ引っ張りたいのも分からないでもないですが、球威でごまかしが利くタイプではないだけに松田宣、遅くても甲斐の四球のところがそれだったようにも思います。
当然に迷ったでしょうが川瀬、周東と次が左打者だったことも続投とした理由の一つかもしれず、あるいは乗り越えさせることで次の一歩とさせたかった吉井コーチの親心だったのか、いずれにしてもその判断が裏目に出て追い上げムードに水を差してしまいました。
打球感の鈍りなのか前に出るかどうかが中途半端で後ろに逸らした荻野、盗塁の際の捕球を豪快にスルーした中村奨と前日とは打って変わって守りのミスがことごとく失点に繋がったのも痛く、これはいつかは出さなければならない溜まっていた膿を一気に処置したとでもしておきます。
マーティン神話が終わる
打線は先制をされた直後に3連打などで1点差に迫り、引き離されても久々のマーティンの一発で追いすがりましたが、その後が続きませんでした。
七回に久々のチャンスも嘉弥真にひねられて、終わってみれば代打の代打清田で勝負をかけてもよかったような、悔いが残るとすればそれぐらいです。
それほどに打線についてはほとんど見るところが無く、井上のベクトルが引き続きいい方向に向いていること、打てないなら打てないなりに四球を選んだ安田、そして期待に反して足を活かせていない福田秀、荻野の途中交代に三木にはまた打席無し、いくつか単語を並べれば足りる試合でした。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
ソフトバンク | 0 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 7 | 11 | 1 |
千葉ロッテ | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 2 |
◆9月26日(土) 千葉ロッテ−ソフトバンク14回戦(ロッテ9勝4敗1分、14時、ZOZOマリン、10,253人)
▽勝 東浜 13試合5勝1敗
▽敗 中村稔 12試合2勝4敗
▽本塁打 マーティン23号(東浜)
▽バッテリー
千葉ロッテ 中村稔、東妻、小野、東條、陳冠宇、山本—柿沼、佐藤
ソフトバンク 東浜、高橋礼、嘉弥真、モイネロ、森—甲斐