山口スゲー

この日は途中出場だった山口がまた叩き込みました。
これで5試合4発はまだ投手の調整が早い時期ではあれその投げている投手のレベルが低いため額面どおりに受け取ってよいかは微妙ですがそれでも待望の和製大砲、体制も変わって故障以外でベンチを温めることもないでしょうからここまで打ち続けるとさすがに「シーズンに取っておけ」なんて思ってしまいます。
プロ未出場の3年目に四番を任されたり昨春も出足はよかったものの長続きせず開幕スタメンを逃した山口はよって油断もせず手も抜かない、とにかく気持ちの強さこそが持ち味だけにこのまま突っ走らせるのがいいのでしょう、シーズン中でも調子の上げ下げはあるのですから今からそれを気にしても仕方がありません。
そんなこんなでチームでは落合以来37年ぶりの本塁打王、そして和製30発への期待が否が応でも高まってそれが達せられたら落合の後継者としての背番号6を背負うなんてことにもなりそうな、自分的にはイチローが昇華させた番号ですしそもそも変更でろくなことになったケースが少なくないわけで51のままでいてもらいたく、そして本人はレジェンド福浦の9を希望しているようですが、どうあれ本人が言うように1年ではなく数年の活躍の後の議論であってもらいたいものです。

若き三銃士

そんな山口をライバル視するのは同期同い年の藤原、そして大砲としての期待を担う安田です。
いきなりの先頭打者アーチはランニングという珍しい藤原は「一番ライバル意識が強い」とそれを隠さないのがいい、一方で安田は「山口がもう4発も打ってるので何とか1本とは思ってました。1本出てホッとしてます」とあまり前に出ない性格が出ていて藤原とは好対照だったりもします。
藤原は一昨年にかっ飛ばした山口がベンチに戻ってきたときに「せっかく追い付いたのに」とばかりに左手を開いて右手人差し指なんてポーズを見せるなどずっとそのライバル心を燃えたぎらせているようで、山口に対してドラ1のプライドもあるのでしょう。
吉井監督はまず率で長打はそのうち出るだろというスタンスのようですが、我関せずと勝ち気なその性格を上手く御してくれればと思います。
安田に対しては逆に大丈夫かよと心配になる煽りがどういった結果をもたらすか、この年齢の近い若き三銃士が打線の浮沈のカギを握ります。
狂い咲きの打線はそれこそシーズンに取っておけの16安打は三銃士に加えて西川と山本のさらに若い世代と茶谷がマルチ、もうわくわく感しかありません。
山本はそろそろ一発が欲しいですし西川もそう、その関門をクリアできれば三銃士からゴレンジャーに、ポジションが足りないなんて懊悩をしてみたくあります。
ちょっと上の世代の茶谷は打撃好調で3安打猛打賞はしかしまたしても守備でやらかして牽制死もあって、なかなか結果の出ないこれまた同期同い年の平沢を尻目にせっかくいい感じで振れているのに違うところが足を引っ張るなんてのがもったいない、性格的に安田寄りなのかなぁ、ため息です。

四球が・・・

滑り出しは悪くなかった投手陣はここにきて無駄、とは外から見てのものですがそんな四球が増え始めて急ブレーキです。
3回5安打4失点の種市は6つの三振を奪うも立ち上がりの2四球が失点に繋がって、その2四球のサンタナとオスナという重量どころにダブルスチールを食らったのは余裕が無かったのか松川の油断か記事によるとサンタナが上手かったようですがそれにしたって、今日の種市を象徴したプレーにも思えます。
東妻もお約束の四球で失点して横山もそう、四球の後の長打で失点という分かりやすいパターンすぎて黒木コーチは涙ちょちょぎれでしょう。
その四球や打たれたのは種市が反省していたように全体的に高め、と言うよりは上ずるボールが多いのが気になって、種市がではなく全体的に、それが強いボールで高めで仕留める意図であればよいですがただ浮いているだけとしか思えず上体でコントロールしようとしていなければいいのですが、故障の原因にもなります。
とりあず元山とリーグが違ってよかった、高野に種市で坂本とくればどんな御用達だよ、この情けなさは交流戦でリベンジするしかありません。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 0 1 0 0 1 2 1 2 8 16 1
ヤクルト 2 1 1 0 2 1 2 0 X 9 12 1

◆2月19日(日) ヤクルト−千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、12時30分、浦添、不明)
▽勝 市川 2試合1勝
▽S 長谷川 2試合1S
▽敗 種市 1試合1敗
▽本塁打 藤原1号(竹山)、元山2号(種市)、3号(坂本)、オスナ1号(種市)、安田1号(尾仲)、武岡1号(横山)、山口4号(尾仲)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、東妻、坂本、横山、中森—松川、佐藤都
ヤクルト 竹山、市川、尾仲、長谷川—松本直、内山

© 2007 オリオン村