先発を一回飛ばしながらも、佐々木がチーム勝ち頭の5勝目です。
久しぶりに見たファーストへの剛スローイングを小川がギリギリで捕ってしかし倒れている間に二塁走者がホームイン、はバッテリーミスで出した走者でどの切り口でも自滅な失点のみの6回3安打9奪三振、広島打線も交流戦で下から数えた方が早い状態ではあれ力を見せ付けました。
その奪三振は1つがスライダーで他はフォークと全て変化球だったのはストレートを見せ球に、逆に言えば見せ球にしかできなかったのかもしれない150キロ台後半はどこか長いイニングを投げるのが目的に思えた春先みたいではあって、しかしその長いイニングも投げられない6回90球での降板です。
そもそもの恒例の中休みは「トレーナーと首脳陣の判断」「僕は投げるつもりでいました」とのことで、であれば今日も七回続投を主張したのか、それについては吉井監督が「迷うところだったんで、だったら変えようと」とコメントして、いつも佐々木に厳しい西本は「メジャーに行くための準備をしているように思えてしまう」と、佐々木はもちろんのこと球団、現場が背中を押しているように見えるのも仕方がないでしょう。
頑なで翻意しそうもないのであれば渡米後の関係を維持して、ダルビッシュの日米通算200勝記念グッズを日本ハムが発売しているように、そんな感じです。
接待リレー
そして継投も鈴木、益田の二枚を使う接待リレーです。
これ、明日のメルセデスでリードしての締めはどうするんだろう、益田の連投は考えづらくチーム最多登板の鈴木の連投なのか、気になります。
ともあれ益田が小林雅に並ぶ球団最多の227セーブで小林雅は巨人で1つ稼いでいてあと1つでそれにも並ぶ、節目へのカウントダウンは23となりました。
珍しくも三者凡退で別のカウントダウンが始まっているような気がしないでもないですが、佐々木の締めを大過なく終えてとりあえずはよしでしょう。
左に佐藤
佐々木の失点がエラーなら引っくり返したのもエラー、しょーもない試合ではありました。
どこかで見たような体の横で捕り損ねた羽月は基本はセカンドの選手っぽく鳥谷や藤岡もそうでしたし、二遊間の選手がサードってのは簡単そうで実はそうでもない、守備の負担を軽くして打撃に期待なんてのが最初からボタンを掛け違えているようにも思えてしまいます。
さておき左5枚の徹底に佐藤が3安打猛打賞と昨季ほどではありませんが左腕に強いところを見せて、今日は佐々木のフォークに苦労しましたがキャッチングもまずまずになりつつあり出ずっぱりにしない理由が無い、メルセデスとのコンビも防御率0点台でこれまた外す理由はありません。
小川はちょっとお疲れか藤岡が二軍で復帰してヒットを重ねているため来週には戻ってきそう、明日はまだいけるという印象付けの打席が欲しいです。
楽しみだぁぁぁ
打っているというところでは石川慎も3割5分台とポランコを守らせるのであれば石川慎だって、怖いは怖いですが二軍に置いておくのはもったいないです。
もっとも昨日に打たれはしましたがロングで貢献してきた中村稔を抹消して二保を残す吉井監督だけに、常人には思いもよらぬ考えがあるのでしょう。
幕張に戻ってどういう公示を出してくれるか楽しみ、石川歩も8安打を浴びて2失点ながらも5回70球と着々と二桁に向かって歩んでいます。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 | 1 |
広島 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 2 |
◆6月8日(土) 広島−千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、14時1分、マツダ、31,706人)
▽勝 佐々木 9試合5勝2敗
▽S 益田 17試合1勝2敗9S
▽敗 玉村 3試合2敗
▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、坂本、鈴木、益田—佐藤
広島 玉村、森浦、ハーン、黒原、塹江—石原