もやもや吹っ切る勝利

昼過ぎに二軍戦のスタメンを見て公示が無いのを確信して、そして当の選手たちはもっと前にそれを知って絶望したことでしょう。
昨晩までは何も無く朝に一斉に報じられましたので井口監督がいつその方針を明かしたのかが気になりますがどうやら週末に佐々木朗の一軍デビューが決定的のようでそこまで枠を空けておくのか、福岡での2試合だけでも戦力を厚くしておくという発想はありませんでした。
佐々木朗を旬のうちに起用するという判断に異論はありませんがそれで押し出されるのは誰になるのやら、明日は岩下が発表されましたのでそれが石川、美馬とも思えず鈴木となれば打線の援護の足りなさだけでなく登板機会まで奪われて新人王争いから脱落となってしまいそう、それとも順繰りで火曜日に投げさせるのか、これを嬉しい悩みと言うのであれば来季に復帰予定の種市、西野を皮算用して加藤だけではなく有吉や中村稔まで含めたトレードを希望します。
ちなみにグラシアルの骨折離脱でバレンティンの昇格を問われた工藤監督は「今、その話にはなってない。そういう(欠場している)選手をパッと上げたら『エッ?』となっちゃうじゃないですか。ちゃんと問題がなくなって(二軍の)試合で結果が出れば考えるということだと思います」と至極真っ当、結果が出ていないのに「調子がいいと聞いている」とパッと上げた誰かさんとは大違いで、正しいマネジメントがされているからこその層の厚さなのでしょう。

鷹恐怖症終止符と鷹キラー復活へ

そんなもやもやから始まった試合は先制から立て続けの追加点、中押しといい流れだったものが六回の無死二塁、八回の3四球、九回の一死二塁のダメ押し機を逃してしまい、逆にいいペースだった二木が六回に29球も投げての降板にハーマン、唐川がピシャリとは抑えられず、そして対ソフトバンクに3敗の益田が先頭打者の出塁に盗塁を許してショートに鋭いライナーにはちょびっと寿命が縮んで、超絶でもありませんがエチェバリアがいい反応で救ってくれました。
内容はどうあれ2試合続けてソフトバンク戦でのセーブですので益田には鷹恐怖症に終止符として欲しい、いつの間にやらリーグトップの9セーブです。
さて二木、六回での降板は不本意だったでしょうが、初回を井上の好守もあって無失点で終えると五回までは140キロ前後ながらもそれ以上に見えるストレートと今日はフォークよりもスライダーを上手く制御できていて、三打席目はヒヤリとしましたが柳田へはいつもの内攻めでしっかり封じたのもよかったです。
前回にやられた今宮は抑えましたが周東に走られまくるなどかき回されたのが次回の課題ですが、この勝利でまた鷹キラー復活といきましょう。

幕張すしサイコー!

打線は敵地でそれを言うか、のレアードの二打席連発が効果的でした。
暫くアーチとはご無沙汰でしたが今月に入ってからはGWにほぼ一ヶ月ぶりに放り込んでの今日の二発で乗ってくれればと、スタメンから外されたり慣れないDHで大変でしょうが六番ぐらいにレアードがいると相手バッテリーへのプレッシャーがかなり大きくなりますので、今日は柿沼がわざわざマスクを外して食べたのはあれこれ突っ込まれそうですが、握ってくれるのを待っているのはファンだけではありません。
そのレアードの一打席目もそうでしたが、初回に安田がスリーボールから10試合ぶりで今月初打点の先制タイムリーを放ったのが喜ばしいです。
ボールをしっかり見ようとする姿勢もいいですが四番は繋ぐのではなく決めるのが仕事ですので、これからもそれでお願いします。
そして江村は周東には手も足も出ませんでしたが甲斐を刺してのガッツボーズは前の試合で打たれたハーマンにぞわぞわしていたのでこちらもガッツポーズ、打てそうな気配はありませんがバントはしっかり決めて貴重な追加点をアシストし、リードでもゾーンを広く使えていました。
今季は吉田が打撃好調で開幕一軍を掴んだことで二軍スタートとなりましたが、佐藤都の打撃不調と田村の故障で巡ってきたチャンスを逃す手はありません。

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◆5月11日(火) ソフトバンク−千葉ロッテ7回戦(ソフトバンク4勝3敗、18時、PayPayドーム、8,513人)
▽勝 二木 6試合2勝2敗
▽S 益田 18試合3敗9S
▽敗 武田 5試合2勝2敗
▽本塁打 レアード4号(武田)、5号(武田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、ハーマン、唐川、益田—江村、柿沼
ソフトバンク 武田、杉山、スチュワート—甲斐

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