おかえりなさい!澤村

拍子抜けするぐらいにあっさりと決まりました。
こうなってみると吉井監督同席の会見は準備万端すぎて未明の報道は明確なリークではなくてもおそらくは担当者ベースなどで事前に球団からもたらされてのものではないかと、ネットでの初報が10時過ぎだった機関紙は大丈夫か、ここのところ出遅れが目立つような気がして両者の関係が気になったりもします。
それはさておき会見での言葉を信ずればロッテから話があったのは22日でそれ以前は無かったとのこと、正式には、ということで内々の打診のようなものはあったのではないかと思いますがどうなんだろう、どうあれそこで補強の打ち止め、最後のピースとしての動きだったのでしょう。
球団としては2年前のときのようにギリギリまで待つ覚悟はあったでしょうし、このタイミングで答えをもらえたのは望外だったかもしれません。

思い出は・・・

さて澤村、来季への期待はうなぎのぼりですが一歩引いて醒めている自分がいたりもします。
あるいは期待を裏切られたときの予防線、とはロッテファンとして培ってきた自己防衛本能と言えなくもありません。
それはあまりに2020年の1.71という防御率が凄まじかったためで、このレベルで待ち受けるとさすがに澤村には酷だと思っています。
やはり1.44と澤村並みに大活躍だった国吉の今季の躓きほどにはならないにしても来季に35歳、当然に人として抗えない衰えがあります。
メジャーで49試合、防御率3.73で34歳の助っ人と考えれば年齢がちょっと気にはなっても「スゲーのが来た」となったかもしれませんが、そもそものピッチングにしても伝えているのが出遅れの機関紙なのが意味深ではあれほんの半月前に額面どおりではないと指摘されていました。
何より美しい思い出は思い出のままに残して置いた方がよい、これも自己防衛本能の一種ですが、それを汚したくないふわっとした不安だったりもします。

それでも期待する

澤村がメジャー契約をあきらめてロッテを選んだのは声をかけたのがロッテだけ、なんてのは言わない約束で会見でも口にしたように「義理」もあるでしょうし、やはりいい思い出と言いますか巨人とは違ってやりやすかったという経験則によるところが大きかったのだと考えます。
吉井監督と年一回は食事をしていた、は意外でしたが「吉井監督だから」とは結果的に前監督をディスっている形にもなりかねない際どいワードですがそこは置いておいて、在籍中の教えすぎずにしかし必要なときの的確なアドバイスという吉井コーチのスタンスが理由にもなったようです。
前回はそこそこさっぱりとしていましたがメジャーのときほどにワイルドではないにしても長髪を後ろで束ねてそれが許されるチーム環境で力を発揮できるのであればよし、巨人ファンが「信じられない」とロッテのお菓子を手にポーズを取ったその姿もあるいは巨人では抑圧されていた本来のキャラなのかもしれません。
とにもかくにもカスティーヨがメジャーで背負った54ではなく41になったことで澤村があるとすればそれだろうと、そしてそのとおりになったのにどこも黒木コーチと絡めて報じていないのが不満ですが魂のエースを引き継いでさらに昇華させる澤村を期待しましょう。

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