ヒットを打った!点を取った!相手を上回る二桁安打だ!でも試合には負けました。
記録大好きニッカンによれば新人監督の開幕3連敗は山本功監督以来の24年ぶりとのこと、24イニング目の今季初得点は結果的にその前触れみたいなものです。
連続の完封負けもしんどかったですがオスナにセーブを献上する逃げ切られ負けはもっとしんどい、見事なまでの惨劇の週末となりました。
四番は死番
二桁安打でこれで打線が持ち直す、とは思えないのが正直なところで、その打線の幹となる四番が日替わりの迷走です。
しかも井上、ポランコと初代、二代がスタメン落ちで三代はプレシーズンでもあったっけ、の中村奨となれば角中の五番や荻野を核弾頭から三番に動かすなども臨機応変と言えば聞こえはいいですが実態はここまで何を考えてやってきたのか、そう指摘されても仕方ない腰の据わらなさでしょう。
そしてその四番がまたしても働かずにむしろ足を引っ張って、四番ではなく死番となってしまっています。
それでも代打の一番手は井上に固執してたらればではありますが先に茶谷を出していれば追い付けていてその後にどういった展開になったか、この時点で「あと1点まで迫った」との思いよりも「競り負けてモイネロ、オスナにしてやられる」と思ってしまった自分だったりもします。
いいとこ探しをすれば大型扇風機と化していた山口にようやくヒット、タイムリーが出て友杉は内野安打でプロ初ヒット、系統としては近藤顔の友杉には近藤のようなしぶといバッティングができるようになってくれよと、地元開幕では四代四番は角中なのか、あとは藤原のマルチぐらいしか折る指はありません。
それにしても足でしてやられた感の強かったこの週末は今日も走られまくってそれは守りでもそう、山口のあの打球が抜けなかったのが象徴的でもありました。
そして最後はいつもの気のないスイングのポランコが空を切っての締めくくり、佐々木千をさくっと落としたのであればオープン戦からずっとこんな調子の空振りを繰り返しているわけでこちらも落として今日に二軍で爆発の山本を呼びましょう、いっそのこと四番を任せたってよいです。
狙われてね?
美馬は突発性炎上症候群を発症して4回6安打4失点、小島や種市ほどに気の毒とは思えないピッチングでした。
ただ見ているほどに打たれたのがやや意外と言いますか高めに浮いたボールもありましたが甲斐、近藤には上手く拾われた、これまでもありましたが配球を読まれてピンポイントで狙われてんじゃね、なんて思ってしまうようなやられ方です。
それにしたって先発が五回も投げられないってのが開幕早々に続くのは球数が多いのはありますがどうなんだろう、このしわよせが次はリリーフ陣の崩壊ってシナリオを呼び寄せやしないかと次の地元カードでも坂本、中森の乱用があれば現実のものとなってしまいそうです。
きつい5失点目となった小野のそれは逆球でバウンドすればさすがに止めるのはきつい、田村は責められません。
坂本、中森に加えて西村の零封で新戦力が頑張っているのに現有戦力がピリッとしないのはこれまたプレシーズンと変わらず、投打ともにきっつい、既定路線となりつつある佐々木朗が6日なら中5日でメルセデスか西野が凌げるのか、澤村や益田が機能するのか、大型連敗への幕が開ける地元開幕で無いことを願いましょう。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | 0 |
ソフトバンク | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 5 | 9 | 0 |
◆4月2日(日) ソフトバンク−千葉ロッテ3回戦(ソフトバンク3勝、14時1分、PayPayドーム、38,499人)
▽勝 東浜 1試合1勝
▽S オスナ 2試合1S
▽敗 美馬 1試合1敗
▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、坂本、中森、小野、西村—松川、田村
ソフトバンク 東浜、嘉弥真、又吉、松本裕、津森、オスナ—甲斐