サード寺地

今日がロッテの鎌ケ谷での今季最終戦、つまりは自分にとって二軍戦の現地最後となりました。
秋の彼岸まであと一週間ちょっとなのにくっそ暑い、日焼けがきつくて肌が露出した箇所は真っ赤になって体全体が火照ってデーゲームは無理がありすぎます。
気分が悪くなって帰って冷水シャワーを浴びてごろっと転がって、目が覚めたら一軍戦もとっくに終わっていてそんなこんなでこんな時間です。
さておき今日はとにかく、何をおいてもサード寺地でしょう。
ここまではチームトップのマスクとDHでその他はファーストが1試合あるだけで、打撃を活かすために野手として試合に出るとすればファーストだろうと上田と同じく秋季キャンプで外野の練習もいいかなと、それだけに虚を突かれてスタンドもざわめいていました。
もっともU-18侍ジャパンでのそれで捕手以外であればファーストのイメージが強いのですが2年生の秋に捕手転向となる前はサードを守っていたらしく、つまりは付け焼き刃じゃない、上田の適性はサードよりファーストっぽいですし右左のバランスとしてもサード寺地はありです。
その守りは残念ながら打球が飛んでこず三遊間を破るヒットも無い、八回にやっと初の守備機会でややぎこちない捕球でしたがライン際からのノーバウンドスローはさすがに捕手な強肩でアピールポイントにもなりそう、今後にどういった判断が下されるか興味津々です。
ちなみに投手が投げるタイミングで宙に浮くのがルーティーンかもしれず別のイニングでもそうでしたし、この是非は分かりませんが躍動感はありました。

厳しい

サードにせよファーストにせよ守るとしても一時的であって基本は捕手の寺地であれば、厳しくなってくるのは柿沼です。
二軍では寺地、松川、植田に次ぐ四番手で誰か一人を表現はあれですが切るとなったときに一軍での実績の差で植田になるかもしれませんが、しかし何でもないファールフライを落球してスリーバントを失敗して、さりげなく2割6分台と打撃がいい感じですがああいったミスを連発しているようでは柿沼もヤバいです。
まだ線が細いですが今日のスタメンマスクは富山でキャッチングでミスりましたがヒットを打って、分母が小さいながらも12打数3安打と育成枠の下位指名ルーキーにしては頑張っていてさらにドラフトで捕手を獲ったらどうなるか、先行きが明るそうではありません。

月間MVP御礼で二発

前日は二発でしたが今日は山本が二発、上田が一発の三発でした。
寺地に続いて月間MVPを受賞した山本は一打席目の左中間も見事でしたが圧巻だったのは延長十回の勝ち越しアーチで、やや仰け反るようなスイングで詰まった打球かと思えばグングンと伸びてライトスタンドへ、このカードは2試合3発で20発にリーチです。
ロッテで20発って過去にいるのかな、安田が二年目に19号でタイトルを獲ったときに球団記録とかそういった話題になった記憶が無いのでいるかもしれず、それでも「大台」には乗せて欲しい、とは言え大阪は無理でしたが次の所沢で一軍に呼んでもらいたくあります。
3安打猛打賞だった上田は土壇場で同点アーチを叩き込んで、それでも200打席以上でやっと2本目、惚れ惚れする一発でしたが大砲タイプではないのかもしれずしぶとく二遊間を破った2安打こそが真骨頂か、背番号繋がりで大松を期待していますが方向性は一軍を主戦場の来季に見えてくるでしょう。

何のための二桁か

先発はふてぶて王子でした。
ストレートは140キロ台半ばで走りは悪くはなく、しかしそのストレートを捉えられて二発を浴びてヒットは被弾のみの3回2安打2失点です。
気になったのは30球程度で急にボールがばらけ始めたことでまるで握力が無くなったかのように、それが理由かは分かりませんが3イニングで交代でそもそも間隔も空けていて防御率は4点台で、菅野もそうですが一軍に呼ばれることは無さそうな、何のための二桁だったのか趣旨が判然としません。
可能性を残したのかもしれませんがこのあたりが支配下選手登録即一軍が多いソフトバンクとの大きな違いで、とりあえず期限がきたので上から埋めてみました的な、これでまた三桁に戻るオフになるとは思いませんが河村にとって来季がかなり重要なシーズンになりそうです。

やっと秋山

やっと秋山に巡り会いました。
これまで何度もそのチャンスがありながら雨で中止になるなど三年目のここまで実戦登板を見たことが無く、初のナマ秋山です。
残念ながらルーキーイヤーに好投が続いていたときとは違って成田化の状況を確認する意味合いになってしまいましたが、数字としては140キロ台前半で成田よりはよい、しかしそれで勝負ができるほどでもなく精緻なコントロールという感じでもなく、何が武器かがピンときませんでした。
それにしてはストレート中心の組み立てで2つの三振を奪ったチェンジアップが決め球なのか、ともあれ防御率5点台が現実です。

今さら・・・

申し訳ないですがこの時期になって土肥を投げさせる意味が分かりませんでした。
昨季だかに球速アップなんて記事で心躍りましたが気付けばまた140キロそこそこで、制球力があるわけでもなくむしろ難があって、そしていきなり被弾です。
育成枠契約になって二年目、さすがにもう無理でしょう、ここのところ名前を聞かない古谷と同じく二桁に戻れるイメージがわいてきません。
一年目の石垣島でのブルペンで唸るストレートに推しメンとした土肥とは完全に別人で、推していただけに哀しさが増します。

ここにいちゃいけない

中村稔は環境に埋没してしまいがちなのか、さすが、と言うほどのピッチングではありませんでした。
それでも防御率2点台が示すように二軍では力の差は見せ付けてしかし抜群という感じでも無く、一軍でもそうですがアピール下手です。
日本ハムの両助っ投が150キロ台後半を叩き出したガンであれば140キロ台後半が欲しかったですが前半ちょろちょろで、もったいないです。

張りが無い

澤田とともにすっかり二軍に定着しつつある西村は、お決まりのポーズに張りがありませんでした。
あくまでポーズでしかないにしてもどこかおざなりで、肝心のピッチングではスリーボールになるシーンもあり日本ハム時代の西村に戻ったといったところです。
14球での三者凡退は何の問題も無いのですが数字ほどに受け取れなかった、が正直な感想です。

不思議

小野は150キロも出て適当にばらけるのはいつものこと、故障からほぼ戻っているように見えました。
しかし一軍に呼ばれる気配も無い、それこそ二保を引っ張り上げるぐらいであれば小野の状態を一軍で確認した方が有益に思えてベンチには別の思惑でもあるのか、それなりに間隔を空けている状況が理由かもしれずそうなれば本格復帰は来季となるのでしょう。

悩ましい

今日に一番の出来だったのは廣畑です。
ストレートが抜群で最後の高めなんか思わず手が出てしまった、打者にはまるでホップするように見えたのかもしれません。
この廣畑より八木を買っていてこのオフは肩叩き、もしくは現役ドラフトもあると思っていましたが今日を見ると悩ましい、しかし枠に限りがあって鎌ケ谷恒例のラジオ体操に出てくるなどそのキャラで活きる道もありそうですし、球団がどう考えるかが注目されます。

育成だしね

土壇場に上田のアーチで追い付いて延長で山本が放り込んで勝ち越して、勝ちにこだわれば吉田の連投でしたがコールは吉川です。
結果的に野村に逆転サヨナラ打を浴びてしまい、まあ二軍は育成の場だから仕方なし、ではあってもその内容が気にはなりました。
ガンが違うので一概に比較はできませんが二ヶ月ほど前のZOZOマリンより球速が3~5キロほど遅くて、そして打者に大きく背中を見せるフォームも変わっていてテイクバックが小さくてぴゅっとボールが出てくるのがあるにしても普通になった感があります。
どういう理由でそうなったのかを承知していませんが、ちょっと残念ではありました。

今日の寺地

いつもの核弾頭ではなく三番に座った寺地は、4打数1安打でした。
芯を食えず今日はダメな日で、しかしそれでも凡ゴロで全力疾走は常に一生懸命が見て取れて気持ちがいいです。
先制点に繋がったピーゴロ悪送球もその姿にマーフィーが焦ったのもありそうな、一気に三塁を陥れたのも最初から全力で走っていたからこそでしょう。
その姿勢を忘れずずっと続けて欲しい、チームには角中という手本とすべき存在がいてそれ以外の周りに染まらないでもらいたいです。

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◆9月11日(水) 日本ハム−千葉ロッテ16回戦(日本ハム9勝7敗、13時、鎌ケ谷、1,036人)
▽勝 宮内 9試合1勝
▽敗 吉川 13試合1敗
▽本塁打 野村13号(河村)、山本18号(マーフィー)、19号(宮内)、細川3号(河村)、清水4号(土肥)、上田2号(石川)

▽バッテリー
千葉ロッテ 河村、秋山、土肥、中村稔、西村、小野、廣畑、吉川—富山、柿沼
日本ハム マーフィー、加藤大、ザバラ、鍵谷、石川、宮内—清水

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