最弱決定戦

さあ、最弱決定戦が始まります。
自嘲でも自虐でもなく文字どおりに5位と6位での3連戦は最下位が入れ替わる可能性があって、そして無いとは言えない哀しさです。
やっと5割に戻ったかと思ったら左手恐怖症に蝕まれて再びの借金生活、明日は不調を脱して2試合続けてHQSの有原で土日は大関、前田純となれば相変わらず同じ発想で右打者を並べて沈黙の絵が浮かんでしまうのは自分だけではないでしょう、こういうときこそのKYという都合のいい奇跡を祈るしかありません。
追い風は栗原は復帰したものの近藤、柳田に続いて周東までもがいなくなり5連敗中で1試合平均得点が1.8でしかない鷹打線、でも2点は取らないと勝てない、そして同じ直近5試合で2勝はしていますが1試合平均得点は2.0でしかなく、有原らを相手に目減りはしても増えるとはとても思えないのが正直なところです。
さらにはロッテ戦になると大砲と化す山川や慶大組といった事故も勘定に入れなければならず、気が滅入ります。
とまあ、無駄な期待をしてやっぱりなと肩を落とすぐらいなら自然体で構えて勝ったときの喜びが増す、長年に培った自己防衛本能が発動しました。

念仏

何かを変えていかないと、そんな念仏を唱えた吉井監督ですが左手対策はどうなのよ、野手の入れ替えはありませんでした。
昨日に二軍戦を見た限りでは幕張の裏側まで突き抜けそうな穴である内野陣を埋める候補は見当たらず石川慎や愛斗らは使いこなせず、となると現有戦力をどう活かすかそれしか無い、答えは土日に分かる、でも同じことを何度も繰り返してこその念仏であって耳にたこが住み着いています。
そして抹消はもしやと思った種市でやっぱ見せしめの五回続投だったのね、週6試合になる直前にチームで一番に安定していたローテーションにメスが入ります。
とりあえずはサモンズになるのか石川柊の父親リストも終わって復帰が近い、ロングで安定する中森、木村には手を付けるとも思えず大きな波ではないでしょう。
一方で野手はよく分からない、でも動くポーズはしないといけないので得意分野でちょい動きました、そんなところかな、これでは前には進めません

必要

扱いとしてはタブロイド誌の範疇ですが、AERAが松川放出論です。
佐藤がベストナインを獲得して今季の不振に寺地が台頭して一軍はおろか二軍でも正捕手扱いにはなれず、4年目になっても引っ張れない非力はそのままでちょこちょこと小さな故障もあって地味に消息を絶つなどロッテファンの中でもトレード候補に挙げる人が少なくないと思えます。
それでもまだ松川を必要と考えるのは佐藤の躓きを見てのとおりに一寸先は闇で寺地だってどうなるかは神のみぞ知る、ルーキーイヤーの松川に「俺を超える」とまで言った谷繁はきっと記憶から抹殺しているでしょう、怪我が多いポジションでもありほんの数年前のクライシスを考えれば松川を出す余裕はありません。
順調に寺地が正捕手に育ったとしてもこの時代にフル出場なんて無理な話で、フレーミングがチーム随一で控え捕手としてのニーズを満たせます。
佐藤の代わりに昇格したのは植田ですが足元が揺らいでいるのはむしろ植田ではないかと、何だかんだ柿沼が生き残る気がするのは上を目指せずも二軍にはある程度の実績がある捕手が若手のボールを受けるのに欠かせず、江村がそうだったように、歳を食ったらその役割も担えるでしょう。
松川には最大の弱点である「打てない」が佐藤や寺地との差として強調されますが打線の中に入れてしまえば目立たない、そんな哀しき現実もあります。

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