最多勝は遠い

佐々木朗は8回3安打1失点ながらも勝てず、やはり最多勝のタイトルは遠い、敵は味方に在り、です。
それでも試合に勝てればよいですが8回パーフェクトのときと同じく延長戦で負けて、地元での6連勝で有終の美を飾る目論見も潰えてしまいました。
そんな佐々木朗はDeNA打線の早打ちもありましたし変化球が多めで、それがフォークではなくスライダーという新機軸は狙ったものなのかたまたまなのか、奪三振が5は今季二番目に少なくしかし4だった試合は5回しか投げていませんから実質的には最少でそれを楽しみにしていたであろうスタンドは肩透かしだったかもしれませんが、8回で94球、打たせて取ることを意識していたようにも見えませんでしたが球数を考えれば悪くもないでしょう。
あの完全試合が、13者連続奪三振に19奪三振があまりにインパクトが強すぎて各打者がストレートに的を絞ればそれでなかなか空振りが奪えなくなるのは必然ではあり、ストレートとフォークに加えてもう一つ欲しい、それがスライダーであれば大きく育てて欲しいです。
緩急を意識してのカーブを注目の牧に持っていかれたのは痛かったですが試合中に佐藤奨を交えるのも効果的で、まだまだ伸びしろはたっぷりあります。

お疲れ様、東條

一日空いてバリバリだった前日とは一転して、東條は失投か真ん中に甘く入ったストレートで沈みました。
前日に28球を投げてそもそも今季に19試合で連投が一度も無い西野となればあそこは東條の一択で小野で締める予定だったのでしょう、ただ東條は今週に4試合目で49球を投げていてこの試合と合わせれば66球とちょっとした先発並みですので小沼らに次のステップを踏ませる勇気が今後は求められそうです。
ゲレーロも同じく今週に4試合目でこちらはオスナとの入れ替え前の勤労奉仕だったら酷い、いずれにしてもあと一枚足りない現実を突きつけられました。

四番て何よ?

打線はそもそも打てないしミスもあるし噛み合わないし、年がら年中が梅雨のようです。
足が速いわけでもない安田で十八番のオートスタートが失敗して、レアードに期待をしたのでしょうが四番にバントはどうにも理解できません。
三番中村奨のバントですら面白くない自分は打順に意味を持たせる主義で、よって四番にバントという選択肢は無く、佐藤都をどういうつもりで四番に据えているのか、例によっての「繋ぎの四番」であればバントもありなのでしょうがそういった姿勢が貧打、決定力不足に繋がっているように思えます。
そんな野球がやりたいなら三塁走者が荻野だった九回の一死満塁で意表を突く高部のスクイズの方が、失敗だったとしてもまだ納得はできました。
その高部はマルチながらも七回、九回と凡打だったのが巡り合わせなのか、マーティンが内に落ちるボールを打てないのは相変わらずでやはりオスナとの入れ替えはマーティンとなれば穴は菅野で埋めればよし、足りない中継ぎを増やす方がよさそうに思えます。
守りはいつものエチェバリアに安田も奮闘して松川も久しぶりに刺して、高部は盗塁王争いで独走態勢に、それだけに打線の凍えぶりが目立ちます。

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◆6月11日(土) 千葉ロッテ−DeNA2回戦(1勝1敗、14時、ZOZOマリン、28,116人)
▽勝 田中健 23試合3勝
▽S 山崎 18試合2敗11S
▽敗 東條 30試合2勝2敗
▽本塁打 牧16号(佐々木朗)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、益田、ゲレーロ、東條—松川、佐藤都
DeNA 京山、伊勢、エスコバー、クリスキー、田中健、山崎—嶺井

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