最後の問題は1万点です

まるで2時間かけたクイズ番組の最終問題が一発逆転の設定になるような、八回と九回だけでいいんじゃね、なんて思ってしまう昨日、そして今日です。
その最後は藤原の同点タイムリーに安田の勝ち越しスリーランとファンとしては胸アツな展開ではあれど、冷静に見れば下位同士のヘボ試合でもありました。
今川が何でもないフライを落球したかと思えば送球を意識したか目を切った松川も落球して、バントを西野がサードに悪送球で勝ち越し点を献上すれば石川直はワイルドピッチで逆転被弾への道を敷いてしまう、谷内のスクイズ失敗があった分だけロッテが勝ちを拾ったといったところでしょう。
西武が一昨年のロッテのように最終盤でボロボロになって、そしてオリックスは昨年と同じく相手にマジックが点灯してから燃え始める、CS圏争いも優勝争いも抜けそうで抜けずに再びに混沌としてきましたが、今一度「しっかりと」「切り替えて」いかなければ光は見えてきません。

荻野・・・

前日に四番の重責を果たせなかった安田が、今日は5打点の大活躍です。
殊勲の一発は落ちないフォークが高めに入ったところを逃さずにバットを一閃、打った瞬間にそれと分かるパワーを見せ付けました。
叩く、叩き潰すと言うよりは上手くバットに乗せて押し込んだようなスイングで、どうやら清宮を意識するようなコメントもあったようですが自らを見失わないよう、きっとこのまま四番を任されるのでしょうからその中で心を鍛える何かを掴んで来季に繋げてもらいたいものです。
心配なのは四回の守備から退いた荻野で、下半身の張りと報じられていますが今川の落球のときの走塁中に何かあったのでしょう。
中村奨のゴロでは全力ではないにせよ足を気にするような素振りは見られませんでしたので前兆のようなものなのか、今月に入って調子を落とし気味でしたが今週にまた上向いてきていただけにもし離脱となれば厳しいなんてものではなく、軽症であることを願うばかりです。
下がコンクリートの札幌ドームだけに明日は休みで明後日の地元で復帰できれば御の字か、欠場の間は埋める選手に頑張ってもらうしかありません。
それはきっと藤原なのでしょう、前進守備のコースヒットではありましたが半月弱ぶりのヒットをきっかけにしてもらいたいものです。

呪われてる

ロッテのDHはdesignatedではなくdamnedらしく、角中がダメとなればレアードという選択肢にはため息ばかりです。
走者を置いての3打席はタイムをかけ損なっての見逃し三振、当たり損ねの内野フライに内野ゴロでのゲッツーと足を引っ張りまくりました。
打てないだけではなくやる気が見られないのは見る側の色メガネなのか、しかし角中のように必死に走れば野手が焦ってミスをするかもしれませんがレアードでは余裕のよっちゃん、ボテボテのゴロでのゲッツーなのにファーストが送球を受ける直前にやっと映像に入ってくるとはふざけています。
無駄なことはしないと割り切っているのであれば周りに悪影響を及ぼしますのでベンチも放置している場合ではないでしょう、それでもある四打席目です。
明日は加藤なので左腕が打てなくても右だからとまたレアードなのか、それであれば山口をDHに、両翼を岡、藤原が妥当でしょう。

西野のマッチポンプ

小島は味方が先制をしてくれた直後に四球も絡めて満塁からあっさり同点の犠牲フライを打たれてしまい、そして二死からの3連打で勝ち越しを許すなど点の取られ方は悪かったですが、しかし6回3失点ですので前日の二木と同じく最低限の仕事はしてくれました。
適当にばらけながらも与四球が1つだったのが大崩れをしなかった理由でしょうし、今日は生命線となったチェンジアップがあってこそです。
三回以降はさほどのピンチもありませんでしたので97球での交代は微妙でしたが、どうあれ単独の敗戦王は免れましたのでよかったです。
勝ち投手となった西野はまさにマッチポンプで連続四球から自らの悪送球で失点をするも、申告敬遠を挟んで3者連続三振で切り抜けました。
今季はずっと連投を避けていましたが先月から解禁されたのか三度目の今日は20球からの連投でしたのでそれが立ち上がりの乱れに繋がったのかもしれず、そこまでの二度は10球、7球でしたから、今後の連投に際しての参考にはなるでしょう。
スクイズ失敗のフライを松川が捕っていればセカンドに誰も入っていなかったのでトリプルは無理にしても2つは取れたはずですのでそこで落胆せず、そして満塁のスリーボールになっても焦ることなく、最後のボールは怪しいジャッジではありましたが粘り腰に拍手です。

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日本ハム 1 2 0 0 0 0 0 1 0 4 8 1

◆9月18日(日) 日本ハム−千葉ロッテ22回戦(ロッテ13勝9敗、14時1分、札幌ドーム、31,950人)
▽勝 西野 34試合3勝2敗
▽S オスナ 26試合3勝9S
▽敗 石川直 34試合2勝2敗6S
▽本塁打 安田8号(石川直)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、東條、西野、オスナ—松川、柿沼
日本ハム ポンセ、ロドリゲス、玉井、石川直、河野—古川裕

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