種市、力尽きる

122球の熱投は報われませんでした。
六回まで僅か2安打で零封するも七回に近藤、柳町にファールで粘られてツーベース、同点の犠牲フライを打たれてしまい、そして八回に勝ち越されてしまい、それでも八回途中までを3失点は投手の責任ではないでしょう、種市にはこういった試合が多すぎます。
例によって吉井監督は交代機を逸したとのコメントですが六回までのピッチングからしてそれも仕方がなく、七回に追い付かれてしまったことで勝たせてあげたい親心が109球での八回続投になったのかもしれず、これはもう吉井監督の責任でも種市の責任でも無いと考えます。
ゾーンとハーフスイングの際どいジャッジに苦しめられたのもあって、ファンの気持ちとともに悪夢としか言い様がありません。
種市には胸を張ってもらいたい、充分に勝てた内容に「ピッチングとしてはよかった」というありがちなものではなく「中7日空いてるので120球投げて当たり前」「もっと集中するべきだった」の前向きさが頼もしく、いつか報われる日が来ると信じて頑張って欲しい、こちらも信じて待ちます。

身の程知らず

八回で継投に入るパターンはもちろんあって、対左の数字が改善した鈴木を八回に、九回は益田で、あってもよかったようには思います。
もちろん九回が怖すぎですが結果的に種市に黒星が付くよりはよかったかなと思わなくもなく、もちろんたらればです。
さりげなく勝ち運がある国吉がさくっと抑えてもしかしたらを祈りましたが身の程を知らないものだったようで、あっさりとオスナに屈しました。

落ち着かない

そう、詰まるところ打線です。
初球打ちの鬼、岡のツーベースを起点に先制するもスミイチで終わってしまい、もう1~2点でも取れていれば種市が七回に躓かなかったかもしれず、あるいは七回でお疲れ様となったかもしれず、結局は僅か1点でしかないリードにじわじわと蝕まれたといった感じです。
いじりまくる打線は二番に今日は上田、もう昭和のオーソドックスな野球をやるつもりはないのでしょう、それはそれでよい、メジャーには二番最強説もあるし、しかしその野球が現状のチームにベストなのかベターなのか、永久凍土ふん詰まり打線には向いてないとしか思えません。
予想どおりに続けてのファーストソトが無かったためポランコがレフトを守って、あの近藤の打球は上手い外野手であれば捕れたかもしれず、いや無理だったかな、そしてそのポランコも3三振と機能せず、打順にしても守備位置にしても落ち着かない日々が続きます。

言ってることは正しい

遠かった追加点は四回が象徴的でした。
無死一二塁で茶谷がバントをミスってゲッツーを食らって、ちょっと長い引用ですが「1番痛いのはやっぱりバント失敗ですね。ノーアウト一、二塁でダブルプレーが嫌なんでバントしに行ってるんですけど、ダブルプレーになっちゃったので。ああいうのも決められるように、しっかり練習してもらいたい」はそのとおり、正しい、でもね、ちょっと前に同じようにバントをピーゴロにしてゲッツーとなった御方がいましたよね、なぜそこで言わなかった、そこでチームにバント練習をさせたのか、そうでなければ弱い相手に、言いやすい相手に対してだけ口撃しているようにしか見えません。
コメントをチームに向けてのメッセージとするには逆に主力に対して発するべきで、それで「あの人が反省して練習をしている」と皆が倣うのが理想です。
茶谷がヘボかったのは厳然たる事実ですが、強きを助け♪弱きを憎む♪と井口監督に続いて吉井監督もタケちゃんマンの歌を口ずさんでいます。

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◆6月22日(土) ソフトバンク−千葉ロッテ11回戦(ソフトバンク7勝4敗、14時、みずほPayPayドーム、38,901人)
▽勝 大津 9試合5勝3敗
▽S オスナ 27試合2敗19S
▽敗 種市 12試合4勝4敗
▽本塁打 周東2号(種市)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、国吉—佐藤
ソフトバンク 大津、オスナ—海野

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