有原を止める

やっと有原に勝ちました。
日本ハム時代から11連敗中で前回対戦は4安打完封負け、じゃあ有原の調子がいいのかと問われれば今月は7回5失点、3回6失点、ロッテを封じた次は6回4失点とめちゃくちゃだったわけで今日の5回4失点が妥当、しかし1つ勝ったことで精神的には楽になったでしょう。
それでも有原で負けてもびくともしないソフトバンクでしょうが、こちらとしてはCS地元開催に向けて日本ハムが勝ったため引き離されない大きな1勝です。
さて明日はメルセデスvsスチュワートで苦手を攻略して得手とはどうなる、逆目にならないよう同じく早めにマウンドから引きずり降ろしたいです。

旅が終わって旅が始まる

殊勲は安田の先制打です。
投手を二人抹消して投手を二人登録するかと思っていたら安田、やっと中村奨の一人旅はもう耐えられないとの判断であれば遅すぎますが正しいです。
そんな安田が即結果を出したのが喜ばしい、甘いボールではありましたが見逃さずにあそこまで運べたのは安田のパワーでしょう。
その後はふん詰まったりあと一本が欲しかったですがサードの守りでも中村奨との差を見せ付けて、待ってたよ、今度こそ正当な競い合いを願います。
ただ気になったのはグリップの位置が下がってフォーム探しに旅立ってしまったような、あの位置から大きく肘を引いてインパクトでブレが生じないのかと思ってしまいますがそれよりも何よりもまたかよ、一流の打者はそうそうフォームを変えるなんてことはしません。

まともな顔ぶれ

1点で終わらずに藤原のタイムリーもでかく有原に立ち直りのきっかけを与えず、二死からまさかの4連打でした。
さらにはコースヒットでしたが常に全力疾走で37歳がもたらしたツーベースに詰まったのが幸いしたポランコのタイムリー、やはり二死からの四球に藤岡のタイムリーツーベースで加えて有原の悪送球と笑いが止まらない、今までは何だったんだ、有原に気持ち悪さが残っていれば次もいけるでしょう。
そんな打撃陣は高部がベンチ外でもう二軍で休ませてやれよ、そして途中で引っ込めるのに四番角中と適当さは相変わらずでした。
ただ顔ぶれとしてはサードだけでなく友杉がベンチでショートに小川と正常化しつつあり、あとはこれが続くかどうかです。
困ったのは山口でスイングが悪いようには見えませんが何を狙っているのか待っているのか、持ち味の攻めのマン振りではなく受けになっているように見えます。
三打席で代えられて明日は無いかな、そうなると途中出場でヒットを打った荻野かと思いますがここのところ守らせていないのであれですが左からポランコ、藤原、角中でDHにお疲れ気味のソトもありで、ただそれでファースト安田、サード中村奨になるなら荻野に頑張ってもらいましょう。

よかった？

佐々木は7回3安打零封、7奪三振で7勝目です。
ナイスピッチング、先発投手としては文句無し、そう、ハードルを高くしている自覚はありますが「佐々木」としては微妙に思えます。
例によって変化球中心の組み立てに吉井監督は「いつもの彼のピッチングではない配球だった」っていやいや、ずっとだよね、ただ普段に増してスライダー、フォークが多かったのを指摘していたのか、もちろんストレートに的を絞られているのが分かっていての頭脳的ではあれガッカリ感が無いわけではありません。
今日もそのストレートで空振りは2～3球しか無く、相手がどうあれストレートを投げ込んで空振りを奪っていた佐々木は今や夢幻です。
贅沢なのかなぁ、大人になったっちゃなったのでしょうが無理をしない、あるいは無理ができない、そんな感じもしてしまいます。
一方で悪いイメージが無かったときでも面白くなかった先輩いじりだけは健在で、ウケを狙ったのでしょうがスタンドの反応はイマイチでした。

フレッシュ東妻

点差がどうでも勝っている展開での二番手は坂本、近藤との対戦を見たかったですが下位を三者凡退でした。
そして最後はフレッシュ東妻がよりによって山川に放り込まれて完封勝ちを逃してしまい、うーん、鎌ケ谷では足を上げるのとクイックが半々で迷っているようには見えていましたが今日は全てがクイックでこちらも旅の途中なのか、すっかりと隔年投手となっています。
そうなると来季に期待ですがさてさて、さすがに戦力外は無いと思いますが現役ドラフトの可能性はありそうで、それもこれもここからどれだけ信頼を勝ち取る内容を示せるかどうか、昨季はクイックでもさして数字が落ちていなかったのに今季はそこが伸び悩んでクイックが活きていないように思えます。

明日への活力に！

◆8月30日（金）　千葉ロッテ−ソフトバンク22回戦（ソフトバンク13勝8敗1分、18時、ZOZOマリン、28,794人）
▽勝　佐々木　14試合7勝4敗
▽敗　有原　21試合11勝6敗
▽本塁打　山川29号（東妻）

▽バッテリー
千葉ロッテ　佐々木、坂本、東妻—佐藤
ソフトバンク　有原、又吉、岩井、三浦—甲斐