じわっと勝利

例によって打てない打線同士のヒットがなかなか出ない試合で、そして僅差の接戦に劇場もあったことで佐々木朗の好投も快勝という感覚はありません。
しかしだからこそじわっと勝利を噛みしめる、価値のある白星です。
佐々木朗は一ヶ月ぶりの勝利でしかし箱庭では乱れましたが打線の援護が足りなかっただけで打ち込まれていたわけではなく、今日も危ういところでした。
それでも耐えて突然にボールが暴れて連続四球はありましたがそれを除けば無難にまとめて、今日もストレートはどちらかと言えば見せ球にフォークを多投して9奪三振、初回の三者連続から二回までに5奪三振も以降はちょびちょびも要所で締めて、成熟感すらあります。
もちろん頭打ちになったわけではなく次のステップに進むためにまず足元をがっちり固める、何となくさりげなく、当たり前のように7回3安打零封は山本に次ぐ6勝目、防御率も0.01差に迫ってともに12試合で10QSはリーグトップでデッドヒートは続きます。
ところで申告敬遠がありましたが先日もそう、投手コーチがマウンドに行って相談ではなく説明、説得だろうとはその投手コーチがベンチに戻る前に井口監督が申告したからで、投手に無駄な球を投げさせないだけではなく試合時間短縮も目的のはずがあれでは意味がありません。
そんな今日は前回に続いてお休みに佐々木朗と巡り合わせが悪く、BIGBOSSには怒られそうな「そうっすね」里崎の解説を楽しませてもらいました。
際どいプレーも外崎のリアクションに注目をしたりベンチ際にファールフライを追う捕手へのサポートを口にしたり視野が広く、相手チームのデータも把握していますし、現役生活からの延長線上で解説者を自称する輩とは一線を画したそれにYouTubeで人気があるのもなるほどなと、納得です。

怖すぎるぞ益田

いや~怖かった、五段活用を炸裂しかけた益田は簡単に二死を取ってさくっといくかと思えばそこから連打で1点を失って続けてヒットを打たれて一三塁、加藤が逸らして同点なんてのが脳裏をかすめて2球目のシンカーがお約束のようにバウンドしたときには心臓が飛び出るかと、不整脈持ちなので勘弁です。
お立ち台で安田の先制タイムリーに「打ってくれると思っていました」と気遣いの佐々木朗ですから同じく「抑えてくれると信じていました」の言葉を引き出すかと思いきやインタビュアーはそこに触れることなく、ぶち壊したこともありますし、そこはアンタッチャブルな世界なのでしょう。

渋く偉大な追加点

そう考えると八回の追加点が大きかったです。
同じような攻めとなった六回には無死二塁から中村奨の強攻は高部の好走塁で三塁を陥れましたが走者を進めるバッティングができず、それもあってか今度は送らせて、前の打席で倒れた山口、レアードはボーが勝手にボール先行になってくれたおかげでチャンスを得点に繋げました。
先制点も四球が絡んだ二死からの連打で安田のヒットは上手く拾ったもので派手さはありませんが、相手にダメージを与えるに効果抜群です。
ただ高部、和田と誘い出されての憤死が多いのは何だろう、焦りなのか、相手も川越がやらかしましたし打てないチームの宿痾なのかもしれません。
今日の茶谷は二打席目まではいいところ無くも三打席目にキャリア3本目のヒットは地元での初ヒットで、守りでも堅実に動いてその調子で頑張ってください。
一方でスタメンに復帰したマーティンは左腕を打てないのに嫌がらせかよと、まともにバットに当たらずメンタル的にも顔つきがやばそうです。
昨日がスタメンで今日がベンチスタートなら分かりますがその状態、起用には疑問ダラダラ、ちなみに今日の藤岡はスタメンに名が無かったのでまさかと思いましたが途中出場で田村状態なのか、どうあれオスナは実況によれば「まだ厳しい場面では使わない」井口監督らしいので今日は当然に出番は無くそれであれば昨日に投げさせなかった理由も分からず、ことこのカードについては結果的にダメダメすぎた外国人選手枠の入れ替えでした。

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◆6月22日(水) 千葉ロッテ−西武10回戦(5勝5敗、18時、ZOZOマリン、15,464人)
▽勝 佐々木朗 12試合6勝1敗
▽S 益田 28試合1敗17S
▽敗 エンス 11試合4勝4敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、ゲレーロ、益田—松川、加藤
西武 エンス、佐々木、森脇、ボー—古賀

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