無事に西武信用金庫から融資を引き出しました。
かなり審査に手間取って高橋の連敗ストップ、西武のベルーナ今季初勝利と逆に噛ませカモメになるかと危惧もしましたが、これが相性なのか、美味しいです。
気が変わらないうちにさらなる融資を引き出したい、種市と同じくめっちゃ西武を抑えている西野となれば予想どおりの左手vsロッテ打線、粉砕が勝ち道です。
打線の援護でテンポよく
種市は7回3安打3四球、それなりにピンチはあったものの1失点で粘りました。
まさかの初回先制に驚いたのかあっさりと追い付かれたのは拙かったですがその後は外崎のボーンヘッドにも助けられて、そして自らの好捕です。
本人の言葉どおりに捕ったと言うよりは顔面直撃を防ごうと払ったグラブに入っただけ感はありましたが無理な体勢ながらも間髪入れずにファーストに送球してあれが抜けていたら2点リードでしかなくどうなったか、文字どおりに勝利を掴み取る値千金のプレーでした。
ピッチングとしては吉井監督がさっぱりと手厳しいですが悪くはなかったですしむしろ球数が少なく上手くまとめた部類ではないかと、本人が気にかけている球速も140キロ台後半でそこは現状に満足せず上を見る姿勢ということか、タイトルを狙っている奪三振が少なかったのがそれを言わせたのかもしれません。
そんな種市は完投はともかく90球で八回は投げるだろうと思いきや交代は、吉井監督の評価と調整登板させたい投手がいたのが理由と思われます。
ちなみにお立ち台での「打線の援護でテンポよく」を皮肉と受け止める自分は心が汚れているのでしょう、二回、四回、五回と勝ち越しのチャンスを逃しました。
しめしめ、だったりして
継投は中4日の横山、中9日の益田でした。
横山はヒヤッとする打球はありましたがそこそこ無難に、問題は益田です。
ネビンのヒットは最初からセンターに任せていれば捕れたとも思えて気の毒ではあれ、中村剛の一発と以降の2安打は庇いきれません。
被弾はほぼ真ん中でしたしネビンのにしてもあの高さでなければ内野の頭は越えなかったかもしれず、140キロ台後半で始まったストレートが少しずつ数字を落として最後は142キロと大丈夫かよ、高さなどで数値が動くにしてもこれでは締めを任せるのが怖すぎます。
3点リードと絶好の展開では鈴木、登板間隔が空いていたのにゲレーロ、と益田を使わなかったベンチはやはり一年計画なのかもしれず、そういう意味ではこの惨劇はしめしめだったりして、この内容ではセーブシチュエーションになかなか出番が無くても不満は言えないでしょう。
でもきれいに勝ちたかった、もし明日の序盤に点を取られたりDH中村剛が活躍したりしたらこの九回の失点に原因を求められそうです。
核弾頭藤岡
できれば初回、どんなに悪くても三回までの先制を必須とした打線は今季初の初回に得点で、ノルマを果たしてくれました。
それも二死からの先制と望外の喜び、飛んだところがではあってもよく走った藤原、そしてポランコはGJです。
しかし二回以降はチャンスを潰して四回、五回と先頭が出塁するも漫然と打たせるのは相変わらずで、強者スタンスの作戦は変わりません。
顔ぶれは二番に角中を据えてデータを見ているようで一方で中村奨ではなく藤岡が意外で、しかも核弾頭、誰か説明をお願いします。
これもじわじわと中村奨の聖域を蝕む一環なのか、だからと言って藤岡なら下位でしょ、結果的には下位にいた高部のタイムリーが大きかったにしてもです。
当たり屋小川
継投ミスと言うには酷ですが、左が不得手ではない高橋に左打者をずらりと並べた打線に食い付いて佐藤隼を使った西口監督には感謝です。
チームとして何としてでもエース高橋に勝利をと同点の89球で六回続投、ではなく左対左神話はロッテに限らず崇め奉られています。
その佐藤隼がツーベース、セーフティー、四球、内野安打、押し出し死球と西武ファンが怒り狂っていそう、あれでむしろ押され気味だった流れが変わりました。
今日のお立ち台は種市でしたが地元であれば小川もでしょう、佐藤隼が「何で避けねーんだよ」とばかりに睨み付けていたのが印象的で確かに背中を反らしていれば当たらなかったと思われ、それを後方に引くようにして衝撃を和らげつつ確実にぶつかるテクニシャンです。
ちょっと間違えば意図的とボール判定になってもおかしくなかった、あの3点目は大きかったです。
代打を出すかとも思いましたが左打者に荒れまくっていたことでそのまま上田、小川に打たせたベンチの判断もナイスでした。
久々も・・・
佐藤も開幕戦以来のヒットを、それもタイムリーを放ちましたが悩み深いです。
捕球できていればアウトだったかもしれずエラーとは言いませんがフィルダースチョイスにはなるかと、上田とともに効果的な犠牲フライも打ちましたがもう少し飛ぶかとそれほどには伸びず、全体的にポイントがずれて詰まった打球が多いように思えます。
打者としてではなく捕手としての側面があるため難しくはあれど、このまま佐藤メインでいくのがよいかは微妙でしょう。
そろそろかも
西川も難しい、渡部が気持ちよくヒットを重ねているのを横目に身長を切りました。
外のボールに腕だけスイングで空振る助っ人とは違って体ごと前のめりに倒れる空振りは内を意識しすぎているのとは違うにしても、これが内野ならまだしもライバルがひしめく外野でどこまで我慢をするか、明日の左腕にスタメン落ち、もしくは凡打ばかりだとそろそろとなるかもしれません。
ここで諦めてしまうと井上になってしまう、しかし右なら二軍で山口と山本が打ちまくっていてそちらも無視できず、とにかく一本が欲しいです。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | 7 | 11 | 0 |
西武 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 7 | 0 |
◆4月8日(火) 西武−千葉ロッテ1回戦(ロッテ1勝、18時、ベルーナドーム、19,889人)
▽勝 種市 2試合1勝
▽敗 佐藤隼 2試合1敗
▽本塁打 中村剛1号(益田)
▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、横山、益田—佐藤
西武 高橋、佐藤隼、黒木、山田、ラミレス—古賀悠、牧野