西武ごっくん

さすがに分からないかなぁ、さておき、西武様々で開幕15連勝と記録を伸ばしました。
下り坂のチームにはこれ以上に無いカンフル剤、そんな相手でも接戦になってしまうのが現状で、西武でなければ勝てたかはかなり怪しかったです。
渡辺GM兼監督代行が激怒したのは佐藤龍への死球だったと思いますがその佐藤龍が四番が.237、三番野村大が.193で五番岸が.223と名前も数字も軽い、しかしこちらが負け越したオリックスに直近でスイープを食らわせたりもして今日の勝ちで油断はできません。
そのスイープでは1失点、そこから4試合連続の2失点と投手陣が上向いている獅子の明日は前回6回零封の隅田、対するはメルセデスと思いきや唐川です。

小島粘投

7回6安打零封の小島は粘投、そう表現をするしかないかな、二階席で偉そうなことも言えませんが数字ほどに内容は伴っていませんでした。
左打者の外が流れるなどコントロールが不安定でしばしばボール先行となって、よくぞ持ち堪えた、これも西武ならではかもしれません。
三者凡退はゼロで常に走者を背負って拙攻に助けられて、極めつけは七回、無死一塁の古賀でまさか強攻とは初球ゲッツーはその古賀もそうですが下位の捕手にやられるロッテ投手陣に夢を見たのかもしれず、あるいは一気に逆転を狙ったか、勝負の世界にそんな夢見心地で勝てるわけがないでしょう。
ともあれ気になるのは自己評価とベンチのそれが食い違っていることで「都志也のリードのおかげ」とは小島、一方で吉井監督は「今日はどういう考えか分からないですけど変化球が多くて」とそのリードに納得はいっていない模様、大丈夫かよと心配にもなります。
それにしても「今日は教わったチェンジアップを」ってカイケル直伝はいいですがロッテにはチーム内に頼りになるコーチや先輩、同僚はいないのか、昨季はペル兄でしたしそもそも小島がアドバイスをする立場でなくてどうする、してるかもしれないけどね、しかしソトとか投打ともに助っ人依存が目立ちます。

2点しかなかったしね

継投は澤村、鈴木でした。
はい、澤村のコールに声にならない悲鳴を上げて、いきなりスリーボールでめまいがして、ホント、心臓によくないです。
そして締めはベテランリレーになるかと覚悟をしましたが鈴木、リードは2点だったしね、鈴木の連投以外でもう今後は3点差でないと益田の出番が無いってことであればウエルカム、とは言え名球会は必須ですしあまり多くを来季に持ち越されるのもあれで悩ましくはあります。
澤村は何だかんだで二者連続奪三振、鈴木はいずれも詰まらせての内野ゴロを3つでともに三者凡退、形としては最高でした。

山口･･･

西武打線が不甲斐なくなければやられたかもしれない、高橋を攻めあぐねた打撃陣です。
初回、二回と得点圏に走者を進めるもあと一本が出ず、あれはコースヒットかな、初回の汚名返上とばかりに佐藤のタイムリーでやっと先制してさらに満塁のチャンスにスリーボールと超絶有利なカウントも中村奨が見逃し三振、本来であればこの序盤に試合を決めなければなりませんでした。
かと思えば四回は二死から貴重な追加点をもぎ取って、不思議ちゃんすぎます。
なぜお立ち台に呼ばなかったのか、スポンサーがいると人数制限があるのかな、可哀想な3安打猛打賞の角中がいずれも得点をアシストしてそれでもスタメンを外す試合が多いってありえない、それどころか守りに入るタイミングでもないのに例によって途中交代が意味不明です。
守りに入る、という意味では藤岡に小川は分かりますがソトは最後までそのままに、ちょっと角度が違いますが友杉のショーバン処理はスゲーな、中村奨の不安定なスローイングは相変わらずだな、そして角中がよく走りましたが奥村のクッション処理をミスったのにも助けられました。
そしてこの試合で一番のトピックスは山口の不甲斐なさで、上から見ていても明らかな外のボール球に手を出す体たらくです。
やや甘く入ったのをライトの深いところまで運ぶパワーはさすがですが、ストレートに振り遅れてもいましたし、しんどすぎでしょう。
しかし守備固めの意味合いがあったにしても代わった愛斗がイニングの先頭でお約束の初球凡打とこちらも目も当てられず、膝の状態が悪いのか高部の調子がイマイチで藤原もようやく勢いに陰りが見え始めて、さりげなく外野陣に危機が訪れています。

明日への活力に！

◆8月27日（火）　千葉ロッテ−西武15回戦（ロッテ15勝、18時、ZOZOマリン、26,116人）
▽勝　小島　21試合9勝9敗
▽S　鈴木　41試合2勝1敗5S
▽敗　高橋　13試合10敗

▽バッテリー
千葉ロッテ　小島、澤村、鈴木—佐藤
西武　高橋、上田、水上—古賀