佐々木朗の周辺がまた騒がしくなってきました。
先日に惜しくも白星こそ逃しましたがプロ最長の6回を投げたことで一軍が近づいたとはマスコミの願望も込められているのでしょう、それに応える形で井口監督も「次回を見て良ければ上げる可能性はありますし、それは次回登板で考えたいと思います」と盛り上げに一役買っています。
その次回登板が中6日なのか中10日前後なのかは各紙によって分かれていますがここまでがいずれも中10日ですし球数が増えたことからしてそちらが濃厚ではないかと、そうなれば11日からのDeNA戦で投げて結果が伴えば21日からの楽天戦でのデビューが最短になります。
雨で試合が中止になるなどしてずれることがあるにしても興行的に敵に塩を送る理由はありませんから、いずれにしても地元での初陣が基本線でしょう。
競い合いのモチベになれば
もっともそんな球団の思惑を置いておけば、現場として佐々木朗のデビューを焦る必要があるとは思えません。
最短と目される楽天戦の週は前週に続いて週5試合ですから故障でもしない限りは美馬、石川、二木、岩下がローテーションから外れることはありえませんので佐々木朗をねじ込んで小島、鈴木を飛ばすほどのことがあるのか、小島はここまでピリッとしていませんが鈴木は試合をきっちり作っています。
そう考えれば交流戦に入ってからであればそこまでもう1試合の調整ができますし週6試合になるのでいいところではあるものの、そうでなくても人気の広島戦、巨人戦が週末に組まれているので興行的なニーズがさほどに高いとも思えず、とは言え世間的に目立つ場ではありますので悩みどころです。
そんな狸のラインダンスは佐々木朗が次に結果を残さなければご破算になるわけで、14回を投げて被安打5、与四死球3、奪三振13、防御率0.64という数字どおりであれば大崩れすることもないでしょうからやはりポイントは球数と回復力、中10日も必要であればお話になりません。
それでも6枠を登録と抹消を繰り返して中10日で競わせるという方法もあるでしょう、それが競い合いのモチベーションになれば佐々木朗効果の一つです。
ちなみに自分的にはやや熱は下がり気味で、それがシーズンクーポンの都合で欠席となる土日の広島戦、巨人戦であれば中継での観戦となります。