勘弁してくれ、鎌ケ谷撤退

先日に日本ハムの二軍が鎌ケ谷を撤退するとのニュースがありました。
施設の老朽化はなるほどと思いますし一軍と離れていることでのデメリットもそう、こと球団という視点であれば二軍にチームがあるからこそ近藤や上沢、田宮など地元出身の選手を持っていかれているであろうと考えていていなくなるのはウエルカムですが、しかし観戦という意味では困ります。
意気込みはあっても遠い浦和は遠いままでさらに移転で遠くなる可能性もあって、雨で流れることがあっても最低でも5試合は観られる環境は貴重です。
これが代わりにロッテの二軍が入るのであれば諸手を挙げて大賛成ですが、タイミング的に無理ですし鎌ケ谷市もロッテのそれに申し込んではいないでしょう。

どうする、鎌ケ谷市

現在のファイターズタウンは日本ハムの所有らしく、しかし北海道では自治体に用意してもらって指定管理者として運営に携わる構想とも伝えられています。
そうなると移転先の自治体がそれを用意できる体力があるかどうかが課題となって、見方によっては鎌ケ谷スタジアムの建て替えコストを鎌ケ谷市から引き出すためのブラフってのもありそうな、鎌ケ谷市にとって経済的にどれほど日本ハムの存在が大きいかによる駆け引きでしょう。

どうする、イースタン

そしてイースタンの各球団にとって、これは他人事ではありません。
新庄監督が懸念するように二軍が北海道となれば移動は飛行機となって、その移動コストはバカ上がりでしょう。
新潟なんて泣きが入りそう、静岡は名古屋まで往復6時間でバス移動しているなんて話もあってさすがに福岡は新幹線でしょうが、新潟から北海道にバスなんてありえませんしフェリーも現実的でなくLCCでコストカットもできず、赤字が拡大して白旗というケースも考えられます。
ロッテとしては控えが鎌ケ谷と幕張でダブルヘッダー、なんてのができなくなるのが地味に痛いかも、リーグとしても移動時間を考慮すれば日程を組みづらくなるなんてのもありそうで、日本ハムが移転すると決めれば誰も止められずその権利も無いわけで難儀な話になりそうです。

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