投手か野手か

気が付けばドラフト会議はもうすぐそこ、今週の木曜日です。
前評判では東都リーグの投手、常廣(青学大)、細野(東洋大)、武内(国学院大)、西舘勇(中大)、下村(青学大)、草加(亜大)、西舘昂(専大)が神7などともてはやされて上位指名が噂されて、既に広島が常廣への入札を公言していますし複数が1巡目で名前を呼ばれることになりそうです。
一方で高校生では夏は不調ながらもU18侍ジャパンで結果を示した前田(大阪桐蔭)が1巡目に食い込みそうで木村(霞ヶ浦)、東松(享栄)あたりが上位24人に入ってくるかどうか、社会人ではいなさそう、他にも古謝(桐蔭横浜大)、上田(大商大)、岩井(名城大)らもいる大学生ドラフトになるのでしょう。
野手では前田とともに高校四天王とされる佐々木(花巻東)がプロ志望届を出さず米国留学を打ち出して、真鍋(広陵)、佐倉(九州国際大付)の指名はあるでしょうがどういった巡目なのか、他の高校生では明瀬(鹿児島城西)、横山(上田西)、百崎(東海大熊本星翔)、堀(報徳学園)などが注目を集めています。
大学生は廣瀬(慶大)、進藤(上武大)、上田(明大)、社会人では度会(ENEOS)ぐらいで投手に押され気味なのはいつものこと、珍しくはありません。

吉井監督は・・・

そんな中で吉井監督が候補約100人のビデオチェックをしたとのこと、数日後に控えてまだそこまでしか絞れていないのかと思ったりもしますが6時間半だと単純計算で一人当たり5分にも満たない、おそらく濃淡付けてその他大勢はちょい見程度だったのでしょう。
チェック後の「今シーズンに関して言えば、やっぱり最後に先発ピッチャーがいなくなったので、ピッチャーがほしいんですけれども、チーム全体のバランス見ると野手が足りていないので…」ってのが意味深でどう受け止めればいいのか、投手出身だけに投手が欲しいけど編成部としてはチームバランスも考えねばならず、そんなせめぎ合いがあってもおかしくはありませんが、語る順番からして野手に傾いたのか、もちろん煙幕の可能性はあります。
もし即戦力を意識した野手への入札であればDeNAもほのめかした度会、あるいはロッテのスカウトが評価しているっぽい廣瀬、どちらもぐっとこないかな、度会は大砲タイプではなさそうですし廣瀬はそれよりも聖域を無くした上で茶谷、池田を使うのが先だろうと、そんなところです。
ただ高部の復帰が見えず荻野は衰えが隠せず、角中と石川慎が来季にどうなるかも分からず、秋山みたくヤクルトジュニアながらも地元出身のアドバンテージが背中を押すかどうか、そんな度会でも驚かない、父親がヤクルト一筋でアカデミーのコーチをやっているのが気にならないわけではありません。

さてさて

あまり動画を見ていないためイメージ先行ではありますが、ロッテが好きそうな細野は左腕&東洋大&球速はあるけど制球難のキーワードから避けてもらいたく、興行的には佐々木朗が登板回避した岩手県大会決勝の相手だった西舘勇に色気を見せたりしてなんて思ったりもします。
チーム構成を考えれば宮崎で柿沼がレフトを守るなど故障者も多く頭数が足りていない外野手を候補はあまり多くなさそうですが何とかしたい、左腕は大学生よりも高校生で、江村、谷川の動向が不明ながらも高校生の捕手も一人は欲しい、こちらは育成枠指名でも構いません。
安田や増田のときのようにこの選手が絶対に欲しい、といったのがいないのが今年ですが自分であれば意表を突いて前田かな、0か100かのリスクはあれど何となくオリックスで100になってしまいそうな悪寒もあって、そもそも指名が多くはないのですが上位指名の大学生投手がほとんどものになっていないのもあります。
あとは外野手もできそうな百崎、当たったら飛びそうな明瀬、俊足巧打タイプはしばらくは獲らなくてよいでしょう。

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