総仕上げ

WBCを優勝で飾って吉井監督が帰国、落ち着く間もなく名古屋に移動するものと思われます。
福浦監督代行とすれば開幕まで一週間ちょっとにいい報告をしたいでしょうが投打ともに準備不足は否めずこの段階に於いてもお試し感がたっぷりの試合は練習試合でボロボロだった投手陣がここにきて落ち着きを見せ始めた一方で、とにかく野手陣の決定打に欠く状況が不甲斐なさすぎます。
レギュラー候補が絶対的な力を見せられず控えにも引きずり下ろす勢いが見られず、当然に概要は把握しているであろう吉井監督も頭が痛いでしょう。
その筆頭とも言うべきポランコはマーティンやレアードと違って試合前のウォーミングアップは当然に今日はスタメン落ちが理由か守備練習には参加しませんでしたがベンチでずっとそれを眺めて、キャンプ遅参が不思議なほどに真面目さとプレーに対する一生懸命さが見られるだけに結果が伴わないのが残念すぎます。
代打でタイムリーを放ちましたが左腕に上手く合わせたとするには前向きすぎて、たまたま飛んでいっただけで本来のバッティングではありません。

9安打9三振

オープン戦では3割を超える平沢も追い込みたかったですがこちらも途中出場から快音は聞かれず、本人は嬉しかったかもしれませんがショート、サードでの起用が失敗だったような、中途半端な使われ方で気が付けばすっかりと湿ってしまった茶谷とともに哀しき同期コンビです。
前日とは別人、だったはずの安田はその直後に浦和で調整とされて戻ってきても引っ張りこそすれ芯を食えずにまたつま先が天を仰いでいるのが気になります。
アンダーソンの制球の乱れにも付け込んで立ち上がりに2点を先制するも打線全体としてはどうなんだろう、9安打のうちポランコのそれも含めてラッキーチャチャチャが半分ほどあったため額面どおりには受け取れず、安打数と同数の三振がむしろ現状を顕しているように思えてなりません。
愚痴ってばかりでも仕方がないのでいいとこ探しは荻野が荻野のスイングができていることで、山口も然り、型がしっかりしている選手はやはり強いです。

CCは開幕ローテ決定

初ナマCCは五回途中までを3安打零封は開幕ローテが決まりでしょう、ただ今日はとにかくコントロールに苦しみました。
左打者の外へのボールがことごとくと言っていいほどに決まらずにそれでも打たせて取る巧さはロメロより上か、イニング途中での交代は打球を受けたようにも見えたため大事をとったのかもしれませんがベンチに戻って治療などをしている様子はなく100球近くまで投げたのが理由かもしれません。
リリーフ陣はやたら細かく刻みましたが鈴木に負けじと坂本が左打者を切って取って、西村はボール先行にさえならなければそこそこいけそうな、しばらく浦和にいた廣畑ものけ反りが小さくなって昨季よりはやってくれそう、小野も無難に、そしてこちらも初ナマの中森が最後を締めました。
吉井監督が言うほどに非常識さは感じられませんでしたが粘られても屈しない制球力が身上っぽく裏を返せば決め球は何だろう、上本がぴくりとも出来なかったストレートが軸なのでしょうがフォークもいいところから落ちていて、早く一軍で見るには中継ぎなのでしょうがやはり先発で育ててみたくはあります。

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広島 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 3
千葉ロッテ 2 0 0 2 0 0 1 0 X 5 9 0

◆3月22日(水) 千葉ロッテ−広島3回戦(ロッテ3勝、13時、ZOZOマリン、5,773人)
▽勝 西村 4試合1勝
▽敗 アンダーソン 2試合1敗
▽本塁打 荻野2号(アンダーソン)

▽バッテリー
千葉ロッテ メルセデス、坂本、西村、廣畑、小野、中森—田村、佐藤都
広島 アンダーソン、アドゥア、松本、森浦、戸根—會澤、石原

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