当落線上あれこれ

本前が3回零封で支配下選手登録、そして開幕ローテーションに前進しました。
登板間隔が空いていたので心配をしていたのですが無事で何より、投げるとすれば地元開幕三戦目でしょうから先日の練習試合に続いて楽天に見せすぎなのが気にはなりますがおそらく来週は4イニング以上を投げることになるのでしょう、東京ドームではなくできれば出身地の札幌で桜を咲かせたいものです。
ピッチングとしては全体的に抑えめなスピードガン表示でしたが130キロ台後半のストレートはその数字以上の伸びを感じさせて、そうなればやはり課題は変化球でスライダー、カーブ、チェンジアップとも武器になるようなボールには見えませんでしたので追い込んでからの最後の詰めが悩ましくはあります。
このあたりが特徴の無さに繋がっているのですがボール先行でも簡単には歩かせないコントロールはありますので、気負わずにできることをやるのみです。

有吉、河村は一休み

その本前と先発の座を争う有吉はこれと言って悪いところがあったわけでもありませんが、しかし逆に言えばそれでこの結果はしんどくもあります。
二死から歩かせての失点はあまりに印象が悪いですし、本人からすれば打ち取った打球が内野安打になったり藤原の打球の追い方がいまいちで長打になったりと不運なところはありましたが、有吉らしい押し出しと言いますか打者に対して向かっていく気概のようなものが感じられなかったのが引っ掛かります。
河村も吉田のやらかしや土のグラウンドは苦手なのか小川のエラーに足を引っ張られたところはあるものの、初球の入り方は反省材料でしょう。
大事なのはこれを引きずらずに次をきっちりと乗り切ることで、ふてぶてしさの仮面の下にあるのが小心さなのか本物の肝っ玉なのかが試されます。

開幕戦での四番山口はあるか

山口が待望の一発を豪快に叩き込みました。
どこで躓くかと思っていましたがコンスタントにヒットを積み重ねて、そしてようやくのアーチに喜んだのは本人よりもベンチではないかと思います。
それはそれで井上の処遇が気にはなりますがさておき、開き気味のフォームながらも逆方向にもしっかりと叩けるのは魅力的に過ぎます。
急造のファースト守備も細かな連携などはまだまだですが打球への反応やグラブ捌きは思っていたよりもよいですし、鈴木の最初と似たようなものでしょう。
その山口に狙う四番を奪われる形にもなる安田は引っ張りを意識しすぎか伸び上がったフォロースローは悪いときの井上を見るかのようで、レアードが守れるかどうか、あるいは藤岡や小川、今日もヒットを打った平沢次第では二軍スタートになってもおかしくはない湿りっぷりです。
そして沖縄本島遠征組に最初から加わっていたキャプテン中村奨がここにきて欠場がぱらぱらと、が何らかの体調不良なのかショートに続いてセカンドの聖域も崩す流れであれば喜ばしく、これまでからすれば後者は考えづらいですが何気に福田光も数字を残していますしそれを願ってやみません。
また守りでミスって捕手としての出番は減りそうですがバットではしぶとくヒットを稼いだ吉田、藤原の停滞で出番が増えてきた高部も頑張りどころです。

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楽天 0 0 0 0 1 3 0 4 X 8 11 1

◆3月11日(木) 楽天−千葉ロッテ5回戦(楽天4勝1敗、13時、静岡、1,503人)
▽勝 渡邊佑 6試合1勝
▽S 高田萌 5試合2S
▽敗 河村 7試合1勝1敗
▽本塁打 山口1号(瀧中)

▽バッテリー
千葉ロッテ 本前、有吉、唐川、河村—田村、吉田
楽天 瀧中、福山、鈴木翔、渡邊佑、高田萌—下妻、田中貴、太田

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