生まれてすらいない

イースターエッグとしてお菓子が配られて美味しくいただきましたが、キリスト教徒ではありませんしそもそも生まれてもいないのに復活も何もありません。
今日も負けて白星が生まれることなく開幕五連敗、コロナで山田や青木、内川らが離脱したヤクルトに屈したDeNAがまだお友だちでいてくれていますが負けない試合があったDeNAに対してこちらは全敗ですから「いっしょにしてくれるな」と言われてしまいそうな、目くそ鼻くそです。
初戦は完敗、二戦目は競り負け、となると明日も競り負けかと不安がよぎるところでプロ初登板初先発の本前にはあまりに厳しい船出となりますが、打線の援護は無いものと覚悟して開き直るしかないのはここまでを見て分かっていると思いますので、勝ち負けは気にせず悔いなく腕を振ってくれれば満足です。

また六回の壁に激突

岩下は課題の六回をまた越えることができませんでした。
抜群の立ち上がりから浅村にガツンと飛ばされるところまでは前日の小島と同じでしたが力勝負に勝ってスタンドインを許さず、その浅村を打ち取った四回までで僅かに37球でしたからガス欠になったわけではないでしょう、岩下には球数よりもイニング数が重い十字架になってしまっています。
もっとも頭から飛ばしまくったのが燃費の悪さに繋がったのかもしれず、佐々木朗モードかインフレ気味なZOZOマリンのスピードガンで則本昂が155キロでしたから岩下の150キロ台連発も多少は差し引くとしてもストレートでぐいぐいと、しかし五回以降にそのストレートが抜け始めます。
五回は田村の肩に助けられて切り抜けましたが六回に先頭打者への四球からのピンチを二死までこぎつけるも島内を歩かせて浅村に神経を使い、そして茂木に打たれるのは何かの儀式なのか、まるで前の試合の六回のビデオを見るかのように試合が決まる失点を喫しました。
もっともそれでも六回途中で2失点でしかなく岩下を責めるつもりはありませんし、明けない夜は無い、越えられない壁は無い、そう信じて精進するのみです。
また岩下の後始末を田中がこなすも調整登板の唐川は不安定、小野も突然の四球連発、河村はいきなりスリーボールでどうなることかと思いましたがそこから抑えたのを前向きに受け止めたくもかなり怖い、と生命線のリリーフ陣もピリッとせず、復帰した吉井コーチが再発しないか心配です。

今日は菅野だけ

スタンドからはセーフに見えたプレーに石井GM兼監督の動きが遅くリクエストが拒否られるなど追い風は吹いていたはずが、しかしその風を捉えられません。
元凶の第一が打線であることは間違いなく、今日も相手に上回るヒットを打ちながらもタイムリーは菅野の一本だけでした。
角中の打球が正面を突き、また山口の飛球にもうひと伸びが足りないなど惜しいものもありましたが、2割に届かないチーム打率ですから必然なのでしょう。
前日からやたら目を気にしているマーティンが地味にポップフライを量産しているのも痛いですし、時折に期待させるバッティングはありながらも四番が体重にも届かない低打率ではどうにもならず、また結果は変わらなかったのかもしれませんが焦っているかのような走塁ミスも目立ちます。
変わらなかったのであればミスとは言えないのですが昨日は安田の飛球に走り抜けた中村奨がゲッツーを食らいましたし、今日は中村奨のライナーに飛び出した藤原が犠牲フライへのチャンスを逃し、中村奨はエンドランがかかっていましたから戻るのは難しかったのでしょう、藤原も浅めの打球でしたから構えていてもスタートを切れたかどうかは分からず、しかしいずれもしまったという表情をしていましたので悔いは残ったはずです。
こうなってしまうと負の連鎖で最後の藤原の三球三振はそれを引きずって挽回をしようと力んだ結果にも思えてしまい、断ち切るにはとにかく白星でしょう。
ちなみに議論の的になりつつある交代のポイントですが今日は七回の田村のところで吉田を代打に出して欲しかったのと、同点ではなく勝ち越しの走者でしたから最後に松井が出てくるのは分かっているのにマーティンの代走で岡を使って右を浪費したのは一気にいきたいベンチの焦りにも思えました。
最後に一つだけ無理矢理なポジを、一塁走者のレアードが一球毎に手を叩いて鼓舞していました、そこは精神論になりますが悔やむ暇があればバットを振れ!

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◆3月31日(水) 千葉ロッテ−楽天2回戦(楽天2勝、14時、ZOZOマリン、9,594人)
▽勝 則本昂 1試合1勝
▽S 松井 2試合1S
▽敗 岩下 1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 岩下、田中、唐川、小野、河村—田村
楽天 則本昂、渡邊佑、牧田、松井—太田

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