真っ暗闇の福岡から地元に戻ってきた開幕4試合目でようやく片目が開きました。
初回の攻防で試合は決まったかと思ったところでさくっと追い付くも安田の体たらくもあって勝ち越せず清宮に勝ち越されて、そんなチーム打率.188vs.181とは思えない点の取り合いはミスをしたチームが負ける、の格言どおりに清宮、鈴木、五十幡のアシストにも助けられて今季初勝利です。
地元開幕の先陣となった西野はいきなりの被弾に同点にしてもらった直後の失点と点の取られ方が悪い5回6安打4失点は誉められた内容ではありませんでしたが野村に持っていかれたのはあれは内寄りを巻き込むようにした巧さにしてやられて、それよりも松本への四球こそが反省ポイントでしょう。
それでも上背に比して角度のあるボールで6奪三振と相手を乗せることなく立ち上がりにバウンドしまくったフォークを操れていればまた違ったかなと、もっとも西野=フォークではなくスライダーになって久しいのでいい加減にその幻影から見ているこちらが抜け出さないといけないのかもしれません。
余談ですが初回に西野の背中越しを舐めるようなカメラアングルはどうやって撮ったんだろう、また三塁側の空席を見れば観衆の発表が嘘っぽくはあれライトスタンドはぎっしりと埋まって声も出ていて初体験のポンセあたりはそれでピッチングが乱れたなんて報じるところもありそうです。
零封リレー
ベンチでまだ投げるような素振りを見せていた西野が5回76球でのお役御免は微妙でしたが中5日でしたし小島、種市も球数をベースにしたのか早めに代えたことからして初投げを配慮したのか、むしろまだ疲れていないはずで長いイニングをいけると思うのですがベンチの思惑は違うようです。
六回以降は前のカードで失点した小野、ペルドモがリベンジしてオスナばりにブルペンから走ってきた澤村はゴリゴリの力押しで益田も劇場化することなく零封リレーはよし、ただここまで先発の最長イニングが小島の5回1/3で明日がメルセデスだけに開幕早々のリリーフ陣の疲弊がどうしても気にはなります。
やっと当たった
開幕4試合目にして4人目の四番はやっと山口、イヤな風向きを変えるツーベースで「やっぱ山口だよね」の声が日本全国に響き渡ります。
そしてまさかのポランコがチーム初本塁打を叩き込んで流れとしてはこれが大きかった、次の投ゴロにその次の三振はこれで開眼ではなく宝くじでしかなさそうですがどうするんだろう、1点リードでしかない六回で岡に代えたとなればベンチの信頼を取り戻せたわけではなさそうです。
三回の無死満塁で犠牲フライの1点だけだったのはしょぼかったですが四回、六回もそう、バントがきっちりと得点に繋がったのはバント推しの自分的にはしたり顔で、三番中村奨のそれはしっくりときませんが、得点圏に走者を進めたからこそ結果的なダメ押し点が取れたわけで貧打だからこそどんどん送りましょう。
蚊帳の外だった安田は尻の位置が下がって腰もやや引き気味に見えたのは気のせいか、ショートは友杉でいくかと思いきや藤岡が打ちまくっているので目先の敵は大下か茶谷になりそうで、分母が小さいだけにあっと言う間に周りが率を上げて仲間がポランコとキャプテンだけの孤独がいつまでもは許されません。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
日本ハム | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 2 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 6 | 11 | 0 |
◆4月4日(火) 千葉ロッテ−日本ハム1回戦(ロッテ1勝、18時34分、ZOZOマリン、26,610人)
▽勝 西野 1試合1勝
▽S 益田 1試合1S
▽敗 ポンセ 1試合1敗
▽本塁打 野村1号(西野)、ポランコ1号(ポンセ)
▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、小野、ペルドモ、澤村、益田—佐藤都
日本ハム ポンセ、鈴木、ロドリゲス、宮西—伏見、清水