ブルペンデーで連敗ストップ

あんなまとまった雨が降るなんて聞いてない、しかもそこそこの雨量でコンコースは人があふれていました。
雨雲レーダーでは20時まで降るってマジかよ、仕方なく一回表裏はモニター観戦でサモンズがボロボロでそこまで待っていられず二回から座席に戻って耐えて何枚かは撮ったけどもったいないからオフまで取って置く、だって今生の別れかもしれないし、それほどに不安定なサモンズにげんなりです。
弱っちセブン、なんてタイトルまで考えちまったぜ、ともあれチームの低迷を横目に現地観戦3連勝と疫病神ズと縁を切るにはいい感じのロケットスタートです。

話にならん

で、サモンズが二回で降板してブルペンデーとなってしまいました。
アメリカ大陸での数字を見る限りではそこまでコントロールの心配は無いかと思っていたらぎっちょんちょん、オープン戦で7回3四球とイヤな兆候があって二軍では27回で5四球だったものが今日は2回で5四球って何なのさ、ひとり相撲も大概にしてください。
雨に濡れてスベったとかの言い訳はあるでしょうが、もっとゾーンの中でなんてレベルではなく際どくもないすっぽ抜けばかりでお話になりません。
二回で見切ったのは妥当でしょう、リードはしていましたが続投させていたらそれこそ弱っちセブンになっていたと思われます。

ロッテな?

本人は六回を、少しでも長くと登板前に意気込んでいましたが二軍戦で26球を投げての中3日で五回がせいぜい、高野脩は初回で準備万端だったかもしれません。
2回2/3のロングリリーフで3イング目に長打を浴びて2失点も序盤から中盤を支えて今季初勝利、お疲れ様でした。
ピッチングとしてはフォームが少し変わったとはフォロースルーで顔が最後まで地べたを見ていたものが顎が上がって前を見て、あのフォームが好きではなく存在を脳外に押し出しがちで、これならいいかな、ただ同じく雨の影響かもしれませんが球速がイマイチでロッテな改造かと心配にはなります。

八木がよさげ

高野脩の後始末は八木がイニング跨ぎでこなして、もう1イニング投げていれば内容的に勝ちは八木だったかもしれません。
こちらはあっさりと150キロを超えて迫力があって、ちょい雑になるときがあって痛打されるなんてのを除けば最大の敵はちょこまか離脱癖でしょう。
七回のゲレーロには驚いた、ここのところ打たれがちで立場が悪くなったのか、自慢のストレートを割と捉えられていて配球に知恵が必要っぽいです。
そうなると八回にまさか澤村、ではなく中森は一人目はボールが上ずっていましたが以降は低めにストレートと落ちのいいフォークの王道が見事でした。
セーブシチュエーションではなくも締めに鈴木は明日が移動日で木村もベンチに入っていないし、ヒットは打たれるも併殺打で以上終了です。

四番シンゴ

昇格の石川慎はいきなり四番でした。
DHってことで文字どおりにポランコの代役で、1安打2打点で文句なしのお立ち台です。
先制タイムリーはグラウンドが濡れていなければゲッツーだったかもしれずラッキー、宗山は泣いているかもしれません。
この顔付きこそがまさに石川慎で気合いが表に出るロッテには希少な存在で、貴重な追加点となった押し出しのときもそうでしたがベンチに向かって煽ると言いますか盛り上げると言いますか、大下の代わりかな、右左に関係なくしばらくはDHでの起用でよいでしょう。
ちなみに四番抜擢を問われて「さすがにちょっとどうしたんだろう」って、それほどの窮地なんです、助けてください。

波に乗っていこう

もう一人のヒーローは3安打猛打賞の友杉で、プロ初の三塁打にめっちゃ嬉しそうでした。
ホントのところはフラダンスのポーズの照れ笑いなんでしょうけどね、きっと、これって最初に石川慎がやっていて発案者かと思っていたら立松らしい、フラダンスじゃなくて波乗りポーズ、これまでパフォーマンスはエチェバリアとか助っ人発が多かったですが国産もいいものです。
しかし何があったのか3本とも完璧に芯に捉えて石川慎のお株を奪う四番みたいなバッティングで、ポップフライかどん詰まりゴロの山だったのが嘘みたいです。
これを続けることができるかどうか、そもそもタイプ的に3年目626打席目に初の三塁打ってのが現在位置を顕していて、波に乗って拭い去りましょう。

ありがとう、マスター

やっと左手を攻略しましたが攻め方は気に入らない、贅沢ですが気に入らないです。
初回に高部が例によっての流し打ちでのツーベースで無死二塁に藤岡はバントの素振りも無く四球でチャンスが広がりましたがあくまで結果でしかなく、古謝だったらどうだったか、人によって好き嫌いはあるでしょうが自分はやはり無死一塁に初回でも送った楽天の野球が好みです。
しかし吉井監督なのか金子参謀なのか望むのはメジャー流の強打者二番で、ともあれ試合を決めたツーランはお見事でした。
初回が1点に終わらず2点目を取れたのがかなり大きく、いつかはと思っていた西川に打点が付いてきっかけとしたいです。
そんな効果的な得点が多かった試合ですがどれか1つと問われれば四回の1点、あれが無ければどうなったか、しかも相手のミスによるもので寺地の打球に阿部が余裕で追い付ける動きだったのが頭を越されて、風はほぼ吹いていなかったのに、二死からのこの失点は楽天には痛手だったでしょう。
それだけ寺地の打球に伸びがあるってことでしょうが美味しいHランプが点って、そんな寺地は守りではボールがプロテクターに入り込んでテイクワンベースは先日にもらったのをお返ししてしまった、里崎はその先日のプレーに「そうならないよう上をぴっしっとくっつけていた」とのことです。
それはそれで動きづらくなって難しいところですが何らかの対処が欲しい、審判の説明があるまではあれがボークなのかとクエスチョンマークでした。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
楽天 0 1 0 0 2 0 0 0 0 3 8 0
千葉ロッテ 2 1 1 0 0 3 0 0 X 7 10 0

◆5月7日(水) 千葉ロッテ−楽天8回戦(楽天5勝3敗、18時、ZOZOマリン、25,127人)
▽勝 高野脩 3試合1勝
▽敗 藤井 5試合2敗
▽本塁打 藤岡1号(西垣)

▽バッテリー
千葉ロッテ サモンズ、高野脩、八木、ゲレーロ、中森、鈴木—寺地
楽天 藤井、松井、西垣、渡辺翔、中込—堀内

© 2007 オリオン村