KYはKYでも・・・

かなりな難敵の山本ですが攻略までは至らずもそれっぽい形に持ち込むところまではままあって、そしてチーム状況が最悪、最弱だけに逆にKYぶりを発揮してくれるのではないかと期待もしていたのですが、しかし戦後初の2年連続ノーノーを献上と相成りました。
KYはKYでも「くっそ、やられた」といったところで、どうやらヤンキースのキャッシュマンGMが視察していたらしく他にもメジャー関係者がいたかもしれず絶好のお土産になったに違いなく、ロッテからすればとっとと海を渡ってくださいと総額で1000万ドルアップの餞別を渡したも同然です。
まあノーノーを食らおうが10点取ってのサヨナラ負けでも1敗は1敗、優勝の可能性は数字だけでしかなく現実的にはありえませんしソフトバンクと楽天がきれいに潰し合ってくれたのを僥倖に吉井監督がどう考えているかは分かりませんが、球団が納得する地元CS開催を目指して頑張っていきましょう。

日本的ではある

そんな山本のノーノーに、吉井監督を始めとして選手たちはお手上げのコメントでした。
山口の見逃し三振など山本ゾーン的なものが無くもなかったですが今のロッテ打線に付け入る隙が無かったのはそうなのでしょう、ただこういった美辞麗句よりも一人ぐらいは悔しさを面に出す選手がいてもよいような、それをやると負け惜しみに聞こえて嫌がる日本的な対応ではあります。
野田に19奪三振を食らった試合でその19個目を奪われた平野が問われて「自分が全てやられたわけじゃない」、みたいなのが誰かしらいて欲しかったです。
ベンチもそう、今日の山本に一打席で対応するのは難しいと判断したのかもしれませんが実質的な9人野球、策も何もありませんでした。
現地のロッテファンはどうだったんだろう、なかなかナマで体験できるものではなく「スゲー」だったのかそれとも帰り道に涙したのか、気になります。
幸いなことに無意識に記憶を抹消したのでなければ未体験で、その場にいたらやるせなさで飲み屋に直行したかもしれません。
さてこの屈辱を明日以降にどう活かしていくか、ノーノーもしくはパーフェクトを三回くらいから意識したなんてのを甘受する輩は即刻の退場を願います。

あの一球だけ

美馬は7回7安打3失点、苦しいピッチングでしたが被弾のみに抑えました。
ほぼ常に走者を背負いながらものらりくらりとボールの出し入れで勝負したのは美馬らしく、それこそ石川歩が好きな「ピッチングとしてはよかった」との試合後のコメントでも納得できそう、また借金が増えてしまいましたが責める気にはなれません。
痛恨の一発はせっかく無死一三塁のピンチを安田の好捕で凌ぎかけたところで内に構えた田村のリードに応えられず、腕が伸びて長打になりやすいコースにあれは失投でしょう、そしてそれを見逃さなかったラオウを誉めるしかなく強者の勝負強さをまざまざと見せ付けられました。
前日であれば宮城、そして今日は山本と申し訳ないながらも見るからに不利なマッチアップにめげることなく頑張っただけに打線の援護が無いのは想定内であっても被害者かな、永久凍土打線だけに繰り返しの恐怖はありますが次の登板でこの恨み辛みを晴らしてください。

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オリックス 0 0 0 3 0 0 0 1 0 4 9 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3

◆9月9日(土) 千葉ロッテ−オリックス19回戦(オリックス11勝6敗2分、18時、ZOZOマリン、29,232人)
▽勝 山本 20試合14勝5敗
▽敗 美馬 15試合2勝8敗
▽本塁打 杉本13号(美馬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、東條、澤村—田村
オリックス 山本—若月

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