国士舘デー

最後に柿沼、松川のヒットが出ましたが八回までは高部、池田がいずれもマルチヒットの4安打のみとは国士舘デーでした。
高部は技ありかつしっかり叩いてのレフト前に脚力を活かした内野安打を、池田はやはりコースに逆らわずのライト前に抜いたボールにタイミングを合わせてのツーベースを、いずれも内容のあるヒットで両選手ともに開幕が待ち遠しいのではないかと思います。
見ているこちらとしてもあと3週間弱がもどかしいと言いますかそこまで保ってくれよと願いを込めて、この先輩後輩コンビの頑張りを見守ります。

どんな18歳だよ

裏を返せば他の打者が不甲斐なかった、のは対左腕がようやく改善しつつあっただけに前回に攻略した大関、消えかけていた大竹耕に抑え込まれたのがイヤな感じで、嘉弥真にもしてやられましたし、ロッテには左腕、の基本線を覆すのはなかなかに大変そうです。
そんな中で打席でのどっしり感は松川でボールの見逃し方も貫禄があり相手バッテリーも気味が悪いのではないかと、素振りはどこか田村にも似ています。
インパクトのときにややしゃくり上げると言いますか手首を返すスイングはその手首への負荷という点も含めてどうなんだろうと気にはなりますが、袴田がそうだったようなこねるような使い方ではありませんし、凡打でも打球に回転が強くかかっているのはこのスイングだからなのでしょう。
これまで意識をしていなかったミットの動きが目立った柿沼はきっと松川がビシッと止めているのを見たからで、つまりはリストが強いわけです。
明日は佐々木朗なのでまた松川なのか、それとも田村が2試合続けてマスクを被るのか、こちらも開幕に向けてあれこれ楽しみになってきました。

鈴木はどうなる

本前は先頭から3打者にいずれも初球で、あっさりと3球で先制点を許しましたがエラーから始まったものですし、3回3安打2失点はもちろん合格!と言えるような数字ではありませんがストレートの走り、スライダーのキレ、ともにそれほど悪くもなかったように思います。
ただ全体的にボールが高めで甲斐にスタンドまで運ばれたのもそう、ばらけるのが本前ですがそれが狙わずにゾーンに入ってしまったのは反省材料です。
二番手以降は攻めきれない東妻に対してストライクとボールがハッキリしてはいたもののねじ伏せた小野、と今日は小野に軍配でしょう。
中1日の成田、鈴木の両左腕はどういう意図での起用かが気になる、のはその前回の登板で成田はとりあえず終わった感がありましたし、鈴木はもしや中継ぎが決まりかと思えば2イニング目があって裏があれば3イニングを投げさせたとは井口監督です。
鈴木は今日ぐらいの内容で6~7イニングを投げられるのであれば先発、どころか柱の一人でいけそうですがそう簡単な話ではないでしょうし、鈴木をどうすると考えるのか、他の先発候補との兼ね合いで決めるのか、前者であってもらいたいのは言うまでもありません。
ベンチに中継ぎ左腕へのこだわりがるかどうかもその決定を左右しそうで、成田がこんなで山本大があんなですし、出遅れの中村稔を早く見たくもあります。

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ソフトバンク 1 0 1 1 2 0 0 0 X 5 8 1

◆3月4日(金) ソフトバンク−千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、18時1分、PayPayドーム、8,988人)
▽勝 大竹耕 2試合1勝
▽S 椎野 2試合1S
▽敗 本前 4試合1勝1敗
▽本塁打 甲斐1号(本前)

▽バッテリー
千葉ロッテ 本前、東妻、成田、小野、鈴木—田村、柿沼
ソフトバンク 大関、大竹耕、中村亮、嘉弥真、椎野—甲斐、海野

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