角中の走り勝ち

15安打10得点、二死から1四球を挟んでの5連打とどこのチームだよってぐらいに繋がった打線は、角中が必死に走ったのが最大の勝因です。
セカンド左への打球で当たり前と言えば当たり前ですがその当たり前ができない選手もいるわけで、37歳と1ヶ月の角中のこの当たり前が無ければ初回に先制できなかったかもしれず、なぜこれほどのお手本が身近にいながらこの試合もそうですが周りが倣うことができないのか嘆かわしすぎます。
素晴らしい、若いころには何を言ってんだみたいな宇宙人的なコメントに卓越した打撃技術を誇りながらもそれを伝える力が無さそうで指導者は無理かなと思っていましたが、最近は若手に苦言を呈するなど実はそうでもない、そしてコーチよりも監督としての資質があるのかもしれません。
さておきスミ2に終わらず貴重な追加点となったスタンドインもあって今月は調子を落としていましたがここから再点火といきたく、チームで突き抜けた.345がその調子が落ち気味だったり交流戦休みがあったにしても10日以上振りのスタメンってのが何ともかんとも、休ませているからこその活躍かもしれず悩ましいです。

中村奨が節目を達成

右でもスタメンの中村奨は地元で1000本安打達成モードに入ったのだと思われ、無事に初戦でクリアしました。
今日のマルチは捉えての逆方向でらしくはあって凄く久しぶりのような、これができるようになれば率も上がるでしょうしそうあってもらいたい、使うとしたらサードしかなく守りはもう今季は飲み込むしかなく、タイムリー内野安打になった打球は深めショート寄りに守っていて仕方ないにしてもスローイングを意識してか回り込むようなアプローチが気にはなって今秋、来春に一から鍛え直すよう小坂コーディネーターが既に動き出していると信じています。
それにしてもなぁ、記念ボードを受け取ってまずライトスタンドはよいとしてもぐるっと回ってバックネット付近では既にほぼ降ろしているってどうよ、例によってで驚きもしませんが寂しい、哀しい、無駄とは分かりつつまた球団に意見してみようと思います。
それにしても景気よかったなぁ、初球打ちの鬼はサイクルヒットにあと放り込むだけというところでゲッツーを食らったのに笑っちゃいましたがぐいっと3割に肉薄して、4安打の佐藤は3割に再到達でリーグ3位に浮上、近藤も田宮も遠い存在ですが諦めずに首位打者争いに殴り込みましょう。
特に佐藤はこのまま3割で終われば球団史上に燦々と輝く偉業、捕手で3割って創成期の土井垣以外にいるのかな、是非とも成し遂げてもらいたいです。
しんどくなってきたのが二遊間で藤岡ではなく小川はファールで粘るらしさはあっても4タコ、友杉も3タコでした。
ともにこれだけ出続けるのが初めてだけに乗り越えなければならないこの試練を乗り越えてもらわねば、レギュラーには必須の試練です。

露払いのはずが・・・

西野は6回途中までを4安打2失点、1ヶ月振りの白星です。
小島ほどではなくもずっと失点を重ねていただけにここのところでは一番のピッチングで、四回の失点もエラーと内野安打によるものでしたし、ただとにかく球数が多くて3点リードがありながらもイニング途中での交代は100球に届いて妥当なところでしょう。
本来はビシッと抑えて明日の石川歩への露払いとしたかったですが、そもそも真っ当に中森ってこのタイミングでの支配下選手登録って何よ、思わせぶりすぎるだろ、それとも小島をすっ飛ばして金曜日に投げるのか、ともあれ西野はこの久々の勝利をきっかけにしてください。
勝てないときにありがちな打たれたくないから狙いすぎ、が借金返済の5勝目でどう変わるか、次の登板で真価が問われます。

零封リレー

その西野を継いだ横山、坂本、国吉、廣畑は零封リレーでした。
横山はどうでもいいところで投げさせたかと思えば今日みたいな場面で使ったりとよく分からん、結果オーライの逆球で抑えてイニング跨ぎもこなして試合の流れをガッチリと掴んで、小刻みな継投は今季はさほど左を抑えているわけでもない坂本がビシッと三球三振で締めます。
国吉、廣畑は大量リードでまあ惰性ではあっても緩むこと無く、最後は二保かと思いましたが石川歩との入れ替えに温存なのか貴重な一軍の戦力なのか、最後は併殺に仕留めて二桁安打&得点にしては早めに試合を終えてお立ち台は見なかったけどね、ホント、辛い仕様です。

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千葉ロッテ 2 0 3 0 0 0 5 0 X 10 15 1

◆6月25日(火) 千葉ロッテ−楽天10回戦(ロッテ5勝4敗1分、18時、ZOZOマリン、22,377人)
▽勝 西野 11試合5勝5敗
▽敗 内 11試合3勝5敗
▽本塁打 角中2号(内)

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、横山、坂本、国吉、廣畑—田村
楽天 内、弓削、藤平—太田

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