角中の一振りで勝利しました。
お気に入りに登録しているのが理由か今日に届いたレプリカユニ販促のメッセージ、目線でカンペを読んでいるなんてのはさておき、今日は何かやってくれるだろうとの期待どおりの活躍は値千金の勝ち越しツーランが素晴らしく、ただ歳を食っているではない本来の意味でのベテランの渋みです。
何より野球に対する姿勢がいい、無死二塁で「進塁打を打とうとしていたので、自分の中ではミスショットになってしまいましたが」は一見すると照れ隠しにも思えますがこの一打の前のファールに解説者が「強引に引っ張りにいっている」と、誰かさんは聞いているか、爪の垢を煎じて飲ませたくなります。
正直なところ五番で進塁打はどうかとも思いますが1点を確実に取りにいくには何が最善か、このカードでノーヒットの自らを鑑みての判断だったのでしょう。
毎年のように今年限りかと思いつつもきっとこのオフも心配は無い、大嶺祐をきっかけに始めたブログですがそのときからの唯一の生き残り、始祖は永遠です。
世界のフジワラ
昨日に出番が無かった藤原も、鬱憤を晴らすかのようにいい仕事をしました。
すり足になるとセンターから逆方向が中心のバッティングになりますが初回に右中間を深々と破るスリーベースで先制点を叩き出し、五回にはカットと言いますかスライスと言いますか技ありでセンター前に運んで貴重な追加点を、3安打猛打賞で堂々たる三番は.333と3尽くめです。
レギュラーに育てるつもりがベンチにあれば左腕で引っ込めている場合ではないでしょう、山本との兼ね合いはあれど調子がいい選手は使い続けるべきです。
休ませながら
やはり昨日にお休みだったソトが久々に、3週間以上ぶりのマルチヒットです。
いずれも初球の甘いボールを逃さずに、今季に実質37歳で日本人と同列には語れないにしても適度な休養が必要なのでしょう。
ポランコも34歳でソトほどではなくてもたまには、そのときのソトはファーストでなくDHがよいです。
無事にロッテでの二年目を乗り切れば日本人枠となって三年目が見えてくる、ネフタリ教が盛り上がる今後を期待します。
五番が八番
打線としては二桁安打で北の鬼の二体目を狩って、五割復帰です。
欲を出しましたが相性の悪さを考えれば勝ち越しで御の字か、これで苦手意識が少しでも払拭できたと思いたいです。
ここのところ特定の選手ではありますが足を使った攻撃がちらほらあって岡の盗塁が得点に繋がって、序盤のバントもたまに見かけて、よい傾向でしょう。
ただ打順が変わりまくるのは相変わらずでマルチの五番を翌日に八番は何をどうしたいのか、バットを持っているかすら疑いたくなる下位を何とかするために置いたぐらいしか理由が思い浮かばず、それほどにまたしても旬が短かった中村奨に友杉の体たらくでチャンスの小川の内容の無さでした。
さて、北広島の全てでマスクを被った寺地は欠かさずヒットを打ってブロッキングでの横の動きも俊敏に、強いて挙げればお約束のごとくセカンド送球の際のワンテンポがあって目先の課題でしょう、ゲレーロとの会話は英語だったのかスペイン語でもいけるのか、松川のときよりもワクワク感が強いです。
白煙復活
田中晴は5回2失点で2勝目です。
さほどに悪くもなかったですが6安打を浴びてピンチも少なくなく、先制してもらった直後に失点、二回には同点にされて流れに乗れませんでした。
それでも力強いストレートでねじ伏せてフォークで翻弄してイニングを超える6奪三振、五回降板は81球で微妙でしたが二死一三塁を切り抜ける雄叫びでいいところかな、力を使い果たして次のイニングに燃え上がるのもままある話で、そして頼れる木村の存在があってこそでしょう。
寺地と同じく浮かれること無く点の取られ方の悪さを反省する謙虚さは新世代、世代交代の象徴で、試合後に二人で語り合う姿には楽しみしかありません。
ところでやや控えめになっていたロージンの白煙がいつの間にか復活して投げる手元だけでなく足元にも舞い上がって、あれ、好きではないです。
第二幕が始まる
木村は六回は三者凡退で抑えるも七回にプロ初ヒットを浴びて、タイムリーを浴びて初失点です。
パーフェクトは8イニングで止まってノーヒットと無失点は10イニングで止まって、木村の第一幕が終わりました。
そう、ビギナーズラックもひと段落してここからが木村にとっての本当の勝負の舞台、第二幕が始まります。
球速は出ていますし四球で崩れる心配も無いとなるときっと勢いは止まらない、失点は前進守備をしておらず痛烈な打球にゲッツーかと思ったらソトがホームに投げたことに起因していてやりようで防げた気がしないでもなく、ノープロブレム、通過儀礼と割り切っていきましょう。
カード制?
締めは鈴木でした。
2点リードで益田は無いと思いましたが連投の影響もあったのか、それともカード毎に守護神を変えるのか、後者ならどちらが投げるか分からないふわっとした状況よりはよい、いっそこのとベンチ入りさせないのもあり、今日などは益田より小野がいた方がよかったです。
で、鈴木は134キロで始まって140キロ台後半は三人目といつにも増してエンジンのかかりが遅く、最後は変化球のみの三球三振でした。
データを持ち合わせていませんが昨季に比して明らかにストレートが減っている、本人もリードする捕手も懸念があっての配球かもしれず、スライダーが生命線ではあれさすがに130キロ台を見てしまうと不安にならないはずもなく、ともあれ益田に並ぶ3セーブはトップと2差でタイトル圏内です。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 12 | 0 |
日本ハム | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 11 | 0 |
◆4月27日(日) 日本ハム−千葉ロッテ5回戦(ロッテ3勝2敗、13時、エスコンフィールド、30,687人)
▽勝 田中晴 3試合2勝1敗
▽S 鈴木 9試合3S
▽敗 金村 5試合2勝2敗
▽本塁打 角中1号(金村)
▽バッテリー
千葉ロッテ 田中晴、木村、ゲレーロ、鈴木—寺地
日本ハム 金村、柳川、齋藤、池田—伏見、田宮