巷ではイノッチの対応が賞賛されたりして持ち直したかのようにも見えたジャニーズ事務所が、NHKのスクープで「やっぱやらせかよ」「不祥事の会見で企業側が『落ち着いて』なんて言ったら反発されるのに拍手だったしな」「さくらもいたんじゃないの」なんて声が渦巻いています。
ソフトバンクと楽天のファン、関係者には今日のオリックスこそがやらせと恨んでいそう、特例2023からの半月ぶりの復帰ではあれ5回1安打自責ゼロの宮城を63球で代えて七回にはプロ3試合目の横山で引っくり返されて、逆の立場であれば同じように不満だったでしょう。
オリックスとしてはCSはお得意様のロッテとやりたいでしょうし、宮城の規定投球回さえ達すればどうでもよかったのだと思われます。
そういった思惑に助けられたにしてもこの期に至れば勝てば何でもよし、お立ち台でインタビュアーがあまり一般化されていないであろうクリンチナンバーなんてのを持ち出しましたが残り3試合にあと2勝でCSが決まる、明日に楽天が負けてくれれば明後日にもCS圏内が確定します。
角中!
今日も茶谷、和田を外して中村奨、ブロッソーを入れて、勝つ気が無いのかと腹立たしいスタメンでそのとおりの展開でしたが、角中が流れを引き寄せました。
2四球でもらったチャンスにど真ん中の甘いボールを見逃さず右中間を深々と破る同点タイムリーツーベースには感動しかなく、凄い、凄いです。
いつもであればここで終わるものが藤岡が3安打目の勝ち越しタイムリーツーベースでもうお祭り騒ぎ、直前に上手く処理できていても微妙ではありましたがスローイングミスがあっただけに期するところもあったでしょう、そこをお立ち台で触れて欲しくはありました。
八回にはブロッソー、中村奨でダメ押し点を、いや、これは明日以降を考えてよいかどうかは甚だ疑問だったりもしますがまずは目先の勝利です。
とは言えどうだ、これならどうだ、と9四球ももらいながら大勝できなかったのは山口のブレーキが強烈だったから、和田を使って欲しくそれでも荻野を優先するのであれば今季は守っていませんが岡をファーストに、の選択もありで休養日の明日に準備だけはしておきましょう。
傘は・・・
すっかりと天高く美馬痩せる秋、となってしまっていますが、突発性炎上症候群は単なるスタミナ切れにも思える今日の美馬でした。
四回までは走者を背負いながらも美馬らしく要所を締めて零封していたものが五回に突然乱れて、ここぞでボールが抜けてしまいます。
挙げ句に連続四球で先日に続いての押し出しで同点にされて、森にもスリーボールになって抑えはしましたがあそこが限界でした。
しかし六回も続投で勝ち越しツーランを浴びてしまい、それでも代えずまたすっぽ抜けで歩かせて、どうやらドームに油断して傘の持参を忘れたようです。
西武との4連戦に勝ち越しながらもかなりリリーフ陣を使って、もしかしたら金曜日にブルペンデーの予定で少しでも長いイニングを投げて欲しいとの思いがあったのかもしれませんが、あのまま負けていたら悔やんでも悔やみきれない過ちになりかねませんでした。
恩返し
そんなイヤな雰囲気を中森がピシャッと振り払って3勝目、残る3試合でもここぞでの起用がされるでしょう。
澤田は古巣相手に放り込まれたら同点となるピンチを招くもイヤらしい中川圭を三振に切って取って、いい恩返しができました。
最後を澤田と決めていたのであれば一戦必勝でペルドモも突っ込むべきだったとは思いますが先を考えれば坂本でよし、左を歩かせたのはあれでしたがやはり面倒くさい中川圭、杉本を打ち取って右恐怖症を克服してくれ、そして全体的に微妙にミットを動かしてストライクコールを引き出した松川も隠れたヒーローです。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 6 | 6 | 0 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 1 |
◆10月4日(水) オリックス−千葉ロッテ23回戦(オリックス14勝7敗2分、18時、京セラドーム大阪、19,574人)
▽勝 中森 12試合3勝2敗
▽S 澤田 17試合2勝2S
▽敗 横山 3試合1敗
▽本塁打 ゴンザレス12号(美馬)
▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、中森、坂本、西村、澤田—松川
オリックス 宮城、小木田、横山、吉田、ワゲスパック、村西—若月、福永