1年分の援護点をもらっちゃいました

正直っちゃ正直、その想いはロッテファンに共通したものでしょうし、「2点を取られた時には、ちょっと今日は苦しいかなと思ったんですけど」「1年分の援護点をもらっちゃいました」は1試合平均の得点が2点に届かない永久凍土ふん詰まり打線の現状をしっかりと認識していることにはなります。
しかしそれを投手が口にすると野手に対する痛烈な皮肉にしか聞こえず、敢えて意図的にそれをやっている、よりは茶谷や安田をいじったように本人として受けを狙っての軽口のつもりであれば昨オフの騒動で周りの見る目が変わった自覚が無いのか、隣で苦笑いをするしかない池田、友杉とともにのお立ち台でした。

悪くないけど良くもなかった

さておき今日は7回3安打2失点で自己最多の111球、内容はもうひとつでしたが先発としての仕事をきっちりです。
ただこれにしても六回が終わって吉井監督が代えようと思ったところが本人が投げる意志を見せての続投がチームのためではなくメジャーへのアピールにも思えてしまって「あんまり疲れてないです」もそう、素直にシンプルにその言動を見ることができなくなってしまっている自分がいます。
内容としては3安打2四球で2回40球にどうなることかと頭を抱えた立ち上がりから以降はノーヒットと無難にまとめて、まともに打たれたのは初回のスリーベースだけでこれは岡の追い方もどうよ、それと詰まった2本とともに運が悪かっただけと言えなくもありません。
160キロチャレンジが企画倒れに終わったMAX158キロはそれが七回で150キロ台後半もほぼこのイニングだけ、変化球が多く、それもフォークではなくスライダーがメインの組み立てはそれほど首を振っていなかったため抑え気味、かわして長いイニングを投げる佐藤との共同作業だったのでしょう。
大人のピッチングと評することもできますが清水直も指摘をしていた体が流れるフォロースルーは前回登板もそうで、ちょっと気にはなります。
そしてどこまで続けられるかで本当の評価が下されることになるわけで、今日で通算20勝目ですがうち完全試合を含む6勝を稼いでいるオリックスを相手にかつ無敗の4月は恒例の春朗希かもしれず息切れをせずに完走して今オフの交渉に臨めるかどうか、まだ2試合目でシーズンは始まったばかりです。

ハードランディング

益田の離脱からその機会が無かった逃げ切り体制、最後を締めたのは横山でした。
益田の心情を思えば好調を維持していることもありソフトランディングの澤村かと思っていましたが、先々を考えればハードランディングの横山もよしです。
同期の佐々木の白星を守り切って横山は感慨深いでしょう、打球が右膝近辺に当たって何ごともなければよいですが投げきったにしてもルーキー荻野の大怪我や先日に藤原が骨折したときもプレーをしばらく続けて我慢しきれずに途中交代となっただけに、来週にその姿を見るまで安心できない心配性です。

佐藤をメインで

打線は二桁安打で佐々木を援護しました。
4四球もあってそれにしては得点が少なかったりもしますが贅沢も言ってはいられず、流れとして初回にすぐ追い付いたのがよかったです。
直後にまた勝ち越されてしまうも曽谷の突然の乱れに井口が塩を塗り込んで、一気呵成の逆転劇がらしくはありました。
ようやく池田に初ヒット初打点が出たのが喜ばしく友杉も好調で、山口も高校でチームメイトだった曽谷から2打数1安打と気持ちよかったでしょう。
中村奨も2本目にやっと巻き込むようなスイングでいい当たりが出て今季二度目のマルチヒット、前回はラッキーヒットの感があってその後が続かなかっただけに今回こそは上昇のきっかけとしたい、ダブルミリオンがいつまでも九番を打っているわけにはいきません。
二回の無死一塁で池田に送らせなかったのは、結果的には進塁打となりましたが次の中村奨が期待できないのが理由だったかもしれず、八回のツーベースと六回のしょぼい捕ゴロのどちらが真の姿かこちらも来週のその姿を見て、スイングを見ての判断となります。
ポランコ、ソトも何だかんだでヒットを打ってあとはポランコと山口に一発が欲しい、そして里崎理論で言えば捕手は佐藤を固定でよいのではないかと、今日のブロッキングはまあ仕方がないとしてそれとリードに顕著な差が感じられず、であれば打っている佐藤をベンチに置いておくのはもったいないです。

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オリックス 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 4 0
千葉ロッテ 1 0 0 4 0 0 0 0 X 5 11 0

◆4月7日(日) 千葉ロッテ−オリックス3回戦(ロッテ2勝1敗、14時、ZOZOマリン、29,384人)
▽勝 佐々木 2試合1勝
▽S 横山 3試合2S
▽敗 曽谷 1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、澤村、横山—佐藤
オリックス 曽谷、井口、古田島、山田—若月

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