こちらも相手をどうこう言える状況ではありませんがそれでもラオウが二年目のジンクスにはまって紅林も率が上がらす、そして吉田正がコロナ離脱となればかなり見劣りする打線ですから投手が抑えて打撃陣が1点を確実に、そしてリリーフで逃げ切る野球がはまった今日の勝利でした。
そんな打線に6安打を浴びはしましたが佐々木朗が7回7奪三振1失点で4勝目、今月の初勝利で田中将、東浜、伊藤、高橋と並ぶハーラートップです。
月間MVP御礼と言うまでの派手さはありませんでしたが今月も1点台の防御率であと2つも白星を重ねれば、続けての月間MVPも視野に入ってくるでしょう。
ピッチングとしてはやはりストレート狙い、は追い込まれるのを嫌ってか早打ちをしてくれて球数が減るのは好都合、そこに無駄な四球が絡まなければ失点に繋がるケースはなかなか無いでしょうし、フォークを増やすことで二回り目から三振も増えましたからそういう意味では理想的ではありました。
むしろ抜群、よりはこういった内容の方が相手は嫌がるのではないかと、86球でしたから八回もいくかと思いましたがフォークの多投で握力低下を考慮したのかもしれず、現場にいれば分かったのでしょうが追加点があったからなのか予定どおりだったのか、リリーフ陣が過負荷なだけに気にはなります。
そして明日の山本に対して佐藤奨は捨て試合なのか前回に炎上した石川、ロメロの間隔を空けるためなのか、こんなに早く30キロ差が見られるとは興味津々で順番としては逆がよかったようには思いますが、何はともあれ佐藤奨にはプロ初先発を楽しんで欲しい、結果は後から付いてきます。
さて白井、さすがに球審は避けたようで二塁塁審でしたが際どいプレーが複数回はいずれもロッテに軍配を上げて、映像を見る限りでは微妙でしたが明らかに覆すようなものではなかったので妥当ではあれ、今後もあれこれ言われ続けるのでしょう、身から出た錆、自業自得ですからもちろん同情なんてしません。
佐々木千よりゲレーロ
八回の西野にはヒヤリとさせられましたがギリギリで切り抜けて、そして最後はゲレーロです。
益田のベンチ外は3連投を避ける吉井メソッドが残っているのであればよし、今季のパターンからして異常発生の懸念はありますがゆっくり休んでください。
佐々木千かと思ったところでのゲレーロは無難に三者凡退で来日初セーブ、先日からの起用でまだベンチは佐々木千が本調子でないと見ているのかもしれずこのあたりは引っ掛かるところで、きっと明日には出番がある佐々木千でしょうから存在感を見せてもらいたいです。
走る、走る、走る
連打、長打がなかなか無いですし結局は5安打でしかないとなれば、今は今日のような野球をやっていくしかないのでしょう。
高部が3盗塁はどれも左腕からで癖でもあるのか伏見がしょぼいだけなのか、全てが得点に繋がりましたので地元、もしくは佐々木朗でなければお立ち台です。
さらには中村奨がやらかしはしましたが佐藤都、三木がバントを2つとも初球で決めて、犠牲フライもありましたし、堅実に1点をつかみ取りました。
追加点が欲しい八回のスクイズは左腕に左打者だっただけに実況も解説もその可能性に触れることなく、バッテリーも虚を突かれたのではないかと思います。
守りでは緩いゴロを何度も処理したエチェバリアは六回のそれは直後に頓宮にツーベースが出ただけにビッグプレーで、安田も頑張りました。
注目の不振トリオはマーティンは散々、中村奨は技ありはあれど微妙、レアードは一発が続くのはいい傾向、と三者三様でしたが、その中村奨の角中ばりの変態打法でのタイムリーは流れ的に大きかったので気持ちよく明日に臨んで欲しい、2割ちょいでは胸のキャプテンマークが泣いています。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 5 | 0 |
オリックス | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 |
◆5月13日(金) オリックス−千葉ロッテ7回戦(ロッテ5勝2敗、18時2分、京セラドーム大阪、19,671人)
▽勝 佐々木朗 7試合4勝
▽S ゲレーロ 12試合1勝1敗1S
▽敗 田嶋 6試合2敗
▽本塁打 レアード4号(富山)
▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、西野、ゲレーロ—松川、柿沼
オリックス 田嶋、富山、張奕—伏見