ヒロミサンセット

実況が叫んだ「ヒロミサンセット」を聞いていたのかインタビュアーが持ち出して、サンセットは夕方、夕陽、日暮という意味がある一方で末期、晩年、衰退、斜陽なんてのも、いやいや岡はまだまだこれから、このサヨナラアーチで今月は5発目でここ数試合のヒット量産で打率も.347です。
これ、月間MVPがいけるんじゃね、近藤がその上を行く.354で他に候補はいるのかな、岡にはこのチャンスを掴み取ってもらいましょう。
低目のグリップからクイックみたいなスイングであれほど飛んでいくとは驚きで内に秘めたるパワーがもの凄い、身体能力の高さはずっと言われてきましたが移籍後に徐々にその資質が数字に結び付いて脚力がありながら意外なツーベースの少なさはありますがロッテには貴重な大砲です。
3年契約は35歳までのシーズンで福田、中村奨と野手のそれはろくなことになっていませんがヒロミサンセット、3セット、3年の舞台を燦々と輝いてください。

小島、怒る

劇的なサヨナラ勝ちとなりましたが、すんなりと小島で勝ちたかった試合ではありました。
そこそこヒットを打たれてしかし粘り強く試合を作っていただけに、七回に被弾して球数も増えて完投は難しくなりましたが八回一死一二塁での交代はエースに対するそれとして意外ですし小島は怒ってたなぁ、吉井監督が出てきて首を傾げてマウンドでは背を向けて何やら吐き捨てていたような、悔しさはよく分かります。
ベンチに戻って座りかけたときにグラブを投げ付ける素振りを、堪えて、うつむいて、清水直はそれを見てあれこれ反省していると言っていましたが爆発を抑えていたような気が、一度マウンドに行って次の打者でもダメでならまだしもいきなりの交代にプライドを傷つけられたってのもありそうです。
これが澤村が抑えてくれればまた違ったでしょうが白星も奪われて、その悔しさ、怒りは次のソフトバンク戦で晴らしましょう。

まああんなもん

八回は岩下と澤村の交互になるだろうと思っていましたし吉井監督の実績、ベテラン頼みで二番手としてはそうだろうな、の澤村です。
しかし2四球で押し出しは澤村だからあんなもんでしょう、万波はフルカウントでスプリットを振らせましたが例によって、よりによって田宮には外れまくって対左打者に14打数7安打長打2本に5四球のデータどおりの結果となってしまいました。
次の野村を苦心惨憺で打ち取って大惨事は免れましたがやっぱ八回を任せるには怖い、しかし岩下の連投が難しければ仕方ありません。
同点で久しぶりに益田もこれまた吉井監督らしい、これで抑えに戻すわけではなさそうなのが当たり前すぎる今日のピッチングは低目のストレートが丁寧と言うよりは垂れているように思えて、シンカーもボールからボールのゾーンでなかなか決まらず、大事な場面で使うにはこれまた怖いです。
それにしても最後の打球は先日のあれを思い出して益田もヒヤリとしたでしょう、今季に初めて守った高部というのもあるでしょうがこの試合では2つ目の岡との連携不足、今回は岡がボールを離さなかったため事件にはなりませんでしたがこれだけ多発すれば大塚コーチの怠慢が問われます。

伊藤に土を付けられず

打撃陣は初回、二回と3点を奪ってKOといきたかったですが以降は攻めきれず立ち直りを許して、岸パターンでまた伊藤に土を付けられませんでした。
初回は先制するも角中がゲッツーを食らって二回は追加点でなお満塁もポランコが倒れて、五回も満塁で安田が翻弄されてあと1点でも取れていればまた違った展開になったとは皮算用ですが前日16安打、翌日沈黙にならずに9安打4得点に文句は贅沢なのでしょう。
材料としてはポランコに久々のマルチ、長打が出て湿っていても走塁に手を抜かないその姿勢があればきっと大丈夫、清水直も誉めていましたが小川がしぶとさを見せて、てか藤岡は脇腹かと思えば右肩痛で抹消は池田を上げましたがしばらくは小川がメインになりそうです。
角中は一打席目が残念でしたがやはり巧い、連日のスタメンとならずスタメンでも途中交代となってしまうもうすぐ37歳がもったいないです。
スタメンを外れた中村奨は左腕に代打で出てきておそらく前日に打球が当たったことで大事をとっただけと思われ、サードの守備はやっぱり安田が安定していてしかし今日は球数は投げさせましたが結果を示せず、データどおりでいけば左腕に2割7分以上の中村奨はそれ専用機でよいように思いますが、吉井監督なのか金子参謀なのか澤村は気にしないのに打者は右左の相性が好きそうで、それでも中村奨の聖域は揺るぎそうもありません。
作戦面では序盤だろうがバント推しの自分としては初回、二回の無死一塁での強攻が不満、そして九回一死でバントをさせた新庄監督寄りです。

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◆5月19日(日) 千葉ロッテ−日本ハム12回戦(日本ハム8勝3敗1分、14時、ZOZOマリン、27,036人)
▽勝 益田 9試合1勝2敗4S
▽敗 河野 16試合1敗
▽本塁打 野村1号(小島)、岡5号(河野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、澤村、益田—佐藤
日本ハム 伊藤、河野—田宮

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