ゲレーロ、いけちゃう?

唐川は間に合わない、佐々木千は微妙、国吉はダメダメ、そんな苦しい中継ぎ陣ですがゲレーロが救世主になれるか、2試合続けての1回零封です。
たかが2試合で浮かれるのもあれですが前評判とは違ってとりあえずゾーンにボールがいっているのが喜ばしく、150キロ台のストレートにどうやらスライダーっぽい変化球の2種類でどうこうできるほど甘くはないので他も見てみたいですが、Wikipediaによればあとはシンカーのみのようです。
あれだけのたっぱがありながらもフォークを投げないってのが意外ですがシンカーがその代わりなのか、もっともそれほどは投げないようなのでストレートでねじ伏せつつ鍵を握るのはスライダーの精度になりそうな、ニッカンは「七回、八回を」、報知は「中を」、と表現が違うのがあれですが井口監督もそこそこのポジションを任せる算段を始めたようで、名古屋でもう1試合に投げてそれを確かなものにしましょう。

小島は万全

佐々木朗が食らっただけに小島まで打たれるとぞわぞわしたであろうところで、6回3安打零封とホッとさせてもらいました。
ダイジェストを見るとそれなりに捉えられた打球はあったようですがエチェバリア、高部の好守にも助けられて、何より台頭のきかっけとなったストレートの球速、無四球のコントロールがばっちりだったのが心強く、内容からしてやや多いような気はしますが85球もまずまずです。
井口監督の言及はありませんが地元開幕を任されるのだと思われますので、是非とも白星発進で2.5年目のジンクスをぶち破りましょう。
やはり中継ぎ陣の穴埋めとして期待されている西野は3安打2失点、タイムリーは池田のグラブの下を抜けていきましたので捕ってくれよと思っているかもしれませんがその前のダイビングキャッチに救われていますのでいってこい、ワイルドピッチなのかパスボールなのかは分かりませんがそうなってしまうぐらいに低めを意識していたようですが、しかし肝心なところで甘く浮いてしまったところを捉えられてしまいました。
小野が相変わらずですので西野に何とか食い込んで欲しいのですが登板間隔のお試しも兼ねての名古屋があるのかどうか、気になります。

チャンスだ福田光

山口が湿ったままで守りでも精彩を欠いたからか昨日の途中交代に岡ファーストもあるのではと思っていますが、今日は福田光が抜擢されてマルチヒットでアピール、残り3試合でさらなるアピールができれば開幕スタメンをゲットできるかもしれません。
練習試合では多く起用されていましたがいまひとつでオープン戦に入ってから出番を失っていただけに、一発逆転のチャンスです。
この試合でも1安打2四球の平沢と実は同い年でサード平沢、ファースト福田光なんて開幕スタメンを誰が想像できただろう、それだけ本来の「やってもらわねば」の選手の失態ではあるのですが平沢は勝ち取ったものですし福田光も棚ぼたであっても即結果を出しただけに、頑張って欲しい這い上がりコンビです。
箱庭らしく連日の3発は藤岡、2戦連発のレアード、岡でマルチの藤岡には「調子を上げてきた」とショートの言い訳作りに井口監督が喜んでいそうな、ポッピーだったレアードも恒例の開幕ダッシュに向けて飛距離が伸びつつあり、岡は「荻野さん、任せてください」といったところでしょう。
そして最大の注目が小島に加藤ではなく柿沼で、加藤でちょこちょこ打たれていたので代えてみたのか、あまりに打てない以前に当たらないので見切られたのか、種市と岩下の出遅れで二軍スタートが濃厚かと思っていた柿沼には小島をとっ捕まえてのこちらも一発逆転があるかもしれません。

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◆3月19日(土) 巨人−千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、14時、東京ドーム、16,128人)
▽勝 小島 5試合2勝1敗
▽敗 山崎伊 5試合2敗
▽本塁打 藤岡2号(山崎伊)、レアード3号(山崎伊)、岡2号(鍬原)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、ゲレーロ、西野、小野—柿沼、佐藤都、植田
巨人 山崎伊、高木、直江、戸田、鍬原—小林、山瀬

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