人がいいねぇ

相手のミスに付け込んでの勝ち越しにそのまま逃げ切ればきれいに終われたものが、人がいいねぇ、としか言い様がないでしょう。
大量失点を演出した井上、石上に汚名返上のヒットを打たれてこれで両選手の気持ちも少しは軽くなったと思われ、しかし廣畑はヤバすぎます。
打たれるのはまあ仕方ないと割り切るにしても失点前の2つの四球、これって吉井監督が一番に怒っていそうな気がします。
キャラクターは買いですしファンサービスも熱心にやってくれる廣畑ですが大卒社会人3年目、残された時間もチャンスもそれほど多くはありません。

ミスが多い

それにしてもロッテに限らずミスが多いような気がするこの春です。
グラウンドの状態があまりよくない、普段は利用しない球場というのがあるにしても今日も両チームで3つ、こちらは安田がやらかしました。
せっかくサードで使ってもらったのに落球って何だろう、月半ばからの契約をケチって映像を見ていないだけに悶々としてしまいます。
相手のエラーはいずれもルーキーだけにそれとは質が違うわけで、ここまで中村奨、茶谷、小川、平沢にバッテリーミスが毎試合のように相次いで根元コーチ、大塚コーチ、金澤コーチは胃が痛いはず、痛いよね、守備練習でもちょこちょことつまらないものが散見された石垣島でもありました。

田中晴はほろ苦デビュー

対外試合に初登板の田中晴は2回3安打1失点、3与四死球もあり本人も反省の弁です。
しかしまだ高卒2年目で桑原、佐野、オースティン、京田と並み居る一軍クラスを相手にいい勉強になったのではないかと、映像とスコアテーブルとでは受け取り方は違ってくるでしょうがそこそこストレートの数字も出たようですし、次があるかどうかも分からないという危機感があるのもよきことです。
若い子にはどうしても甘くなってしまいますが給料が安いんだからそりゃそうよ、失敗は失敗としてそれを糧に次に活かしてくれれば問題ありません。
育成枠の移籍組は二保が2回、吉田が1回を零封してブルペンでアピールしてきた二保が僅かにリードなのかその奮闘に応えてチャンスを与えるベンチなのか、正直なところ年齢的にも先があるとは思えない二保にはぐっとこないのですが結果を示してくれればそれに報いるのは当然にありでしょう。
菊地も地味に積み上げて前日の中村稔と同じくここまでは有力な推しメン候補で、今春は変顔もやや抑え気味、野球に専念しています。
守備に足を引っ張られたもののボークを取られた大谷はイヤらしい点の取られ方を運が悪かったと思わないで欲しい、それも含めての実力です。

打てねぇなぁ

打撃陣は相手のミスに付け込んで、惜しかったで終わらなかったのは前向きに受け止めます。
ただその九回までは僅かに3安打でしかなく、中村奨にまたヒットが出ませんでしたし四番抜擢の上田も4タコ、茶谷や和田、池田にヒットが出たのは喜ばしいですが現時点ではど真ん中の選手ではないだけに肝心の「主力」のエンジンがかからないのが悩ましすぎます。
いや、エンジンのかかりが遅いだけならいいのですが衰えってことは無いよね、明日は一日休んで明後日に前回対戦で打ちまくった楽天との試合でそろそろ猛打を見てみたい、詰めが甘いな、あと一本が出ないな、それがどれだけ贅沢かをここ数日で思い知らされました。

明日への活力に！

◆2月18日（日）　DeNA−千葉ロッテ1回戦（ロッテ1勝、12時30分、宜野湾、不明）
▽勝　廣畑　1試合1勝
▽敗　中川虎　2試合1敗
▽本塁打　京田1号（田中晴）

▽バッテリー
千葉ロッテ　田中晴、二保、吉田、菊地、大谷、廣畑—佐藤、松川
DeNA　平良、深沢、坂本、佐々木、中川虎—益子、山本