メルセデスに土下座しろ

勝ったのに手放しで喜んではいけないような気にもなってしまう、またしてもメルセデスは白星に届きませんでした。
2試合続けての6回零封でも勝てない、どうしろってんだ、が本音でしょうが「しっかり無失点に抑えることができて良かったです」とけなげなコメントです。
何なんだろう、ここまで5試合のうち4試合がQSで五回で降板した唯一の試合も零封と文句の付けどころが無いピッチングはジャスト規定投球回に達して0.62はダントツ、それでいて1つも勝てていないのは酷すぎるだろ、テンポが悪いわけでもなくしかし援護率は遂に2点を切りました。
今日は前回に比べればもうひとつでしたが攻めのスタイルは変わらず要所を締めて、守りに助けられたのはありましたがナイスピッチです。
98球での交代は妥当と言えば妥当ですが継いだ投手も同点ではあれプレッシャーがかかってlose-loseでしかなく、続投でメルセデスに試合を「くれてやる」でもよかったと思うのですがあるいはそのつもりが六回に二死から四球、ヒットでピンチを招いたのが交代の決定打になったのかもしれません。

鉄腕

継投は岩下、鈴木、益田でした。
前回にやらかした澤村を使わなかったのがベンチとして最低限の配慮だったのかもしれませんし、ここに岩下が入ってきたのが喜ばしいです。
その岩下はそこそこ捉えられましたが野手の正面を突くラッキーもあって8球で三者凡退、鈴木も同じく8球で三者凡退に切って取りました。
そして当たり前のように益田が登場、いきなり浅村にヒットを打たれてどうなることかと思いましたが後続を断って名球会まであと28です。
抑えはしましたがヒヤヒヤだったのが正直なところで二死一塁で鈴木大ってのも同期入団にやられたなんて絵が浮かんだりもして、映像で見ていたらそうでもなかったですがもし現地にいてあの角度の打球を目にしたら肝が潰れたかも、心臓によくありません。
それでも何だかんだ防御率が3.86とギリギリ見られるようになって球団史上最多登板を更新し続ける710試合目は同じ関西国際大で腕が横から出る大勢がルーキーイヤーに37セーブで益田二世、いや益田を超えるとまで言われてしかし昨季、今季と故障離脱となって、益田の鉄腕が際立ちます。

ソトがガツン

打撃陣は内に完璧にやられたわけではなくそこそこ走者を出しながらも、ふん詰まりが半端なかったです。
四回は一死一三塁で石川慎のピーゴロをなぜかゲッツーではなく三塁走者を追って挟殺にもたついて二死二三塁になるチャンスを活かせず、六回に至っては無死二三塁でソト、ポランコが犠牲フライも打てず、メルセデスは絶望したでしょう。
しかしようやく八回に今季初ヒットの和田を置いてソトが久々の一発を叩き込んで、投げミスのど真ん中でしたが逃さず仕留めてくれました。

魂が・・・

打線はおじさんをずらっと並べて、好守を誇った荻野も守備固めを出されるケースが増えていますし両翼が石川慎、角中はお化け屋敷です。
しかし荻野はバットではダメでしたが守りで前に横に後ろにと大活躍、珍しいセンターゴロも記録しました。
解説者が好プレーと評した石川慎の2つは当たり前のプレーではありましたが石川慎、と考えれば頑張りました、ただ三回の足バタバタはやっぱり怖いです。
そんなおじさんたちに吉井監督はご満悦のようで結果さえ残せば若手もベテランも無い、それほど思い切った布陣ではありません。
荻野はトータルで湿っていますがワンチャンで輝いて角中は打ちまくっていて石川慎も今日はタコでしたが欠かせぬ存在になりつつあり、若手を追いやっても不思議ではなくこれを続けられるかどうかはスタミナとの相談ですが若手にもいい刺激になるでしょう、踏ん張ってもらいたくもあります。
しかし仏作って魂入れず、画竜点睛を欠く、なぜサードはそのままなのか、分母の違いはあれど前日に3三振でもまだ率は安田>中村奨でおじさんの括りでの中村奨は岡が外れて説明がつきませんし、右にも中村奨となれば先日の安田への代打はとにかく中村奨を使う理由作りだったとしか思えなくなってしまいます。
何より贔屓の引き倒し、見ようによってはただのイジメは本人のためにもならない、本人がどう感じているかが気になってなりません。
今日の布陣は守りの不安定さを除けばピシャリですがこの一点があるためしっくりこない、明日は安田、中村奨とも相性がいい岸が先発です。

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◆5月4日(土) 楽天−千葉ロッテ8回戦(楽天4勝3敗1分、13時、楽天モバイルパーク、24,010人)
▽勝 岩下 4試合2勝
▽S 益田 7試合1敗4S
▽敗 内 5試合1勝2敗
▽本塁打 ソト2号(内)

▽バッテリー
千葉ロッテ メルセデス、岩下、鈴木、益田—佐藤
楽天 内、鈴木翔、弓削—太田

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