逃げ切って一人勝ち

ネット界隈では「また完全試合か」と囁かれた試合は終わってみればギリギリ1点差での逃げ切り、危ないところでした。
どうあれ勝ちは勝ち、今日は雨の仙台を除いてパシフィックで勝ったのはロッテだけと交流戦はこれがあるから大きい、もちろん逆に出ることもありますがこれで2カード連続の勝ち越しで借金は1つ、トータルでもオリックス、ソフトバンクに差を付けて首位をひた走ります。
空模様が心配でしたが流れてしまえば予備日の明日に佐々木朗がスライドしたとしても交流戦は最後の登板となっただけに、保ってくれて助かりました。

異次元の朗希

その佐々木朗は自己最多の109球で七回続投を志願したとのこと、前向きな気持ちは買いです。
それを受け入れた吉井監督は「朗希が言ってるから」ではなく育成計画の中で本人がそう言うならここでいってみようと、おそらく交流戦が終わればどこかのタイミングでまた少し間隔を空けて調整を入れるのだと思われ、もっとも130球とかではないためあれこれ騒ぐほどのことでもないでしょう。
ピッチングとしては165キロは出ましたが変化球が多めで始まって失点したイニングは逆に力押し、このあたりの出し入れは本人と言うよりは佐藤都がコントロールしているのでしょうがここ数試合はやや制球が緩めながらもピンチがあっても試合に1回程度で投げれば勝つ存在感は健在です。
見る側がハードルを上げていることもあり7回5安打10奪三振2失点でも物足りなさがあるのが何とも言えない、すっかりと異次元の朗希です。

危ねーな、おい

八回からペルドモ、益田と繋ぐかと思いきや左だらけ対策か坂本で、そして8試合ぶりに躓きました。
有藤が指摘していましたが同じ球種を続けて要求した佐藤都のリードがあったにせよ今日はやや思ったところに投げられなかったかなと、常に抑えられるわけではないので1つ四球はありましたが自滅といった感じでもなくそれほど気にすることもないでしょう。
右打者が出てきて代わったペルドモは傷口を広げかけましたが失血死することなく、そして益田です。
こちらは前日に続いての劇場で下降期に入りつつあるのか、もっとも内野安打にポテンヒットとツキが無かった、そこからタイムリーは浴びるも満塁の絶体絶命では坂倉に錦を飾らせずにシンカーで切って取り、最後はヒヤリとしましたが今月に打ちまくる田中を抑えて200セーブまであと2つです。
打球を背走してキャッチした山口はふらふらしてビビりましたがそもそも藤原に和田を守備固めに出して山口をそのままにしたのはなぜだろう、藤原に不安があるなら上げちゃダメですしまだ菅野をそのままがよかったような、前日とは打って変わって延長戦を意識したなら藤原の交代は無しでしょう。
佐々木朗だけではなく隣にいた角中の表情が何とも言えず、あれ、落としていたら大変なことになるところでした。

山口がガンッ!

ポランコが特例抹消となって代替選手は菅野ですが、戦力的な穴埋めは藤原でした。
さっそく技ありのヒットでしばらくは起用が続きそう、そして池田、安田を外したのが休養日であれば吉井監督は徹底しています。
初回のチャンスを潰した山口のグランドスラムはらしいボールがひしゃげるようなスイングで、ポランコとの交互はこれでいったん終了となるのでしょう。
連日のお立ち台となった角中は交流戦の通算で首位打者に立って、しかし来週はビジターが続くだけに悩ましくなります。
山口と角中の両翼は投手が可哀想で角中は代打の切り札か、藤原は使うでしょうし岡を外すのももったいない、二軍落ちした平沢も反攻のアーチに決勝打をかっ飛ばしてまだ諦めない、巷に国吉と松原のトレードなんて噂があるようですが荻野、高部が控えていることを考えれば外野手は要りません。
とにもかくにも秋山ありがとう、あれが無ければどうなったか分からない試合で風の影響か打球が伸びたのか、痛いタイムリーは浴びましたが今日は黒字です。

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広島 0 0 0 0 2 0 0 2 1 5 10 1
千葉ロッテ 0 0 4 0 2 0 0 0 X 6 8 0

◆6月11日(日) 千葉ロッテ−広島3回戦(ロッテ2勝1敗、14時、ZOZOマリン、28,738人)
▽勝 佐々木朗 8試合5勝1敗
▽S 益田 25試合1勝16S
▽敗 黒原 4試合1敗
▽本塁打 山口5号(黒原)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、坂本、ペルドモ、益田—佐藤都
広島 黒原、大道、森原、中村祐—坂倉

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