ふっふっふっ

まだ3年目でしかありませんが2021年のドラフトで入団した高校生投手は誰も勝っていないらしく、その1つめが福島にならなかったのがせめてもの救いです。
それにしたって佐々木vs福島のマッチアップで負けてしまえばもう笑うしかなく、弱きには勝っても強きには勝てない、ハムへの赤字が積み上がります。
この展開で勝てないとはなぁ、ピンチに前進守備の正面ではなく横に動いて捕っての藤岡の素早いスローイングにそれがショートバウンドしたのを上手く拾ってタッチした佐藤で凌いで、直後に追加点を取って、しかし佐々木が無惨にも引っくり返されて実質的にそこで試合が終わりました。

スライダー?

佐々木はとにかく制球に苦しみました。
どの球種もですがその中でも入らないスライダーをあそこまで投げさせたのはなぜなんだろう、ちょっと気になります。
記録大好きニッカンによれば123球は自己最多、8被安打と5失点は最多タイ、5四死球も最多タイですが四球のみで5つは初めてという荒れっぷりでした。
エスコン初登板でマウンドが合わなかった、なんてのはもちろん言い訳にもならずそんな言い訳をしているわけでもありませんが、苦手意識ができなければいいな、まあこのオフに渡米するなら次があるかは分かりませんが、そう思ってしまうぐらいに珍しいほどにダメダメだった佐々木です。
継いだ岩下も流れに飲み込まれるように歩かせて、よりによってまた田宮に勝ち越し打を打たれて、このオフの田宮の昇給分は大半がロッテの貢献でしょう。
後始末はこの展開ながらも坂本が懸念していたコントロールがほどほど決まって三者凡退、菊地は2奪三振もとっちらかって微妙、ともあれともに零封です。

ポランコ・・・

打撃陣は終わってみれば5安打でしかなく、引っくり返されて以降はパーフェクトに抑えられました。
風が無いのにソトが叩き込んだところまではよかったんだけどなぁ、今月に1割台と調子を落としているポランコが地味に痛いです。
とは言っても三遊間を除けばほぼ異論が無いであろうスタメンですしそれで点が取れなければ、3点も取りましたが、実力どおりと思うしかありません。
そうなればベンチがいかに点を取る作戦を、のはずがそこは疑問がここそこに、吉井監督は佐々木を「ちょっと引っ張りすぎた」と判断ミスを悔いていましたがそこもそうかもしれませんがでもそこじゃない、自分的には攻撃で首を傾げるポイントがいくつかありました。

責任者は誰だ

まず初回、いきなり岡がツーベースで出塁するも藤岡に送らせなかったのが気に入りません。
序盤でバントに否定的な向きがあるのは承知していますがこのマッチアップであればとにかく先制して相手に佐々木だからきついと思わせるのが得策なはずで、そうでなくても先制点がいかに重要かはあれほどふらついていた種市の前回を思い起こせば明白でしょう。
しかも次が神懸かっている角中だっただけになおさらに、送っても点にならなかったかもしれませんがその姿勢は佐々木を勇気づけたはずです。
八木を突っ込んだときと同じく吉井監督に問いたい、投げ合っているのが山本でもあそこは強攻だったのか、もし福島に初回でバントはもったいないなんて考えたのであれば舐めすぎですし認識も甘い、永久凍土もふん詰まりもベンチが考えるより半端ありません。
そして追加点を取った五回にその角中に代えての石川慎は左キラーの石川慎であっても角中を代えるってのがどうにも納得ができず、左対左ではあれ左腕に2打数1安打は安田を岡に代えたのと同じパターンで理由にはならない、あそこは角中に賭けたかったです。
こういった作戦、起用は誰がイニシアチブを握っているんだろう、額面どおりの吉井監督なのか金子参謀なのか福浦ヘッドなのか、ルーキーイヤーから角中推しってのがあるにしてもここのところの角中の扱いが不満で石川慎を出すのはよい、でも角中のところではないでしょう。
この試合を見て明日に投げるメルセデスが絶望したのではないかと、不憫大王が心から笑える試合になって欲しいですが対するは先日に零封負けした加藤貴です。

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◆5月10日(金) 日本ハム−千葉ロッテ7回戦(日本ハム6勝1敗、18時2分、エスコンフィールド、23,491人)
▽勝 ロドリゲス 6試合1勝
▽S 田中正 14試合1勝8S
▽敗 佐々木 6試合3勝2敗
▽本塁打 マルティネス4号(佐々木)、ソト4号(福島)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、岩下、坂本、菊地—佐藤
日本ハム 福島、矢澤、ロドリゲス、マーフィー、河野、田中正—田宮

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