寒さに凍える

船橋は日差しは暖かいものの風が強くて体感温度は真冬、宮崎はどうだったんだろう、内陸の都城よりは暖かかったでしょうがロッテファンには完封という名の寒風が吹きすさんだのではないかと、もしZOZOマリンで今日のような寒い中でそんな試合を見せられたら最後まで席を立たない自信はありません。
順位表に反映されないためどうやら練習試合扱いっぽい宮崎シリーズはしかし九回裏は無く、ヒット数は同じですしそれほど大敗というイメージは無いのかもしれませんが内容的には吉井監督の愚痴が聞こえてきそう、もちろん攻撃面での話ですが、本土に上陸して快音響くとはなりませんでした。

便秘にはコーラック

全くチャンスが無かったわけではなく、むしろ多かった、そういう意味では野球の下手くそさと決定力不足が顕れた試合でもありました。
二回に山口、岡の連打で無死一二塁は中村奨に送らせるかと思いきやそのまま打たせて三振、佐藤も引っ張れずに走者は塁上に釘付けです。
茶谷が出塁した三回の無死一塁でも藤原にバントをさせずそれでも茶谷は進塁して藤岡の四球で一死一二塁、しかし真ん中の上田、山口が打ち取られました。
四回にエラーで岡が出塁した無死一塁でまたしても中村奨にヒッティングは転がすことができず、佐藤が歩いて一死一二塁になるも田村が見逃し三振です。
五回は藤原が歩いてまたしても無死一塁は盗塁失敗の後に上田にヒットが出て、そして六回の一死二塁、八回の二死一二塁と何度も得点圏に走者を置きながらあと一本が出ない、送らせないのはベンチの責任、返せないのは打者の責任、ニコニコ仲よく共倒れでした。
又吉、松本裕あたりであれば仕方ないと諦めることもできますが、140番台や170番台の育成枠選手や下位指名のルーキーも攻めきれずにもやもやが爆発です。

目指せカスティーヨ

先発の西野は2回2安打1失点、その失点はいきなり岡が落球するという久しぶりのポカで始まったものですし、初登板としてはまずまずでしょう。
もっとも二回も先頭打者に三塁打を打たれて後続を断つも走者を背負い続けてのピッチングだっただけに本人は納得しておらず、しかし昨季の結果から開幕ローテーション当確の向きが多い中で「僕の中では競争のつもり。去年の実績があるから投げるみたいなのは嫌なので」との気持ちを忘れなければきっと大丈夫です。
二番手のダイクストラは制球を乱す場面があったものの助っ投にしては珍しくカーブを多めに面白い存在になれるかも、ここ数年はリリーフ専ながらも吉井監督は先発で起用するつもりらしく、であればカスティーヨみたいな嬉しい誤算があってくれよと願っています。

悲喜こもごも

その後は国吉、坂本、西村、澤田と繋いで、坂本だけが躓きました。
苦手な右の山川、ウォーカーを出塁させたかと思えば得手なはずの栗原、周東の左にも打たれて、トドメは右の海野のタイムリーです。
澤村に師事してマッチョ路線を歩んでいますが力でねじ伏せるには至らず、右はともかく左に打たれたことで迷いが生じなければいいなと、次に期待です。
2奪三振の国吉はボールがばらけていただけにそれが持ち味ではあれ結果を鵜呑みにはできず、もっとカーブを投げるかとも思ったのですがカットボールが多めでどうあれストレートでぐいぐいの今季では無さそうな、この2年で9試合しか投げていませんが打たれたわけでもなくベンチの評価が気になります。
西村は打者のレベルがあれでしたがきっちりと抑えて、澤田は三森への強気がよさげ、こちらは順調な一歩を踏み出しました。

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◆2月27日(火) ソフトバンク−千葉ロッテ1回戦(ソフトバンク1勝、13時、宮崎アイビー、不明)
▽勝 笠谷 1試合1勝
▽敗 西野 1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、ダイクストラ、国吉、坂本、西村、澤田—田村、松川
ソフトバンク 松本晴、笠谷、又吉、松本裕、渡邊、大山、三浦—海野、谷川原

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