育成のシーズン

吉井マジックであれよあれよと首位に躍り出ましたがそのマジックも勝つためと言うよりは戦力の洗い直しの結果のような、その躍進に忘れかけていましたが今季は育成、土台作りを吉井監督には期待していて今日の継投を見ればそれを貫いている吉井監督に思えます。
調子がいいから引っ張り上げたにしても1点ビハインドでしかない終盤での八木、横山の起用に驚きましたが、しかし吉井監督とすれば当然だったのでしょう。
両投手ともにピシャリとはいきませんでしたが大差の試合で投げるよりは数倍の経験値を積み上げただろうと、次への気合いも入っているはずです。
開幕から2ヶ月ちょっとで故障中の選手を除いて一軍でプレーしていないのは東條、高野、田中晴、秋山、本前、佐藤奨、国吉、柿沼、三木、金田、福田、菅野だけで若手やこれまで控えだった選手には辛抱強く、ベテランにはそこそこシビアに、そんな意図的な入れ替えが感じられます。
本人からの申し出と報じられていますが「どうよ」と水を向けられてのものとも思える澤村が抹消されて佐々木千、唐川、国吉、福田、菅野らになかなか声がかからず、雨予報はあれどこの9連戦に先発が足りない中で種市を外したのが引っ掛かりますが今日に二回で交代した本前がきっと呼ばれるのだと思われ、そう、首位陥落となりましたがベンチはもっと先を見ていると考えればファンは落ち着いてそれを見守るのみ、悪い流れではありません。

1安打で負ける

佐々木朗は6回1安打で1失点に抑えるも味方の援護無く、無念の今季初黒星です。
ピッチングとしてはボールがばらけたようで今季最多の5四死球に暴投は本人も反省の弁を、それでも六回にして初めて、そして唯一に外野に飛んだ打球が決勝点となるタイムリーですからこれがロッテで投げる宿命と思ってもらうしかなく、10奪三振に伝えられた90球目処を超える102球を頑張ってくれました。
吉井監督、黒木コーチの「機械じゃない」「人間味がある」ってコメントはどうかとも思いますが悪くてこれなら上出来どころではなく、そしてこの敗戦の責を佐々木朗に求める人は皆無に近いでしょう、昨日今日に始まった足りない援護ではありませんし佐々木朗もへこたれてはいないと思います。

零封される

映像を見ていないので何とも言えませんが3安打零封12奪三振の才木がよかったとなれば、ロッテ打線としてはどうにもなりません。
あと一人からの連打で前日の再来を期待しましたがキャプテンが敢えなく三球三振で、内野安打一本で負けるよりは最後の最後で盛り上がりがあっただけでもよしとするべきか、その九回を除けばチャンスらしいチャンスも無く見るべきところもありませんでした。
それでも始まったら固定主義で代打は投手に対する角中のみ、打てない打線でも藤岡らが控えていたわけでこれもまた徹底しています。
早打ちで才木を助けた感はありましたがいつものことでその積極的な攻めが功を奏するときもあり、明日はそれが実を結んでくれよと願いましょう。

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◆6月4日(日) 阪神−千葉ロッテ2回戦(阪神2勝、14時1分、甲子園、42,619人)
▽勝 才木 8試合4勝3敗
▽敗 佐々木朗 7試合4勝1敗
▽本塁打 梅野1号(八木)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、八木、横山—佐藤都
阪神 才木—梅野

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