2024年の元ロッテ戦士たち

恒例の元ロッテ戦士たちの中間報告です。
シーズン途中に移籍した選手は翌年も対象としていて備忘録的に解雇されたばかりの両助っ投も含めようかとも思いましたが、しかし間もないですし今後に野球を続けるかどうかが分からないため対象から外して、そして忘れてしまう気はしますが忘れないよう注意するしかありません。
日本人選手については独立リーグに加えて二軍専用チームの誕生で選択肢が増えたのはよいことですがそれが人生の最適解かどうかはまた別の話で、しかしそれを判断するのは選手自身、とにかく悔いを残さないようやってくれとただそれだけです。

敵になっちまったよ

■ルイス・ペルドモ(ナショナルズ→ブルズ→オリックス)
9試合 1勝0敗0S 防御率1.00 9回 6被安打 1被本塁打 1与四球 0与死球 9奪三振 被打率.188

メジャー復帰を志向してロッテだけではなくオリックスの打診も断ったもののメジャー契約は勝ち取れず、ナショナルズとマイナー契約をするも開幕前に解雇されて、メキシカンリーグのティフアナ・ブルズを経て5月下旬にNPBに復帰しました。
おそらくオリックスはずっと追っていたに違いない、一方で古巣ロッテはメルセデスがローテーションに入っているだけで枠に余裕はありましたがコルデロへのこだわりと、もしかしたら契約延長を断られたことでの妙なプライドのようなものが邪魔をしたのかもしれません。
数字はオリックスでのもので昨季の最優秀中継ぎ投手に相応しくさくっと順応して、ロッテ戦ではソトに同点アーチを浴びてここまでの唯一の失点を喫するも試合には勝って次の対戦では零封と今後も面倒くさい相手になるでしょう、ホント、困った話です。

■ルイス・カスティーヨ(オリックス)
12試合 3勝4敗0S 防御率2.72 79回1/3 63被安打 5被本塁打 16与四球 1与死球 59奪三振 被打率.214

カスティーヨもメジャー志向かと思いきや退団後にそういった動きは伝えられず、どこにも所属しないままに年明けにオリックスへの入団となりました。
水面下で交渉するもいい話が無くて、かもしれませんがずっとリリーフだったものを吉井監督が先発に抜擢してある程度の結果を残していただけにそもそもロッテが切ったとは考えたくない、条件闘争で合意できずが理由かもしれませんがオリックスでのそれはロッテ時代とほぼ同じです。
せっかく先発で芽が出た今野を中継ぎで潰した中日みたいにならないかなと思っていましたが適度な間隔を空けての先発オンリーで、3勝4敗は防御率とすれば勝ち切れていない感はあって、対ロッテでも防御率2.57ながらも2試合で1敗、このまま不憫でいてください。

アメリカで頑張れ

■マイク・ブロッソー(ロイヤルズ→メッツ)
70試合 241打数 49得点 68安打 打率.282 9二塁打 0三塁打 10本塁打 30打点 2盗塁 37四死球 59三振

期待を裏切りまくって首を切られたブロッソーはロイヤルズとマイナー契約を結ぶも4月下旬にクビ、その数日後にメッツとマイナー契約です。
しかしいずれもメジャーでの出場は無く、数字は両チームの3Aでの出場を合算したものとなります。
ロイヤルズの3Aオマハでは9試合で.107のノーアーチと散々でしたがメッツの3Aシラキュースでは61試合で.305の10発とそれこそNPBが興味を示してもおかしくない主力級の活躍をしていて、ちなみに藤浪と同僚ですが、しかしあの惨状に手を出すところは無いでしょう。

哀しい現実

■福田秀平(静岡)
E 50試合 142打数 10得点 24安打 打率.169 3二塁打 1三塁打 0本塁打 15打点 5盗塁 23四死球 34三振

ロッテでの4年間の消化不良を解消する目的での静岡入りではないかと思っていますが、さらに酷いことになっています。
さすがに二軍であれば格の違いを見せる、どころか身長にも満たない低打率でこれは本人はもちろんのこと球団関係者もビックリでしょう。
頭で考えるほどに体が付いてこないのかどうあれさすがに今季で終わりかな、コーチとしては残るかもしれません。

■西川僚祐(静岡)
E 66試合 204打数 11得点 44安打 打率.216 15二塁打 1三塁打 2本塁打 15打点 5盗塁 14四死球 42三振

福田ほどではありませんが、西川も本人や周りが思い描いていたであろうものとは縁遠い体たらくとなっています。
これを見ると憤慨したロッテの判断が正しかったことにもなり、それでも育成枠への打診はあったようでそれを断ったのは本人です。
登録が内野手でおやっと思いましたがファーストと外野を半々ぐらい守っているのも中途半端、まだ若いため一年で終わるとも考えづらいですがしかし他球団のオファーがあるレベルではなく、高校で同期だった山村に大きく差を付けられてしまいました。

■谷川唯人(静岡)
E 10試合 20打数 0得点 4安打 打率.200 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 2四死球 7三振

期待ハズレは谷川が最たるものです。
プレー以前に無免許運転が発覚して5月に退団は実質的な解雇でしょう、こちらもそのリリースに憤慨しましたがこうなってみるとロッテ時代でもやっていて実は球団はそれを知っていた疑惑も囁かれて、どうあれアマチュアとしての復帰もかなり厳しいと思われます。

これからだ

■佐々木千隼(DeNA)
9試合 0勝0敗0S 防御率2.19 12回1/3 12被安打 1被本塁打 6与四球 0与死球 8奪三振 被打率.250

現役ドラフトで移籍した佐々木は数字ほどに出番が無く、ホールドも1つだけです。
二軍では18試合で防御率が0点台でしかし一軍での初登板が5月末までずれ込んで、その防御率が5失点で自責2という誇大気味なのと20回1/3で13被安打、7与四球と被出塁率の高さを懸念されていたのかもしれず、傾向は被出塁率が.333の一軍でも変わりません。
ただねじ伏せるタイプではない佐々木だけにそこは飲み込んで使うのが正しい、本当の勝負はここからです。

■小沼健太(巨人)
 19試合 0勝1敗2S 防御率4.95 20回 20被安打 1被本塁打 11与四球 0与死球 7奪三振

昨季途中に石川慎とのトレードで移籍した小沼は、オフに解雇されて育成枠での再契約となりました。
どうやら体調不良が原因らしくその後に右外脛骨摘出術、後脛骨筋腱縫着術で今季はリハビリのシーズンとなります。
4月上旬に練習試合で登板したらしくしかし二軍ではまだ1球も投げていない、三軍では19試合も投げていて数字が伴っていませんが投げることに問題が無くなったのであればそのうちに力を発揮するでしょう、何ならロッテに復帰でもウエルカムです。

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