花火大会は明日のはず

仙台七夕花火祭は明日のはず、しかしその前夜祭とばかりに5発を食らっての大敗です。
被弾王の本前ですから放り込まれるのは珍しくないにしても3イニングで4発は打たれすぎ、3点台前半だった防御率も大きく落としてしまいました。
左打者の外低目に伸びのあるストレートが決まるなどそれほど悪くもなかった立ち上がりはしかし軽々と運ばれて、甘く入ったボールもありましたが昨季からずっとそうですので球質が軽い、バックスピンのかかった回転数が多いボールは伸びる一方で飛びやすいとも聞きますが本前の数値が知りたくもあります。
簡単に追い込んでもそこから決められず、しかも躊躇なく振り切られていたのも引っ掛かると言えば引っ掛かるポイントです。
左腕なのに走られまくったのも気にはなり、やたら牽制をしていたのは自覚があるのか、言うほどにクイックが遅いとかも無さそうなのであるいは癖のようなものを掴まれているのか、しかし春先の対戦ではそれらに苦しむことなく6回3安打1失点でしたので次のやり返しに期待しましょう。

国吉ってあんなだっけ

こうなると完全に消化試合で四回からは東妻、田中靖、国吉と代替選手の棚卸しとなりました。
東妻はいきなり一発を浴びてボール自体はそこそこに見えましたがあっちゃこっちゃに散らかって相手の土俵で相撲を取っていたような、いつものことです。
やはり被弾の多い東妻は上背が無いことで数字が出ていてもそれほどの球威ではないのかもしれず、今後の展望が見えてきません。
ピシャリと抑えることはあまり多くない田中靖はあんなものでしょう、何だかんだ言って2回無失点、しかし一軍に残れるかはまた別の話です。
イップスを疑っている国吉はコントロールを意識してスピードを落とすことなく150キロも出ましたし、ストライクとボールがハッキリとはしていましたが春先に比べれば落ち着いてきたか、佐々木千ばりにグラブから右手を出してのフォームはあれこれ考えての答えなのかもしれません。
まずは簡単に三者凡退に切って取っての復帰登板でしたが厳しい場面でいけるかどうか、そこを乗り越えて唐川とともにの完全復活を待ちます。

平沢チャチャチャ

打線は上手く守られたプレーが多々あれど僅かに3安打、そのうち1本は詰まりながらもスタメンに抜擢された平沢の貴重なヒットでした。
内やや高めのボールに窮屈なスイングとなりましたが肘を上手くたたんだバッティングは、その技術の高さを感じさせます。
あまりの確率の低さと怠慢にも見える走りのレアードを使うのであれば平沢に我慢があってもよいのではないかと、茶谷と競わせるでもいいでしょう。
そんな今日は9点ビハインドで岸となればさすがに五回からは「主力」を下げましたが中村奨、レアードの三打席目は余計、小川に打席はありませんでしたし捕手のせいだけではありませんがあれだけ打たれても佐藤都はフル出場、なかなか完全満足とはいかないものです。
それでも打ちたいオーラが出まくってもおかしくない西巻が四球を選んで、一方でもうダメ感が漂うスイングの福田秀が好対照ではありました。
藤原は性格的な安田とはまた違った理由で差し込まれたバッティングは始動が遅いのかスイングスピードが足りないのか、思い切りのよさほどに飛びません。

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千葉ロッテ 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 3 0
楽天 0 2 7 1 0 0 0 0 X 10 14 0

◆8月4日(木) 楽天−千葉ロッテ17回戦(8勝8敗1分、18時、楽天生命パーク、15,038人)
▽勝 岸 16試合7勝5敗
▽敗 本前 9試合3勝2敗
▽本塁打 炭谷4号(本前)、鈴木大3号(本前)、茂木5号(本前)、西川7号(本前)、島内8号(東妻)

▽バッテリー
千葉ロッテ 本前、東妻、田中靖、国吉—佐藤都
楽天 岸、安樂、宮森—炭谷、田中貴

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