今年は現地雨が多い気がして予報より上がるのが遅かったようで、それも理由か中継を見る限りでは明らかに空席が目立ちました。
しかし2万4千弱の観衆発表は鉛筆を舐めているのかアジャを含めた法人営業が頑張って「いないけどカウントされる」シーズンシートが千単位で売れているのか、単発買いのバカ高いチケットで降られるのは最悪ですし負けるのもそう、今日は天候のままの展開で鮮やかな逆転勝ちとなりよかったです。
融資が止まって取り立てが始まるかと恐怖した西武信用金庫の再融資で借金完済にリーチ、週末は鬼門中の鬼門でカツアゲ者が住む今季初のエスコンです。
横振れも・・・
種市が7回6安打2四球2失点のHQSで2勝目です。
いきなり先頭打者初球被弾で先制されて二回にも藤岡のエラーや不運なタイムリーで追加点を取られて、あれはまあ仕方ないですが長身の安田であればもしかしたら捕れたかも、またしても奪三振が少なく三者凡退は七回の一度のみで三回以降も走者を背負う苦しいピッチングを凌いでギリギリの勝利でした。
実況とともに歌を口ずさむなど奔放な里崎が指摘していましたが肩の開きが早く横振れ、は今のフォームになってずっとですし一塁側前方に体が流れるのも、しかし一昨年の石垣島で何度もビデオをチェックしながらブルペンで作り上げたものが本人が投げやすいとなればそれ前提で考えるしかありません。
四回の追加点で乗れると思ったんだけどなぁ、5年弱無敗の対西武の相性と六回の無死一塁のスリーボールに手を出してゲッツーをプレゼントしてくれた外崎が無ければ崩れてもおかしくなかったとは自分の評価ですが、やはり里崎に初球の入りの甘さを指摘されながらも種市にしては球数の少なさはよかったと思います。
ナゾの益田
締めの展開になったらゲレーロか横山かと気になっていたら、横山は八回に、締めは益田でした。
前日の十回に益田も驚きましたが連投の益田って何なんだろう、ちょっと前までは大量ビハインドで投げさせていたのに別人の扱いです。
謎すぎる、普通の守護神に戻すのか何か別の思惑があったのか、ともあれ一年計画が前倒れする残り4つで余裕が出てきました。
達成させないなんて選択肢は無いためとにかく3点リード限定で稼がせるのが一番、本人に意欲があっても1点差でなんて冒険は怖すぎて絶対に避けてください。
そんな不可思議にも思えた益田は形としてさくっと三者凡退を勢いとしたい、150キロ台が欲しいけど、4月に順調な四合目に到達です。
リベンジ
前回にしてやられた菅井にリベンジしました。
同じ左手の古謝はロッテしか抑えていないのに対して菅井はオリックスも仕留めて2試合連続零封で連勝、もっとやっかいだと思っていて望外の喜びです。
先制されて追加点を奪われてこちらはチャンスを潰してズルズル転がり落ちるかとため息が出かけたところでの一挙4点、びっくりしました。
連日のお立ち台となった中村奨がミニエチェバリアのバット投げで追い付いてポランコの犠牲フライで勝ち越して寺地の内野安打で引き離して、やっぱ四球は怖い、そして菅井攻略に調子が落ち気味ではあれ早打ち権化の高部を外したのが正解だったとも思えます。
五回二死からの1点も大きかった、種市に勇気を与えたでしょう、一直線でなく回り込むように追いながら際で飛び込んで逸らした松原に感謝です。
流す寺地
やっとお立ち台が巡ってきた寺地は最後までマスクを被って、着々と経験値を積み上げています。
派手な活躍にマークが厳しくなるでしょうが内をあれだけ上手く捌かれると相手バッテリーとして攻めづらいでしょうし、かと言って外は今日みたいに元々が逆方向を得手とすることで解決にはならず、そこが引っ張れないことで逆ばかりの松川との大きな違いです。
もちろんぶつかる壁はあるにしてもきっと乗り越えてくれるとの期待感が、松川も負けるな、二軍で立松にマスクを譲っている場合ではありません。
堅実さは無し
勝ちはしましたが懸念の打撃陣への気掛かりはありました。
自分などは続けてやられないようとにかく堅実に点を取りにいく野球をやったでしょうが、初回に無死一二塁は三番で井口監督ならまだしも強攻はよいとして例えば三回の無死一塁で藤岡に送らせず藤岡も走者を進めるバッティングができず、後続が打って大量点にはなりましたが結果オーライ感が否めません。
里崎が誇らしげに自らの判断でのバントを語っていたのは、考えない選手たちへの警鐘にも思えます。
その三回にやや外寄りのボールを強引に引っ張ってタイムリーとしたソトもそれ以外の打席はからっきしで、この四番でエスコンで勝てるか不安すぎます。
ポロポロが続いていた守りでは逸れた送球に上手くタッチしたりバックホームで刺したりと土のグラウンドでなければ大丈夫なのか、そうあってもらいたいです。
公示
さて、佐藤が抹消されました。
低打率に喘いでいましたがちょこちょことヒットが出始めてはいてこれは意外、体調面でのものでなければいいのですが情報はありません。
どうあれ結果的に無理を押して悪化して一年以上を棒に振った高部の二の舞にならないでと願いつつ、これで当面は寺地メインでしょう。
よほどでなければマスクを被るチャンスは無いと思われますが植田も頑張れ、生き残るにはアピールが必須です。
第二の福田秀疑惑が晴れたかと思ったら抹消の石川柊に目の前が真っ暗になりましたが父親リスト入りとのこと、そう言えば奥様にとっての義実家の家族が出産立ち会いを希望しているなんてニュースがあってそろそろなのか、こちらも取って付けた言い訳でないことを願います。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
西武 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 8 | 1 |
◆4月23日(水) 千葉ロッテ−西武4回戦(ロッテ3勝1敗、18時、ZOZOマリン、23,836人)
▽勝 種市 4試合2勝1敗
▽S 益田 6試合1勝3S
▽敗 菅井 3試合2勝1敗
▽本塁打 西川1号(種市)
▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、横山、益田—佐藤
西武 菅井、黒木、羽田、山田、田村—炭谷、古賀悠