お得意の「切り替えても」が効くことも無く、雪崩に飲み込まれるかのようにリーグ優勝、CS圏内があっと言う間に消滅しました。
ここ4試合で3度の完封負けに二桁失点が2度目でトータルが1-32となればどこぞの日本シリーズのような記録的醜態で、乾いた笑いすら出てきません。
これが5年間の走馬灯、まさにそんな4試合でしたが、であれば懐かしく見守ることもできますが球団のものとされて報じられたのと歩調を合わせたかのような「若手が出てきた」との井口監督のコメントを聞けば自ら退くつもりは皆無でしょう、来季の予告編との覚悟が必要です。
小島が気遣いのできる男であれば井口ロッテは気遣いのできるチームなのか札幌ドームの最終カード、その割には閑散としていましたが花を持たせるかのような大敗は最終戦となる明日にどうなる、持ち上げて落とすKYぶりを発揮できればいいのですが美馬はともかく上沢から点を取れる気がしない哀しさです。
その美馬の二桁勝利がかかっていますしオリックス、ソフトバンクの優勝争いが続いてそうでなくても若手抜擢なんて発想にはなりそうもありません。
それどころか明日は札幌ドーム最終戦ですからレアードと岡のスタメンがあったりして、ビジターなのに打席で応援歌が流れたら共犯と見なします。
不動のオーダー
3試合で1点しか取れていないのですからさすがにいじるかと思えば何も変わらずに僅か4安打、そのうち3本が途中出場の選手によるものという体たらくです。
層が薄いと言いたいのかもしれませんがそれをそのままにしてきたのは自らの采配、起用なのですから、言い訳の余地はありません。
序盤の大量失点でただ打つしかなくなったにせよまともに捉えることもできず、久々の和田のクリーンヒットが唯一と言っていい心の支えです。
さすがにもう角中の守りは無理と分かったのか早めに引っ込めましたがしかし代打攻勢はあれだけの得点差でも最後の一回りでしかなく、浦和軟禁もそうですがこの「使わないから分からない」「分からないから使えない」をいつまで続けるのか、井口以前からのロッテの悪しき伝統です。
自助あるのみ
先日の二木と同じで何も精緻ではなくても思ったところに投げれられない佐藤奨はあんなものでしょう、大卒ではあれ育成枠出身の二年目です。
今日は全体的にボールが高めでしたし打者が振りやすいところにどうぞといってしまって、そしてグランドスラムですので交代のタイミングを逸したと言いますかここのところのリリーフ陣の回転を考えれば三回まで投げさせたのも仕方がないでしょう。
廣畑のロングも然り、佐々木千のイニング跨ぎも然り、完全に試合は決まっていましたから野手陣とは違ってこちらは諦めモードでした。
佐藤奨はどうやったってストレートの数字が出るわけではないので緩急が命、そして低目にボールを集められるようそこを意識する秋、春であってもらいたく、廣畑は球質が軽いのか逆に数字は出てもさくっと持っていかれるのをどう対策するか、佐々木千は一からやり直しでしょう。
どうせまた軽めのキャンプでしかないのでしょうから、オフは無いぐらいのつもりで自ら積み上げていかなければ明日はありません。
それにしたって清宮に打たれすぎで7本目ってどうよ、バッテリーを責めるのもいいですがチームとしてキラーばかりを省みなければ同じことの繰り返しです。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 |
日本ハム | 2 | 4 | 2 | 2 | 0 | 1 | 3 | 0 | X | 14 | 16 | 0 |
◆9月27日(火) 日本ハム−千葉ロッテ24回戦(ロッテ13勝11敗、18時1分、札幌ドーム、19,267人)
▽勝 鈴木 18試合2勝1敗
▽敗 佐藤奨 11試合2勝6敗
▽本塁打 清宮18号(佐藤奨)、石井6号(廣畑)
▽バッテリー
千葉ロッテ 佐藤奨、廣畑、佐々木千—松川、柿沼
日本ハム 鈴木、上原、北浦、玉井、吉田—梅林