さあ現役ドラフト

いよいよ現役ドラフトです。
目論見どおりにいけば出場機会を得られない選手にとっての光になるはずですが、一ヶ月前に上手くいかない気がしたのと自分的な思いは変わっていません。
そこそこの選手をリストアップする球団がどれほどあるのか、積極的なところがあってもそうでないところが多ければ割を食うだけなので腹の探り合いです。
指名巡を決めるために事前に指名したい選手を指定する方式ですからそれは当日ではなく既に終わっていると思われ、そこから指名が始まって全てが終了しても移籍選手に通告が終わるまでは発表しないようなので全容が判明するのはかなり遅い時間帯になりそうな感じです。

誰になる

そうあって欲しいとの願望もあるのでしょうが、例えば高木豊やスポーツ紙などでも活発な移籍がされるかのような報道がされています。
しかしそれが国吉だったり平沢だったりすればただのバカなだけで、今季はダメダメでしたがオスナの動向が怪しい中で国吉を手放す余裕はありませんし出したければトレードでもいいわけで、宮崎キャプテンに指名した平沢となれば球団の方向性が疑われかねません。
消極的であれば申し訳ないながらも今オフの戦力外と考えていた成田、江村、福田光などが候補で、本来の趣旨でいけば東妻、中村稔、加藤、柿沼、菅野あたりではないかと、何となく吉井監督は前のめりになりそうな気がするので捕手を欲しがるところが多いと見て加藤、柿沼なんかが有力な気がします。
ちなみに2巡目に参加しても欲しい選手がいなければ棄権することもできるらしく、よって2巡目でも指名されそうな選手を揃えてそれをやれば1増2減で支配下選手登録の空きを増やすという奥の手を使うほどに補強の意欲があればいいのですがさてさて、きっと無いのでしょう。

制度が悪い

理想を追い求め続ければ始まるものも始まらないのでまず始めて問題があれば修正していく、それはありだとは思います。
しかし一定の条件で対象選手を決めるではなく球団の判断によるものとなった時点でもうダメ、過去と同じく短期間で消滅すると予想します。
今回は最初なので露骨なことをすれば批判を浴びるのが避けられずそれっぽく装うかもしれませんが、後ろ向きなところに世間の批判があっても選手会などが表立ってそれを非難はできない、とはそれをすれば該当選手が戦力外に近い存在だと認めることになるからで、そうなると修正のきっかけがありません。
それこそ移籍した選手のほぼ全てが翌オフに戦力外となれば動きも出るかもしれませんが、逆に意味が無いと廃止のベクトルとなってもおかしくないでしょう。
そして最低でも1人は「獲られなければならない」ということは12番目のチームは選択の余地が無いわけで、補強ポイントも欲しい欲しくないも関係なく決まった相手のうち誰かを「選ばざるを得ない」がハッピーなわけもなく、おそらくは翌年の保留者名簿の提出後だけに獲られすぎるところが出るのを防ぐためにしてもそれで選ばれた選手こそ不幸、一年限りの延命が約束されたようなものですからここが最大の改善ポイントと考えます。

懸念は選手会

条件設定が難しければ分母を大きくすればいいだけで、2人以上ではなく最低5人とすればそれなりの選手が出てくるでしょう。
故障などへの考慮は必要ですが翌シーズンの一軍登録を課せば、分母が増えても乱獲にはならないので10人以上でもよいかもしれません。
年俸制限も取っ払ってしかし1億以上の選手はその半額を旧所属球団が負担する、であれば思わぬ大物の移籍も出てくる可能性が高まります。
人数増に球団の反発があって当然ですがむしろ選手会こそ足枷になりそうな、現役ドラフトは出番が少ない選手を活かすことよりもそれを導入することで高給選手優遇施策ばかりを推し進めるとの批判をかわすのが目的にも思えて、さりげなくFA取得期間の短縮を決議しましたし油断がなりません。

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