どっしり構えろ

前日とは一転しての快勝は練習試合であっても気持ちのいいもので、二軍も巨人を屠って自称東西の盟主どもを粉砕です。
その二軍では5回3失点ながらも森が8勝目は甲子園遠征に帯同していなかったのが意外ですが、さすがに名古屋では投げさせてもらえるでしょう。
鳥谷もタイムリーで井口監督はしめしめとそれで誰が押し出されるのか、もう既定路線でしょうから他の選手には無駄でも足掻いてもらうしかありません。
そして安田、詰まった打球はありましたがらしい方向での3安打猛打賞は吉兆ですがどこまで維持できるのか、生真面目かつ慎重、それでいて臨機応変な性格は本来はプラスに働くはずがこと安田は度が過ぎていて、ちょっと躓くと悩みモードに入って臨機応変が裏目に出ます。
ころころ変わる打撃フォームがそうですし打球方向もそう、あまり意固地なのもあれですがもう少しどっしり構えて信念を貫く姿勢が必要に思えます。

頼むよ、兄貴

二木は4回2安打零封はここのところもたもたしていましたので本人も吉井コーチも一息つけたのではないかと、そうでないと困ります。
緩急も上手く使えてここぞのストレートがゾーンぎりぎりに決まり、加藤との相性もよさそうで後半戦ではバッテリーを組むことがあるかもしれません。
ただ四回の2四球がどうにも余計でボール先行になってもなかなか歩かせないのが持ち味のはずがあっさりと、この回はファールで粘られたりもして球数からしてへばるところでもなかったはずが、昨季は短縮シーズンで二木の終盤失速が十八番となれば、ここからの猛暑残暑が気掛かりではあります。
高卒投手路線に先鞭をつけた兄貴分の二木には岩下らを引っ張ってもらう存在であってもらいたく、スタミナ切れを起こしている場合ではありません。
二番手の中村稔の3イニングはまだ先発中継ぎの両睨みなのかロングリリーフとしての鍛錬なのか、小島が持ち直し傾向でロメロの加入もありますので後者でフローレスとの両輪でよいのではと思いますが、イヤな打球はありましたが成田とともにパーフェクトはいいアピールになったでしょう。
悩ましいのが東妻で同学年の小野と同じく「ボールの行き先なんか知らん」なのにコーナーへの意識だけはあるようで、ストレートへのこだわりが無くなったように見えるのを前向きに考えていましたがコーナーへのそれが抜けないようであればしんどい、ドラ2の4年法則にはまってしまいそうな背番号24です。

和田、暴れる

今日も和田が暴れました。
飛んだところがよかっただけのものもありましたが左腕からもヒットを打って足も使って4安打2盗塁、二軍でもエキシビションマッチでも打ちまくっているのでさすがに井口監督も無視できないはずですが、それでも代走要員に押し込めるつもりなのか、後半戦の大きなポイントの一つでしょう。
藤原にもいい刺激になると思われ、負けじと2つの盗塁に一発は和田もパワーでは負けませんが現時点での確度は藤原が上ですので長打力で差を付けたいです。
ピクッとバットが動きながらも堪えてのスイングはストレート待ちで変化球に対応できてのものだったのであれば、思い切りのよさの裏返しで狙いが外れたときに体勢が崩れて冴えない空振りをするケースがここまで少なくなかっただけに、進化への兆しであってもらいたいです。
この和田、藤原に西川、山本斗、あるいは甲子園は逃しましたが吉野の右を加えた三人が外野に揃えば10年近くは安泰ですので、まずはこの二人です。

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◆7月28日(水) 阪神−千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、18時、甲子園、さてね)
▽勝 中村稔 1試合1勝
▽敗 伊藤将 1試合1敗
▽本塁打 藤原1号(伊藤将)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、中村稔、成田、東妻—加藤、植田
阪神 伊藤将、湯浅、石井将、岩田、馬場、齋藤—原口、長坂

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