脇役にやられる

苦労しながらも有原を攻略してオスナを崩して勝てた試合、勝たなければならない試合を落として借金生活に入りました。
山川の二発も痛かったですが嶺井、野村にやられたのが想定外すぎて、代打嶺井に美味しいと思ってしまった不明を恥じるしかありません。
ここぞで打てないシーンが多かったのに対してここぞで打たれてしまった、最後までいたか分かりませんが品川祐に見えてしまうせっかくの今江で盛り上がったスタンドはこの延長戦での競り負けをどう受け止めたかイベント日の金曜日でも満員にならず、噛み合わない歯車のきしむ音がじわじわと大きくなりつつあります。

そうだね

炎上はさせられませんでしたが10安打を浴びせてKOした有原に、土を付けられなかったのがもったいなさすぎます。
犠牲フライを打てていれば楽な展開にできたものが三回、五回と併殺を食らって、藤岡などは今日も好守を見せてバットでもマルチの3出塁と頑張りはしましたがあの打席で低めのボールに手を出すなんてのが脱力すぎて、何を考えていたのか何も考えていなかったのか、哀しいかなこれがキャプテンの現状、限界でしょう。
前回に打ち込まれておそらくイヤな感じでマウンドに登ったであろう有原にいきなり藤原がヒットで出塁してしかし送らないのもそう、作戦のところが悪かったにはそうだねとしか言いようがありませんが、結果的には進塁打になったにしても自らの判断でバントをする藤岡であってもらいたかったです。

ヤバい二人

そんな打線は並びを変えつつ顔ぶれは前回対戦と同じで、不振の西川を下げたのに佐藤を五番に据えたのが失敗でした。
惜しくもない凡打を重ねて引っくり返した七回のイケイケにも乗れず、何かきっかけで上向くといった状態ではないヤバさが漂います。
西川は徹底して外を攻められて完全にバッティングを狂わされていて、明日は左腕だけどどうするんだろう、今日も勝った二軍はCAR3219で入れ替えは容易です。

凄い二人

藤原をどうするかも気になります。
今季は一度も左手に対したことが無く、しかし今日は4安打猛打賞にバントも決めてこれでスタメンを外したら非難囂々でしょう。
もちろん苦手にしているため打てないかもしれない、しかし5割打者をベンチスタートにする余裕もありません。
なかなか調子が上がらなかったポランコも待望の一発を含む4安打猛打賞で核弾頭と四番がこれほど打っても勝てないのはある意味で芸術、爆発しています。

ダサくはなかったけど

横浜をノーゲームにした雨雲は流れてこず風は吹かずも万全のマウンドで、石川柊は5回3安打2失点と微妙なピッチングでした。
ストレートもカーブも狙ったところに決まれば見事、しかし広瀬隆にしても山川にしても浮いたボールを見逃してもらえずの失点が何とも言えません。
もっとも二回の失点はハーフスイング、内角を取ってもらえなかった不運もあって、実質は5回1失点です。
それだけに67球の交代が意味不明で、何だったんだろう、しめしめだった所沢での高橋の五回降板より不可解でした。

先発させたい

石川柊よりも内容があったのは木村です。
ストレートはビシバシ決まるし粘られても揺らぐことなく、ベンチはジョーカーとして使いたいのかもしれませんが普通に先発が見たいです。
ルーキーイヤーにはそれほど悪いボールでもないのに飛ばされて球質の軽さを危惧しましたが、今や期待感は田中晴と遜色ありません。
手にしかけた2勝目が消えたのが残念ですが、ロッテないろはとして木村には学びとなったでしょう。

逃げ切れず

ビハインドのままであれば木村の続投っぽかったですが、引っくり返しての鈴木は正解とは言い切れずも間違いではないです。
どうあれもしかしたら今季初めてかもしれない一人目から140キロ台半ばが出て余裕で抑えてくれるだろうとの見込みどおりとはならず、野球は難しいです。
まあゲレーロだろうなと思った逃げ切りは高めのストレートが命取り、パワー勝負に負けたといったところでしょう。
十回に益田ではなく小野だったのが意味深でマジで守護神はおろか勝ちパターンとすら考えていないベンチかもしれず、不用意な高めを叩かれた小野よりもそっちが気になる、かと言って名球会は絶対なだけにどうやりくり算段して達成させるか吉井監督が背負わされた十字架が重すぎます。

明日への活力に！

◆4月11日（金）　千葉ロッテ−ソフトバンク4回戦（ロッテ3勝1敗、18時、ZOZOマリン、25,706人）
▽勝　オスナ　6試合1勝1S
▽S　杉山　7試合1敗1S
▽敗　小野　5試合1敗
▽本塁打　山川3号（石川柊）、4号（ゲレーロ）、ポランコ1号（有原）、野村1号（小野）

▽バッテリー
千葉ロッテ　石川柊、木村、鈴木、ゲレーロ、小野—佐藤、田村
ソフトバンク　有原、尾形、藤井、オスナ、杉山—海野、嶺井