やっと当たった

酒居が出てきたときに昨季にレアードのサヨナラアーチを思い出してもしかして、と思いつつもマーティンだからなぁ、とはごめんなさい、約1ヶ月半ぶりの2号サヨナラアーチは延長戦での1-0でのそれは2010年の里崎以来とのこと、球団史上2人目の快挙です。
打った瞬間に手応えバッチリ、一歩も動かず打球の行方を追って、高く上がりすぎたので風に流されて切れるかと心配しましたが上段に叩き込みました。
これでお目覚めといって欲しいですがそこまでの打席からして「たまたま当たった」でしかないような、ただそれでも当てにいくことなくマン振りをしたからこそと言えなくもないわけで、お立ち台でエラーについて触れなかったのも国民性か、前向きに考えたいものです。
打線としては僅かに3安打、リゲインかユンケルか、やはり元気を作り出すなんて不可能でただの前借りでしかないとは社会人時代の経験則どおりに前日の14安打のツケが出てしまった貧打はどうしたものか、中村奨の緩いゴロを捕り損ねて指を痛めた涌井をKOするもスクランブル登板の石橋に1本のヒットも打てないままにロングリリーフを許してしまい、五回の無死一塁で好調の岡、エチェバリアの前に安田で送らせない不可解もありました。
レアード以外は皆バントすると言っている、はどこに逝ったのか、そして酒居ありがとう、埋伏の毒がバレて誅殺されないよう気を付けてください。
余談ですが四回の攻撃の前に円陣を組んで檄を飛ばしていたのは河野コーチだったような、そんな動きをしているを見たのは初めてで、幻でなければ打撃コーチとして主導権を握っているのは大方の見方である福浦コーチではなく河野コーチなのか、ぞわぞわっとしています。

そりゃ頭を抱えるしかないよな

なんて捏造したりして、しかし7回4安打零封でも勝てない小島の本心はそんなところではないかと、当たらずといえども遠からずでしょう。
スリーボールまでいくケースがままありましたが四球で大きく崩れることなく、中盤からはフォロースルーで足を高く上げる岩下ばりの躍動感を見せてのナイスピッチはしかし打線の援護が無いのはいつものことで、また明日の河村に「俺に触れるな」と自虐しているかもしれません。
三回は岡の追い方が緩慢に見えたスリーベースの無死三塁を切り抜けて、六回には高部がグラブに入れながらも尻で押し出すヒットにエチェバリアのスローイングミスか佐藤都がベースに入るのが遅れたのかゲッツーを取り損ねたのにも耐えて、そんな野手のミスを尻拭いしたのに酷い仕打ちです。
本人は無意識かもしれませんが「同点の場面でマウンドを降りるのが正直一番悔しいです」って打撃陣への痛烈な皮肉になっていて、いくらかでも失点しての同点の場面ではなく零封ですから小島にはどうしようもないわけで、きっと本音がダダ漏れした本日の犠牲者様でした。

東條の新境地か

トイレに行っている間に今季初勝利が転がり込んだ東條は、これまたマーティンのエラーもあっての一死三塁のピンチを凌ぎました。
左打者が並ぶところでの東條ってどうよ、とは思いましたが左打者だらけの楽天打線ですので仕方がなく、しかし辰己の無様な空振りが新境地になるかも、とは右打者には逃げていく魔球が左打者にはまるでシュートの如く切れ込んでいく恐怖感を与えられるからです。
これまでは左打者には外にストレートを中心の組み立てで苦労していたものが、すっかりつまらないリードになって外一辺倒だった柿沼の発案なのかベンチからの指示なのか、それとも東條の悪あがきから駒なのか、投げミスると内に入ってくるイージーボールになるリスクはありますが試す価値はありそうです。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
楽天 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1X 1 3 1

◆5月18日(水) 千葉ロッテ−楽天10回戦(ロッテ5勝4敗1分、18時、ZOZOマリン、20,084人)
▽勝 東條 18試合1勝1敗
▽敗 酒居 2試合1敗
▽本塁打 マーティン2号(酒居)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、ゲレーロ、益田、東條—柿沼
楽天 涌井、石橋、安樂、宋家豪、松井裕、酒居—太田、炭谷

© 2007 オリオン村