エースはここにいる

背番号18ってことだけですけどね、それも球界として、ロッテでは古くは成田、そして伊良部、清水直が背負いましたがエースナンバーほどの重みはありません。
さておき目をつぶりたいのはこっちだよ、と突っ込みたくもなる二木の現状でした。
立ち上がりこそ見逃しで二者連続奪三振とよさげでしたがいずれもストレートは140キロ、一軍だとカットされたりするんだろうなと思ったりもして、それが二回に145キロでおっと思ったら誤測だったようで140キロちょいが精一杯が寂しすぎて満塁のピンチを何とか凌いだものの、しかし三回に大炎上です。
ストレートは130キロ台後半も出始めて面白いように捉えられる、どうしちゃったんだろう、ごり押しタイプではありませんが質の高いストレートが身上でしかしそれを簡単に弾き返されるってそれも二軍の試合で、元々が担ぎ投げの系統ですがためが無く3回7安打2四球5失点はおそらく前倒しでの降板だったのでしょう。
この状態がシーズンにずっと続けばやれトレード要員だ、現役ドラフトだ、どころではなくシンプルに肩を叩かれてしまいそう、マジでやばいです。

涙目？

大谷も悲惨でした。
1イニング目こそ150キロを超えるストレートの威力をまざまざと見せ付けてくれましたが、次のイニングで豪快に転びます。
突然ストライクが入らなくなり歩かせる、甘く入って叩かれる、ぶつける、と2発を食らって2回3安打3四死球6失点は必死に涙を堪えているようにも見えました。
ただほとんどストレートの配球はどうなんだろう、ほんの数球のスライダーやフォークかな、これも制御できていませんでしたがあそこまでストレートばかりであれば狙われるのも必然で、極端すぎて寺地の発想とも思えずベンチが何らかの意図で指示を出していたのかもしれません。
それにしたってドラフトで唯一の即戦力投手の大谷がこれはしんどい、ストレートに力があるのは分かったのでそれを活かす武器が欲しいです。

太ったなぁ

既に復帰登板を果たしている岩下が、こちらは順調な回復ぶりを見せてくれました。
ストレートはいずれも150キロ超えで難病なだけにここまで早く戻ってきてくれるとは思いもよらず、簡単に三者凡退です。
もしかしたら病気の影響かもしれませんが肉の付き方がさらにパワーアップして乗っているときのお約束、右足を高く上げるポーズも高く上がらないほどでした。
体調と相談しながらになるでしょうが小野の目処が見えてこないだけに岩下の今日は大きい、少しずつでいいので着実に積み上げていってください。

パワー！

昨日のあれが聞こえたのかな、今日のショートは勝又でした。
守備は松石より安心して見ていられてまあ高卒ルーキーは仕方ない、今日はライトでスタメンの藤田がライナーに前に出るか待って捕るかに迷って大きく弾いてしまいましたし走者としても難しい判断に憤死したりして、高校のときとは段違いのスピードに慣れるに時間がかかるのでしょう。
勝又はバットでも満塁から2点タイムリーを放って、いいアピールとなりました。
しかし得点はそれだけでそこそこヒットは出るもののあと一本が出ないのは兄貴に似ていて、試合前にポランコにあやかってカビーにポーズを取らせるも実らず、カビーは敵のマスコットでそっちに効いちゃったのであれば大失敗、今日の大敗はこの軽率な行為によるものかもしれません。
ちなみに藤田は樽を抱えるような懐が大きな構えでしかしこれまたスピードに対応できないのか初動が遅れての振り遅れが目立って、かと思えば巧みなバットコントロールを見せてどっち系なんだろう、大柄ですしあのスイングで芯を食えばかなり飛距離が出そうでその方向性に興味があります。

もったいない

DHでスタメンの石川慎はフェンス直撃のツーベースを含むマルチヒットで、こと打撃の調子はよさげです。
ただ一軍の布陣を考えればこれ以上に守れない外野手を上げる余地が無さそうな、今日なんかは下手であれば下手なりにDHではなく守らせればいいのにと思ったりもして、それとも場数を踏めば何とかなるレベルではないのか、どうあれもったいなさすぎです。
ただ一軍は今日のあの展開で愛斗を使わないのであればそういった野球をしないことにもなり、石川慎との入れ替えがあってもよいでしょう。
そして松川はやっぱり打てない、強打の捕手の触れ込みだったのになぁ、満塁のチャンスに代打寺地は三振でしたが代打を出されたのが哀しい現実です。

明日への活力に！

◆3月31日（日）　日本ハム−千葉ロッテ2回戦（1勝1敗、13時、鎌ケ谷、1,020人）
▽勝　柳川　3試合2勝
▽敗　二木　1試合1敗
▽本塁打　水谷2号（廣畑）、3号（大谷）、阪口1号（大谷）

▽バッテリー
千葉ロッテ　二木、廣畑、岩下、大谷—松川、寺地
日本ハム　達、柳川、福田俊、松浦、ザバラ—古川