心に嵐が吹き荒れる

場所によって向きも強さも変わってくるZOZOマリンですので一概に比較はできませんが、今日の二階席が一番に強く感じたお約束の風です。
それはファンも選手も慣れっこでしょうがスタートダッシュに失敗した後半戦を盛り返すに大事な地元6連戦でいきなり3タテを食らって自分なんかもそうですがロッテファンには心にも強風が、もう嵐と言ってもいい風が吹き荒れていたのではないかと思います。
一方的にやられるのもきついですが守護神が打たれて負けるのはもっときつい、それでも井口監督の「しっかりと」「切り替えて」のパワーワードが例によってとなれば益田の配置転換があるとも思えず、あるとすれば疑惑の政治屋や黒星先行の横綱のパターン以外はありえないのでしょう。
次の現地観戦は日曜日なので雨の状況によっては降らなくてもサボるかも、でも一軍で投げる森は見たい、降るならドカッと降ってください。

一つ覚え

それにしても益田が痛いところでやられすぎです。
コースも高低も分からない座席だったので帰ってきてからチェックをしてみればほぼど真ん中、打ってくださいと言わんばかりのボールでした。
それを逃さなかった今宮とそのパンチ力、そしてファールで粘って引き出したのを誉めるしかないにしても、思わず「あ~」の声と深いため息です。
打たれたのはスライダーで今日に1球だけ投げたシンカーは大きく外れて、投げないのではなく怖くて投げられない、そこを見透かされたようにも思えます。
相棒はなぜ加藤なんだろう、以前にご本人から教えていただいた捕手防御率がこんなですからデータ的に理由が見出せません。
今日に全打席出塁の松川を代える必要性は無かったですし、勝ち越しを狙っての代走も分かりますが荻野にはバントはもったいないとなれば得点圏にいってから代えればよく、そしてファーストから佐藤都を回せば済んだ話でもあります。
もちろん捕手だけのせいではありませんし例年であれば実質は防御率4点台の益田に引っ張られているのも大きいのでしょうが、それにしてもです。
松川を正捕手として育てるのであればむしろあれこれ考えなければならない終盤にこそ経験値を得られるはずで、ベンチにいるだけでも疲労はあるにせよ出場数からすればそれは理由にはならないでしょう、バウンド処理に難のある加藤だからこそシンカーをなおさら投げられないのかもしれません。

種市っ!

種市はほぼ2年ぶりの一軍マウンドは3回3失点、ほろ苦の復帰戦となりました。
その二年前にはいた佐藤都ですが柿の種コンビでバッテリーを組んだことはなかったので松川と同一線上、それでも松川だったのはフォーク、縦スラとやはり落ちるボールを武器にする種市だからではないかと、例によって雑なプレーはありましたが何度も止めて種市を救います。
ストレートは140キロ台半ばでピッチングとしては先日の鎌ケ谷と似たり寄ったり、ただ久しぶりの強風が理由でもないでしょうがコントロールがままならなかった三回はあるいはその二軍戦とは違った緊張感で握力の低下が早まったのかもしれません。
初回の失点はマーティンがジャンプのタイミングを合わせようとしたのか最後は足が揃ってしまって捕り損なった感はありましたが捕っていても周東ですから仕方なし、二回の被弾はストレートがど真ん中に、出来すぎの再スタートよりはこういった躓きがあった方がよいとでも思うことにします。
リリーフ陣では佐々木千は風にも助けられましたが2回無失点もまだ信用はしきれず、一方で唐川はいけるんじゃないか、いって欲しいです。

嗚呼、勝負弱さよ

そもそも追加点が取れていれば勝てた試合でした。
永久凍土打線にして3点も取ったのですから贅沢を望みすぎなのかもしれませんが、三回は無死一三塁、荻野が盗塁して一死二三塁で三番、四番が倒れてしまい、五回も無死満塁から犠牲フライで1点を取るのが精一杯、そうこうしているうちに六回以降はノーヒットといつものやつです。
前日とは違ってライナー性で叩き込んだマーティンはしかし同じ過ちは繰り返さない、とばかりに苦手の内を攻められれば手も足も出ません。
ソフトバンクも三塁走者が柳町だけに柳の下にとばかりの連日のスクイズを試みて失敗するなどお互い様のところはありましたが、ちなみにその柳町のスリーベースは踏ん張って投げたのではないにしても高部が肩の弱さを垣間見せて、藤原もそうですし、センターが悩み深くはあります。
頑張って材料を探せば中村奨がヒット、犠牲フライで好調期に入ってくれよと、またノーヒットながら茶谷が好守に強肩を見せてくれました。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 1 1 1 0 0 0 0 0 1 4 10 0
千葉ロッテ 2 0 0 0 1 0 0 0 0 3 6 0

◆8月11日(木) 千葉ロッテ−ソフトバンク17回戦(ソフトバンク12勝5敗、17時1分、ZOZOマリン、19,337人)
▽勝 松本 25試合5勝
▽S 藤井 36試合4勝2S
▽敗 益田 42試合2敗25S
▽本塁打 マーティン9号(レイ)、中村晃4号(種市)、今宮2号(益田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、佐々木千、オスナ、唐川、ゲレーロ、益田—松川、加藤
ソフトバンク レイ、板東、嘉弥真、松本、藤井—甲斐

© 2007 オリオン村