64 菅野剛士 外野手 31歳 年俸1500万円
【2024年成績】 E 65試合 154打数 22得点 34安打 打率.221 4二塁打 0三塁打 2本塁打 9打点 1盗塁 31四死球 17三振
ハムストリング腱切除術は昨オフの契約更改の段階で「もう今は打って、走ってができます」とアピールしていましたが、順調としていた河村が結果的にズルズルと引きずったのと同じく空元気でしかなかったのか、戦力外通告を経ての育成枠再契約で始まった今季でした。
その河村の背番号がキープされたのに対して菅野のそれはあっさりとルーキーの背中に、期限ギリギリで二桁に戻るも一軍に上がることが無かったのはあるいは既定路線だったようにも思えて、もちろん700打席に近い実績に期待するものがあったにしても計算には入れていなかったでしょう。
約束があったのか
厳しい言い方になりましたが、それほどに外野陣、DHの混雑ぶりは苦しいものでした。
オープン戦どころか練習試合でも出番は無く、教育リーグではずっとファーストで外野手として走り回るまでに体調が戻っていなかったのかもしれません。
開幕してからもしばらくはファーストで外野を守るようになっても半々ぐらいで、そして肝心のバッティングの調子が上がりませんでした。
なぜ二桁にしたのか、河村もそうでしたが状況として育成枠契約にしなければならないほどでもなく「1年以内に」の約束があったようにも思えます。
トライアウトに参加も・・・
そういったモヤモヤも打てさえすれば振り払えたのに、2割ちょいではどうにもなりません。
鎌ケ谷ではたまにらしい鋭いライナーを放ちはしましたが、それ以上に下を上手く使えていないかのような上体だけのミスショットが目立ちました。
そうでなくても同じ外野もファーストも守る山口が二軍に居てこの数字だと、本人も諦めのようなものがあったかもしれません。
当然のように戦力外通告をされてしまい、それでもトライアウトに参加して2本のヒットを打って貫禄を見せましたが、朗報は届きませんでした。
スカウト転身
【オリオン村査定】 1500万円 → 任意引退 ※10/6に戦力外通告 → 12/10に引退表明
ここ数年は戦力外通告を受け入れた選手には次の職を提示してきましたがトライアウトに参加するなどした場合は対象外で、しかし菅野は例外となりました。
アマスカウトに就任は東海大相模、明大、日立製作所の経歴を、人脈を買われたのだと思われます。
東海大相模には福田が、明大には高須、毛利、小島が、そんなドラフト候補と縁があるのか、三家スカウトは一年目に松川を釣り上げました。